りぃちゃん&ちぃちゃんの部屋

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細気管支炎


・「細気管支炎(さいきかんしえん)」という、冬に流行る病気があります。
・主にRSウイルスが、気管支の末梢(最後の部分)である「細気管支」まで 侵入し、そこの粘膜に炎症をおこす病気です。
・症状は、初めは鼻水や熱などの「かぜ」症状から始まります・
・数日すると、せきが激しくなったり、ゼーゼー、ヒューヒューと音がして、呼 吸が苦しそうになります。顔色も悪くなり、不機嫌で、食欲も落ちます。
・小さい赤ちゃんでは、母乳やミルクも飲めなくなり、脱水状態となります。 さらに症状が進むと、呼吸困難となります。ここまで症状が悪化しそうな 場合は、入院して酸素吸入や点滴治療が必要です。
・特に6ヶ月未満のお子さんが罹ると要注意です。
・1週間程度の経過で治ります。その後は、普通の生活ができます。

【RSウイルス】
・RSウイルス(Respiratory Syncytial Virus: RSV)は、乳幼児に重篤な細 気管支炎、肺炎、中耳炎などを引き起こす代表的な呼吸器疾患ウイルス で、特に、冬季に高頻度に検出されます。
・また、未熟児に感染すると一時的な呼吸停止を起こすことがあり、突然死 の原因とも考えられています。
・一生の間、何度も感染し、高齢者や大人では鼻炎として発症しますが、抵 抗力の低下した高齢者では、重症化する場合もあります。
・生後1歳くらいまでの間に、最初に感染すると「細気管支炎」というゼーゼ ー、ヒューヒューする呼吸器感染症の症状を起こすことが多い、ウイルス です。
・RSウイルスの迅速診断が可能となっています。

【細気管支 】
・ヒトは「肺」で呼吸をします。肺は「気管支」と「肺胞」からなりたちます。
・口や鼻から入った空気(酸素)は、気管支から肺の中に入ります。
・気管支は、最初の右と左の肺に枝分かれをしてから、十数回も枝分かれ し、だんだん細くなりながら「肺胞」に達します。
・「肺胞」は小さな泡のような組織で、酸素を血液中に送り込み、かわりに不 要の二酸化炭素(炭酸ガス)を血液中から取り出す役割をしています。こ れが「呼吸」のおおもとです。
・この肺胞に近い気管支を「細気管支」といいます。
・元々細い細気管支が、炎症が起こると更に細くなり、空気(酸素)の通りが 悪くなって、「呼吸困難」の原因となります。


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