オランダ ネーデルラントより

オランダ ネーデルラントより

高校の怖い話1-1


高校で実際にあったコワ~イ体験談。

懐かしくも怖い思い出の母校の
古い、古い校舎の話。
今は無き母校の校舎の
ノスタルジックとホラーが入り混じった
メモリー

放課後、誰もいない校舎で

右手を、チラリと肩越しでみる
真っ白い長い服と、
白くて長い足が
すっーと後ろを動いていく

一人、二人、
また一人、もう一人
すっーと後ろを、音もなく動いていく

手が動かない
足も動かない
金縛りにあり、
全身が凍りついた

勇気を出して、パッと後ろを振り向いた
そこには。。。。。。

しかし、そこには誰もいなかった
「家に帰ろう」
慌てて、カバンに教科書やノートをつめる

やはり、肩越しからチラリとみると
また一人、もう一人
すっーと後ろを、音もなく動いていく
顔はみえない
長くて、しろい服のスソと
細長い手足だけ

「絶対、おかしい」
Iさんにいった。
「うん」
こともなげにうなずくIさん。
慌てて、Iさんを校舎からひっぱりだした。

「実はね、こういう日はあそこにいろいろでてくるの。
そう、あなたにも見えたのね」
Iさんは、いつものことだとあっさり。
「でも、なんなんだろうね。
たくさん、何人も何人も。
あれは、何か絶対あるよ」
「ん~。それはよくわからない」

翌日、社会科のK先生に昨日の体験を話した。
K先生は、趣味で地域の歴史を調べて詳しい。
「何をバカなことを!
疲れているんじゃないか?」
「本当です。だって、同時に二人が目撃しているんでよ!」
「絶対何かあると思いますよ」

「わかった、わかった。じゃ、調べといてやるから」

しばらくして、その話を忘れかけたとき、
K先生が、真っ青な顔をして教えてくれた。
「この高校は、戦争中、野戦病院として使われてな。
大阪大空襲のときは、たくさんけが人が運ばれてきたらしい。
薬も医療器具も十分ではなく、
なすすべおなく、たくさんの人が亡くなったそうだ。
ちょうど、遺体をこの廊下にならべていたそうだ」

「やっぱり」

それからも、ときどき
雨がシトシト、シトシトとふると、
廊下の踊り場で
白い人々にすれ違った

あの人たちは、あそこでさまよっているのだろうか

(終)









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