オランダ ネーデルラントより

オランダ ネーデルラントより

引っ越した家の話



前の家より、もっと広い大きな家。
その家に入ったとき、
オヤジがふと小声でいった。
「誰かがいる・・・」

でも、フッと子供達をみて、
「気にするな、なんでもない」
でも、今考えると、オヤジは正しかった。
その日から、我が家におかしなことが続いておこった。

オヤジの交通事故。
オフクロが突然倒れて、頭にケガ。
兄弟達が、突然の高熱を出して倒れる。
そして、筆者。
2度の交通事故。
どちらも、第3者からみて、即死かと思われたのに、
かすり傷か、少し縫うだけにおわる。

家の中に入ると、誰かが歩き回る音がする。
そして、家の天井からは、
「ピシッ、ビシッ」
とラップ音の音がする。

ある日、悪夢をみた。
家に誰かが、住み着いている話しだった。
恐かった。

「ぎゃ~~~!!!」
恐ろしさのあまり、叫んだのは兄弟達だった。
ナント、兄弟達も、全く同じ夢を見ていたのだった。

ある日、テストの前徹夜をし、うたたねをしてしまった。
すると、誰かがモウレツに足をひっぱる。
兄弟の冗談ではない。
これはニンゲンの力ではなかった。
カラダが半分以上ひっぱられた。
全身がバキバキと、雑巾で絞られるような感じ。
骨が折れたかと思うほど、痛かった。
とっさにオヤジから教えてもらった、魔よけの呪文をとなえた。
すると、すっと消えた。

「この家は絶対におかしい」
黙って聞いていたオヤジも口を、重くひらいた。
「ウン。わしもそう思う」
兄弟達も、さすがに何かを感じるようになった。
一人オフクロだけが、
「そう?
あんたたち、つかれているんじゃないの?」
と全く気にしない。

オフクロは、ホントに何も感じないようだ。
ラップ音が、あれほど鳴っているのに。
何も聞こえないらしい。

次の日、オフクロが真っ青になって話しを切り出した。
「それがね。近くのお寺できいてきたの。
この家のね。前の所有者のおじいさん。
ちょうど、ここで亡くなったんだって」

その場所は、筆者が足を引っ張られた和室であった。
やっぱり。

「きっと、そのおじいさん。
自分がなくなったことに、まだ気づいていないんだな」
とオヤジ。

後日、御祓いをして、御札をはってもらった。
それ以来、何も出なくなった。

で、その時、不思議に思ったのはオヤジのこと。

オヤジの不思議な話しは別トピで。

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