
バスから降りると、凍りつくような寒さで、セーター1枚の僕は、一人我慢大会。人生に何度かあるだろう「死の予感」を本当に感じた。ほんまにビックリするぐらい寒かってんから!
天安門広場と僕。
北京のだだっ広い町を、韓国人兄弟と宿を求めてさまよった。
中国では特別なことがあって、外国人が泊まれる宿は、政府が認可した所のみという事だった。時間も時間だし、そんなこんなだし、なかなか僕らを受け入れてくれる宿は無く、1時間は歩いたりした。
途中、住所不定っぽいおっちゃんに声をかけられたりしながら、やっとたどり着いたのが、1泊1000円ぐらいのホテル。想像以上に設備が整っていてよかった。
疲れ果てた僕らは、中国に着いたという余韻に浸るまもなく、眠った。次の朝、もちろん!というように、もっと安い宿を探すことになった。
朝が来た。昼間はまだあったかかった。(それでも寒いけど)
韓国人兄弟と宿を探すべく街に出た。
北京の町は、「そんなに国土面積にあわさんでええやろ!」というくらい、道も広く、建物もバカでかい。「三つ目の角をまがって・・・」などと言われたら、2、30分は平気で歩く羽目になる。僕が持っていたガイドブックに載っているのより安い宿を、彼らは調べてきていて、そこに向かった。
すぐに見つかった。1泊、450円!やすっ!
即決だったが、その宿には裏があった。。。。
経営者は、韓国と中国のハーフのおばちゃんで、その宿も、外国人は泊まってはいけない宿だった。公安のやつらがくると、おばちゃんは賄賂を渡し、僕らも一番端っこの部屋で隠れた。泊まりにくるのは、99%が韓国人。(あかんやん!)二階建てで、1階は料理屋。料理屋を抜けて、中庭の階段を登るとドミトリーの部屋がいくつもならんでる。1部屋にベッドは4つ。おばちゃんはいい人だった。
その宿。天安門のすぐ近くで便利だし最高!
僕はこの宿で約2週間を過ごしてしまうことになる。それぐらい居心地がよく、おばちゃんも、従業員もアットホームだ。(友達かい!とツッコんでしまうくらい)
その宿での1日目。
無一文なので、ATMで金をおろして、天安門広場でも行ったろカイ!と余裕なぼくは、早速、「ヤッテモウタ!」をしでかすのである。
その11につづく。。。