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中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている問題で、武漢市は23日、市内全域の交通機関に加え、同市を出発する航空便や鉄道の運行を停止した。駅や高速道路を閉鎖し、1千万人を超える市民に実質的な移動制限をかける異例の措置だ。国際社会の懸念が深まるなかで中国政府が強い対応に乗り出した形だが、混乱はさらに広がりそうだ。・・・

新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている中国・武漢市では、市内全域の交通機関に加えて、武漢市を出発する航空便、鉄道の運行も停止。駅や高速道路を封鎖して事実上の移動禁止という異例の措置にでた。
人口1000万都市は、戒厳令のごとく封鎖されてしまった。
武漢市では幹部会議を開き、 「戦時状態に全面突入し、戦時措置を実行する。肺炎のまん延を断固抑止する」と宣言してしまうほどの異常事態。
これにより習近平政権のメンツをかけて総力戦だと宣言したわけだが、実際、感染者は1日100人単位で増えている現実がある。
国外でも感染は広がり、シンガポール、ベトナムでも感染者が出た。
一気に強行策に出たが春節前の大規模な移動はすでに始まっているため、効果は未知数。
日本でも、春節で多くの中国人が入ってきているわけですから、水際作戦がどこまで効果を発揮するかは非常に疑問だ。
東京オリンピック・パラリンピックがあるため整備された制度で、指定された医療機関は発熱や呼吸器の症状、発疹などがあり原因不明の感染症患者を受診した場合は、保健所に届け出ることになっている。これまでは重症の場合に届け出ていたが中程度の症状でも報告することになっている。それにより神奈川県で見つかった1例目の感染者も補足できた。
しかし、補足できても新型肺炎は現在感染症法というものに位置づけられていないので、感染が疑われても法律に基づいて強制的に入院させることができない。これが限界だ。
日本でも水際でなんとか抑え込むには医療機関が発見して隔離する必要があるが、それにも限界がある。
新型コロナウイルスによる肺炎の国内3例目の患者が確認された。すぐ身近まで迫っているという恐怖がある。
そうした中で、WHOの動きは2日も会議を連続してやっておきながら、緊急事態宣言を見送り。
緊急事態宣言の条件は?
1.国際的な拡大で、他国に公衆衛生の危険がある
2.国際的に協調した対応が求められる
この2条件が満たされるか2日連続で検討したが、あたらずとした。
緊急事態宣言を出さなかった理由
1.中国国外で感染例が依然として少ない。
2.最初に感染が確認された湖北省武漢市を事実上封鎖するなどの中国当局の対応がある。
3.人から人へ感染が確認されているが、実際に感染しているのは病院の関係者や家族などで、そこから先の二次感染が出ていない
などを理由に上げているが・・・?
すでに武漢市外のみならず日本や米国を含む海外へも感染が広がりつつある。
潜伏期間にもいろいろ説があり、2週間やらもう少し短いとも言われているが、もし潜伏期間が2週間だとしたらすでも相当拡散していると言える。ですから、実際に東京でも感染者が確認されているのだ。
春節でこれからいよいよ本格的な人の移動が始まるわけで、そうなると感染拡大の心配がある。
加藤厚生労働大臣はWHOの判断を待って・・・?
WHOは判断しませんでしたけど・・・
判断が出たら厚生科学審議会に諮問をして、取るべき対応を決めるとしているが、そんなのんきなことを言っている間にも日本で3例目の感染者が確認されています。
致死率は今のところ3%くらいということで、高血圧の方や何らかの疾患がある人のケースが多い。
致死率1割ほどだったSARSよりはまだ低いことから、WHOの判断の根拠になった可能性もある。
これから先、爆発的に広がる可能性もないとは言えないですし、ウイルスの変異の可能性もあり警戒を怠るわけにはいかない。
・武漢市、「戦時状態」宣言 交通機関を閉鎖 脱出図る市民で混乱 - 大紀元
https://www.epochtimes.jp/p/2020/01/50981.html
・新型肺炎、日本国内3人目の感染者…武漢から旅行で来た女性 - 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200125-OYT1T50222/
・ 感染症情報 |厚生労働省