社会人老い易く学成り難し(投資話とその他自己啓発)

社会人老い易く学成り難し(投資話とその他自己啓発)

2012.02.05
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カテゴリ: カテゴリ未分類
士業の風当たりが冷たいこの最近ですが、以下のような事件に遭遇すると、士業者の責任というものを感じます。
引用するのは、シニアコミュニケーション(倒産)と言う会社の会計不正が見抜けなかったという事件です。

このシニアコミュニケーション、 外部調査委員会による調査報告書のご報告について で、会計不正をやらかしたことが知られています。

当然監査を行っていた監査法人がいました。なんていっていたでしょうか。

独立監査人の監査報告書 では、

当監査法人(新創監査法人)は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して、株式会社シニアコミュニケーションの平成17年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する事業年度の経営成績をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。

>平成16年3月期から平成22年3月期第3四半期までの決算修正を行う必要があり、
とあるように、 新創監査法人が「適正に表示しているものと認める」

それでは、この会計不正、見抜けないものだったのだろうか?
実は、株式投資していて、一部の人は怪しいと気づいていたようです。
例えば、 期末時点で売上の71%が未回収で残っているってすごい事態 と指摘している人もいます。
監査の監査をしてくださいとまで言われている始末。

上場会社の不正となると、世の中に公になります。
その不正を見抜けなかったとなると、当該監査法人の評判にもいい影響は与えないでしょう。
責任重大ですね。

しかし、こういう事件を見ると、公認会計士の仕事は難儀だと思います。
頑張れば頑張るほど顧客に嫌われるわけですから。
実際、 そのように発言する方
「目の前のクライアントの立場にたってみると、決算の忙しい時期に細かいところをチェックする監査法人は、嫌われ役になりがちです。経験を積んで、細かい会計のほころびに気づくようになる程、クライアントが私を敬遠していくというジレンマがありました。」

ちなみに、この調査報告書はリアルであちこちで絶賛されています。
会計不正の突っ込みどころは下ですね。

馬谷氏は、監査法人の担当公認会計士が郵便ポストに投函した残高確認状を直接的に詐取することをX氏に命じていた。 X 氏は、担当公認会計士が郵便ポストに残高確認状を投函する際これを尾行し、担当公認会計士が残高確認状を郵便ポストに投函後、その場から立ち去ったことを確認 し、郵便局の集配係が来るのを近くで待ち伏せ、集配係が来たところで、「郵便物投函後に、内容に誤謬があることに気付いたので、この場で郵便物を回収させて欲しい」旨伝え、投函された全ての残高確認状を回収していた。


18年以降やっていたそうですが。
ポストに投函するのを尾行するって普通、無理でしょ?
そもそも会計士が自ら投函するの?
普通は事務員じゃない?
更に、 投稿するポスト・投稿日時なんて沢山候補ありそうなものなんですが、よく絞り込めましたね。
更に、突っ込むと面白い事実が出てきそうな記載です。

