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月野 かぐや

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2007年02月13日
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その中で、いかにも避けたい映画があったりする。

「それでもボクはやってない」

日本の裁判制度の問題点を指摘するものだそうだ。

ふ~~ん・・・。

で、どういうふうに問題点を浮かび上がらせるのかと言うと・・・。

痴漢の犯人に間違われたあるフリーターの「現行犯逮捕」されてからの物語を追うことで、だそうだ。

ふ~~~ん・・・・。


で、痴漢された中学生の女の子のほうの話は?


けれど、重視されないのだろうな、と思う。

この監督は、そういえば、しがない中年男の浮気願望をファンタジー化した映画を作って、すごく評価された人だったなぁ。


そういえば、欧米の映画界は
ちょー女嫌い要素の濃かった「誰も知らない」も
少女・処女に対する、すごくねじれた偏愛を表現した「弓」と「サマリア」も
高く評価した。

「誰も知らない」、「弓」、「サマリア」の3本共に共通して言えることだけれど
いまや大声で言えないような男のロマンやプライドを取戻す(=女性を従来のように再度抑圧しようとする)テーマが根底に流れたりするのよね。

なんで欧米の映画界は
そういう映画を作る東アジアの監督達をそんなに高く評価するんでしょう。

なんか、自分達の中の<失われた>何かを


よくわからないけど・・・。


「それでもボクはやってない」。
題材にするんだったら、別の犯罪でも良かったんじゃない?
万引きとか。
いっそのことレイプとか。


裁判制度を問題にするんなら、
題材はそこら中に転がってるのに。

女性に対する暴力の取り締まりはまだまだですよ。
それでも、女性に対する暴力自体が慣習化していたから
今度はそれが取り締まられるようになると、すぐ
「やりすぎなんじゃないか」って・・・。

この映画は、その「やりすぎなんじゃない?」って声を助長するように思う。

たかが痴漢なのに、って意識を人にまた植えつけると思う。

こういう映画を作りたいなら、
痴漢は許さない行為、って常識が浸透してからにしてほしいです、本当。

「それでもボクはやってない」をごらんになった方がありましたら、
ぜひご感想を聞きたいです。

よろしくお願いします。


ぷちっ。







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最終更新日  2012年04月07日 17時24分11秒 コメント(14) | コメントを書く


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