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ルナ・ワールド
「モダン・ガール論」
簡単に言えば、20世紀の女性史。
もちょっと詳しい内容を書くと
最初、実は今では「平凡」(=つまんない)の代名詞となっている
「主婦」、「OL」という名称が実は若い女性の憧れの的だったことから始まり、
どうしてそうだったのか、
当時の現実とのギャップの大きさから
日本における女性の立場の変遷、
女性の夢・目標・自意識の変化を時代を追って見たもの。
解説者は、ひとつだけ問題があるとすれば、
女性がみんな元気が良かったように見えかねないところ、
と書いてるけど、
普段は「時代の波にもまれて、もみくちゃになったかわいそうな女性たち」
という観点からしか女性史って語られない部分が多いような気がするので
こういう観点からの女性史は嬉しい!!と思う。
元気が出てくるし、触発されるわ。
私が今まで読んだ斎藤美奈子の本の中では一番歴史的な資料にあふれてる本。
私は、歴史の本って自分の現在の生活とどう関連してるのかがわからないと興味が持てない、というとっても自分の今・現在中心のものの見方をする人。(双子座さんには多いらしいですけど~。笑)
だから、この本の現在の女性の立場を理解するための過去の歴史的探求、
という趣旨は良かった。
そして未来への提言につながっているところもね。
あとがきは、著者自信の補足って感じだったので嬉しかった。
解説は、著者の背景を知る上では、とても良かったけど、
個人的には・・・
ちょっと口調がなぁ、気に入らなかったぞぉ~。
私は、斎藤美奈子の本は語り口が小気味良くて
しかも問題の捉え方・見方が面白い、
という二点が一番好きなのだけど、
今回はそれに加えて
歴史的資料も満載で
かなり納得。
考え方だけでなく、
歴史的資料の解釈の仕方、
読み解き方、
議論の立て方、
って点でとても参考になった。
読み応えがあって良かったわぁ~。
それと、扱ってるものが
どうしても様々な社会活動に関する評価をも含んできちゃうのね。
それを読んでて考えさせられる点もいっぱいあった。
自分の社会参加のレベルで。
自分の成し遂げたいことをするには
どう売り込めばいいのか、みたいな。
う~~ん、難しい。
これは一緒に考えてくれる人、募集中。
(2004年10月3日読了)
付録 (2004年11月7日付けたし)
「ちょっとくらい反動的な環境のほうが、人はかえってものを考えるようになるのである。」(38)
「むかしは家事も育児もしなかったであろう大臣夫人や大佐夫人が「質実剛健な主婦の顔」で登場してくるところに新時代の主婦の新しさがあった。名流夫人であろうと貧乏夫人であろうと、女の価値はただひとつ。あなたも私も良妻賢母。家事も育児も手抜きせずにやっている!これほど「民主的」で「平等」な話があるだろうか。」
「断髪洋装のモダンガールと『女工哀史』が、まったく同時代の話だなんて、いわれなければ気がつかないところである。・・・タテマエ上、「女は家にいろ」とかいいながら、なんのことはない、日本の経済はうら若い娘たちの力でなりたっていたわけだ。」(88)
「女工の三割は結核、脚気、胃腸病などの病気になったとさえいわれるほどで、労働というより虐待、労働者というより奴隷に近い。」(88)
「ある製糸女工・・・が報告する女工生活は、悲惨ながらもエネルギッシュ」(91-92)
「雇い主一家と同じ屋根の下で暮らす女中は、またとないセクハラ&レイプの対象でもあった。」「女中はみんな「田舎者」だった。だからこそ、たとえばこの家の大学生の息子も、彼女を平気でバカにできたのである。・・・ドクソガキにまで呼び捨てにされ、足げにされ、用事をいいつけられるのが女中という「身分」」(95, 96-97)
「女工も女中も、登場まもないころは、こんなじゃなかった。一八七二(明治五)年に官営の富岡製糸場できた当時、旧士族の娘たちから選ばれた女工は「工女さま」と尊敬される最先端のキャリアウーマンだったのだし、女中のなかにも、裕福な家庭に寄宿して家事雑用の手伝いをしながら勉学に励む「学婢」と呼ばれる女書生が少なからずいた。女工も女中も志の高い近代ならではの生き方のひとつだったのだ。それが明治末期、女学生や職業婦人が台頭するのと反比例するかのように没落し、気がつけば、貧しい家に生まれた娘たちの吹きだまりと化していた。」(105-106)
「驚くのは、女工になるのが夢だった、工場のごはんはおいしかった、故郷の生活のほうが辛かったと語る人が意外に少なくないことである。職場を転々として帰郷を遅らせた人のなかには、それほど農村が嫌だったということもあるようだ。」(141)
「良妻賢母思想は「女性の生き方」の指針を明らかにした。それまでの婦女改良雑誌が掲げていた「婦徳」「女徳」「女権」「女学」といった抽象的なスローガンにくらべると、良妻賢母、めちゃくちゃ具体的でわかりやすい。」(154)
「なぜ私たちは、ときに「ケッ」と思いながらも女性誌を読むのか。なぜしちめんどくさい論壇誌を読まないのか。楽しい気分に浸りたいからに決まっている。
・・・せめて雑誌を読むときくらい、だれしも現実を忘れたい。日々の生活が貧しければ貧しいほど、「ブルジョア趣味」や「麻痺剤」を求めたくなるのが自然なのだ。
・・・四六時中、闘ってなんかいられない。雑誌を読むときくらい、息ぬきさせろっての、が本音でなくてなんだろう。」(171)
「女学校教育や職場の性差別に不平をもらす「ぜいたく」で「生意気」で「ワガママ」な女の子たち」(184)
「女性の問題は顕在化していたけれど、それを真剣に討議するには、時期が早すぎたのかもしれない。明日の婦人参政権より今日の米。当時はそれがみんなの現実だったのである。(192:「大正のアグネス論争=母性保護論争」より。)
「おなじような雰囲気がしばらくつづくと、しかし、人はだんだん飽きてくる。・・・こんなときに何か刺激的で楽しいことがおきてくれないかしら・・・それが・・・戦争」(193-194)
「あらゆる女性の不満を、戦争はみごとに忘れさせてくれたのだ。」(199)
「戦争には「階級差別」と「性差別」という平時における二つの差別を忘れさせる効用がある。国民皆働のかけ声と物資不足からくる耐久生活は「国民みな平等」の錯覚をおこさせる。さらに「男は戦争/女は労働」の戦時政策は、「女性の社会進出→婦人解放」の幻想をいだかせる。
戦争=銃後の暮らしは女性に「出世」を疑似体験させるのだ。」(216)
「インテリ女性は、そのときどきの「新体制」にいち早く反応し、いつも張りきっちゃうのだ。
・・・モダンガールは後ろ向きな姿勢や保守的な態度を嫌う。だからこそ、戦争に向かって進んでいく時代には、軍国婦人になりやすいのである。」(217-218)
「ものの本には、よくこんなことが書いてある。戦後、女性の高学歴化と職場進出がすすんだ。この二つは女性の地位向上に大きな役割を果たした、とかなんとか。
・・・しかし、女性にとっての高学歴化(学校)と職場進出(会社)がなんだったのかはよーく考えてみる必要がある。・・・女の人にとっての学校や会社は、「婿さがしの場」として機能した(だけ)なんじゃないのかと。」(243)
「学校も会社も集団見合い=合コンの場だったのよ。」(244)
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