以下、一部引用です。

不正会計処理の端緒
当社は、中学・高校の同級生であった山崎伸治氏(以下、「山崎氏」という。)、渡部正教氏(以下、「渡部氏」という。)、馬谷尚利氏(以下、「馬谷氏」という。)によって、平成 12 年 5 月 17 日に設立された。当社は、シニアマーケット専門のコンサルティング業務などを行う会社であるが、創業メンバーである前記 3 名は、会社運営全般については山崎氏、営業は渡部氏、財務は馬谷氏という役割分担をしていた。
山崎氏は、創業当時からの目標として株式上場を掲げていた。山崎氏は、創業 2年目ころから、多くの証券会社から株式上場の勧誘を受けていたが、上場時期については早ければ早いに越したことはないと考えていた。
当社が実際に上場準備を始めたのは、平成 15 年ころからであるが、上場達成については、財務責任者である馬谷氏の重要ミッションとされた。また、創業メンバーである馬谷氏自身も、上場することでシニアマーケットの先駆けとしてネームバリューや信用力を上げることができれば、会社は右肩上がりで成長できると考えていた。
当社は、平成 16 年 3 月期より、監査法人による監査を受けるようになったが、監査法人との協議を経て、売上計上基準として「進行基準」を採用することとなった。「進行基準」とは、決算期末にプロジェクト進行程度を見積り、適正なプロジェクト収益率によってプロジェクト収益の一部を当期の損益計算書に計上する売上計上基準をいう。その際、馬谷氏は、「進行基準」を、実態よりも前倒しに売上計上できるものと理解し、実際の入金さえあれば、多少の前倒しは許されるものだと曲解した。馬谷氏は、山崎氏及び渡部氏にもそのような説明をした。これに対し、山崎氏らは、「馬谷に任せておけば大丈夫」という認識のもとに、「進行基準」の内容について精査することなく、馬谷氏の説明に了解し、売上計上方針については、馬谷氏に一任することにした。
当社は、平成 16 年 6 月、HS証券と主幹事契約を締結し、上場の準備をした。当社の業務の性格上、年度初めは売上は低く、年度の後半になって売上が増加するという傾向があった。このような事情から、年度の前半は本来売上について低い数字しか出せないのが実情であった。しかし、馬谷氏には、上場のために、「会社が成長していかなくては。」という意識があったので、「進行基準」に関する誤った認識のもと、平成17年3月期の期初から実態より前倒しでの売上計上や実際はまだ売上計上すべきではない案件も売上計上の対象とした。
平成 17 年 3 月期中には、途中で契約金額が減額されたり、契約が頓挫したりして、実際に入金が見込めないものが生じてきた。本来なら、既に売上計上したものの取消処理及び業績予測の下方修正をすべきであったが、すでに平成17年3月期の中間の監査が終了していたことから、馬谷氏にとっては、後には引けない状況にな6っていた。馬谷氏は、「上場のためには数字を減額する訳にはいかない。」、「監査法人に疑われる。」、「社内の人にも疑われる。」、「社外役員を出してもらっているA社やB社に対し、すでに営業成績の報告をしているので、今更虚偽でしたとは言えない。」という意識から、不正会計処理を継続することとした。
そこで、馬谷氏は、架空の売上を計上するとともに、当時、監査法人との協議により、不良債権化(個別貸倒引当金の計上や売上の取消)する基準を決定していたので、その基準に抵触しないように正常債権を装い、不良債権化を先延ばしにする手立てを考えた。例えば、通常であれば契約後 1 年で入金されるべきところを、特殊な事情があるとして、1年半後に入金されるかのように装って案件自体の長期化を図ったりした。
そして、馬谷氏は、監査法人の監査に対応するため、発注書等を売上計上時期に合わせて作り変えるとともに、事実と異なるタイムシートや進行基準表を作成するなど、監査法人に対する会計証憑を自ら偽造した。
馬谷氏は、監査法人から営業責任者である渡部氏に対し売掛金についての話を聞きたいと言われた際には、渡部氏に対し、自身の説明するとおりに話すよう指示し、渡部氏もまた馬谷氏の指示に従って監査法人に説明するなどの対応をした。
山崎氏、渡部氏及び馬谷氏(以下、「関与取締役」という。)は、売上の前倒し計上、入金の見込みのない案件を「不稼働」と呼び、前記 3 名で構成する経営会議において、その都度、谷氏から報告を受け、会計処理方針を決定した。


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Last updated  2013.10.26 03:50:20
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Re:監査法人・公認会計士の信頼性を疑う事件(02/05)  
通りすがり さん
まだ続いてるブログらしいのでコメントしておこう。

残高確認状は会計士自らが投函する。
会計士と言っても、監査報告書にサインをする社員本人ではなく監査を行うスタッフ(当然資格者)だけど

3月末とか4月初めは郵便局に行くと残確を投函しに来る会計士がいっぱいいるんだけど、普通がなにかはしっておこうね。
一応、数年前まで大手監査法人で働いてましたから。
ちなみに、中小監査法人のほうが、偉い人までこういう雑務をやることが多いからね。
(2016.04.18 12:16:06)

Re:監査法人・公認会計士の信頼性を疑う事件(02/05)  
コメントありがとうございます。
余りに前なので、書いたことすら忘れてましたが、勉強になりました。
(2016.04.22 06:28:28)

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takahiro12 @ Re[1]:通信制大学の難しさ(02/12) >あいうえおさんへ コメントありがとう…
あいうえお@ Re:通信制大学の難しさ(02/12) こんにちは。現在18歳なのですが法政大学…
なりなり@ Re:7157 ライフネット生命保険の株は買ってはいけない その2(11/24) やはり在日韓国企業だったのですね。この…
takahiro12 @ Re:監査法人・公認会計士の信頼性を疑う事件(02/05) コメントありがとうございます。 余りに前…
通りすがり@ Re:監査法人・公認会計士の信頼性を疑う事件(02/05) まだ続いてるブログらしいのでコメントし…

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