ルナ・ワールド

ルナ・ワールド

筋金入り独身者



昨日もそういうことをチラッと考えてはいたんだけど、
私はどっかで筋金入りの独身者であるところがある。

今、付き合ってる人がいることに(もう10ヶ月経とうとしてるのに)
まだ慣れてない自分がいる。

どうしてもかっこいい人を見かけてチラチラ見ちゃうし
(相手が気づくぐらいに。やばいって!!笑。)
そんなときに、
「あれ?どうしてここで話しかけて「お友達」になっちゃいけなかったんだっけ?」
と考えてしまってる自分がいる。

そして、人んとこにお呼ばれして行くときに
「Aさんも来るの?」
と当然のように聞かれるのがまだ不思議だったりする。

一人でどっかに行くと、
「Aは?」
と聞かれたり・・・。

私はいつでも一対一で人と付き合うのだと思ってるところがある。
もちろんこれは日本的な癖も多少あるのだと思うけど。

やっぱりアメリカはカップル単位で物事考える人が多いわ。

私はその枠組みに入ることがない、
とどっかで思ってたふしがあったから
突然それに組み込まれて不思議な感じ。

この関係もいつ崩壊してしまうとも限らないし、
そうなってしまったら
想像つかないぐらい悲しいとは思うけれど、
それは(別れ方によりけりだけど)
「恋人を失った。悔しい。次を探さなきゃ」よりも

「なぜ分かり合えなかったのか」とか
「寄りかかれる人を失った」とか
「よき理解者を失った」とか
「良い友人を失った」とか
感じるのだと思う。

要はコミュニケーションし切れなかった部分を悲しむのだと思う。
まあ、ある程度以上の関係になればほとんどがそう感じるのだろうけど。

私は人と恋愛関係になるのは
「とっても時間も労力も使う大変なもの」
と言う認識があって、
だからよっぽどの理由がなきゃ、そこまでする気になれなかった。
だから「いいな」と思う人がいても
なかなか実行に移せなかったり、
押さなきゃならないところでためらっちゃったり・・・。
だって、面倒なことなら
よほど見込みのある人とでなければ
そこまで入れ込みたくない。

で、人生において優先させてたものが
誰かと「恋愛関係」を結ぶことではなく
「友人関係」と「お仕事」だったために
一生独身かも・・・、と言う覚悟が結構できていた。
友達にもずーっと独身で通してた人たちもいっぱいいたし・・・。

でも、そんな私もカップルの片割れになってしまった。

カップル王国のアメリカではなかなか不思議なことだ。
日本ではカップルでも
親しい友人同士でもない限り
あまり一緒に行動しないことが多いよね?

だからあまりそういう認識も変えなくてもいいかもしれないような気がする。
でもここではカップルになると、
「カップルの片割れ」という枠組みに組み込まれるような感じがして
ちょっと不思議。
まだまだ慣れてない。

(2004/09/23 アップ)


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