卍HAZI卍の友達との交流場

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第二章~森、城門、国~


ここは森
大きい森
20キロも30キロもつづいている
とにかく森
その中に一人歩いてる人がいた
汗をたくさんかきながら
ただただ歩いていた。
「あち~~~~~~~。」
(一夜明けて歩き続けたはいいがまさかこんなとこに森があるとは・・くそ!)

 ~半日前~

前の日草原を歩いてきたマナはそのまままっすぐ1時間ほど歩いたら木が少しづつ増えてることに気がつき走ってみると目の前に広大な
「森」があった。
トールでは聞いたことがあったが見たことはなかった。
その大きな森に感動しながら
(もうそろそろ行かないと)
と森を突っ切ることにしたのだ。

だが

日陰だから涼しいと思っていたマナだが
なんとそこは広大な熱帯雨林!
とても蒸し暑くしかもじめじめとしていやな感じだった。
意外なこの暑さにマナはいらいらとしながら
森を進んでいた。

「くそ、トールではここを抜けたら町って言ってたのになあ・・・」
ぶつぶつと悪態をつきながら進んでいるといきなり道が広くなった。
そしてすうっと風が吹き抜けていった。
「うわぁ」
涼しいと思いながらも目と鼻の先にある不思議な光景を見ていた。
そこには壁があった
「・・・・・・・・・」
一時の空間があいた。
「・・・な・なにこれ?!」
正直な感想が出た
こんなものははじめて見るのでマナは戸惑っていた。
しかも聞いたこともないので不安になってきていた。
「・・・まさかこの中?」
と考え、周りを回ってみることにした。
「・・・・・」
無言で進んでいった。
すると5分もしないうちに新しい光景が見えてきた。
「ここだ!」
そこには城門があった。
番兵が二人、両端に立っていた。
「む、何者だ?」
「うわ!」
いきなり話しかけられたのでびくっ!と体がはねた。
「貴様は何者だ?」
「お、俺?」
「おまえしかいない」
「お、俺は・・・た、旅人です!」
「ということは入国したいのか?」
「は?はあ」
入国?ってことは・・・


ここは・・・「国」か!!

またまた初めてのことを聞くので感動していた。
「はい!入国します!」
そう答えた。
「何日間だ?」
「えっとぉ・・・」
そんなことは微塵も考えてなかったマナはとっさに答えた。
「3日・・・3日です!」
「それではここから先の説明は入国志願所で。」
そう言ったとたん大きい城門がすごい音を立てて開きだした。
その間からは大きな建物や広場があった。
ここが・・・初めて来た「国」だ・・!
そう思いながら「初めての国」へ歩んで行った。


第二章 ~完~

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