特許の思想体系

特許の思想体系

2005.01.18
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カテゴリ: 03 発明把握
こんちくは。 前回 の続きです。

価値が生じる発明を特許出願するために。
ひとつは、 発明が現実世界に従う場合 、もうひとつは、現実世界が発明に従う場合である。
今回は、現実世界が発明に従う場合について。

2 現実世界が発明に従う場合(発明に導かれて現実世界がかわる)
3つある。

(1)他者により実現が予定されている発明

 例えば、 標準化活動 に参加するにあたって出願される発明である。現実世界(第三者)がその標準に従わなければならないからである。従って、標準化と特許との関係にひとは騒ぐのである。

 安定しているもの、これも予測しやすい。例えば、法律改正の際がチャンスである。法律というものは、法的安定性を求めるものである。法律改正の施行に先んじて、又は行政の計画の段階で、特許出願すること。新幹線が引かれることを予め知っていて土地を買い占めるかの如く。

 共願は、この例として加えなければならない。人の目に触れることの多い発明だからである。人の目に多くそしていかに触れたかが、発明の価値を測る1つの指標になるのではなかろうか。

(2)自身で実現を予定している発明
 主に、プランナーが発明者となる。
 例えば、商品化計画に沿った発明である。他者実施でなければ発明の価値がないとしても、その製品の後追いで他社実施の可能性が高まるからである。逆に言えば、自社実施がないのに、なぜ他者実施が考えられるのか、ということである。

 特許出願時にその発明に価値があるか否かの測定は困難である。特許性ある発明は、新規性があるのであるから、未だ誰も知らず、実施されていないものである。このような思想の価値が計算できるわけがない。それは未来を予測することになるからである。株価の予想、ばくちと大して変わらないことになる。
 しかし、自分の次の行動は自分にとって知られている。つまり、未来ではあるが、必ず行われることであるのならば、それは既に決まったこと、既知であるといってもよい。
 そして、他者であっても、その他者との継続的な接触により、その他者に対する情報が蓄積されると、相手の行動が予測できるようになる。こうなると、未来の予測というものは必然に近くなると考えてもよい。

(3)実現せざるを得ないが気がつきにくい発明

 例えば、エラー制御(予期しないことが起こった場合の復旧の機構)の発明である。製品化時には考えなければならないが、新機能にのみ集中してしまい、このようなことに考えが及ばないのである。従って、ここまで到達したひとは声をひそめるのである。


「今宵はここまでにいたしとうござりまする」 (流行語大賞 1988年 流行語部門・金賞) 。

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最終更新日  2005.01.18 13:24:44コメント(0) | コメントを書く
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