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May 12, 2007
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カテゴリ: アメリカ、徒然草



考えてみれば、東南アジアで習い使われているのはイギリス英語。もちろん、イギリス領だったことが影響している。マレーシアや、そこから独立したシンガポールだって、もちろん元イギリス領。香港だって、イギリスの領土だったわけだし、タイだって王室外交があるから、イギリスとは近い間柄。

ところで英語では、日本語のような「丁寧語」「謙遜語」なんてものはない。でも、フレーズの最後に「メーム(Ma'm=Madam マダムの略)」とか「サー(Sir)」をつけることで、丁寧な意味にする。

これは、英語圏なら広く使われている言葉。ただざっとイギリスと比較して、アメリカでは比較的限られた使用頻度だと思う。なんたって、イギリスは身分上下が歴然としていた社会。アメリカは、みんなが移民の国家。そのせいか、東南アジア系の人の初歩英語には、必ずついている言葉。

これを、タイ語で考えてみる。実は、タイ人同士での会話の中に「ピー」という言葉がいっぱいはいっている。これはなんとなく、大阪芸人同士が「義兄さん」「義姉さん」と呼び合うのと、同じようなモノだと思う。親しき仲での、軽い尊敬を表す敬称だ。だからタイ人は、それを英語にそのまま訳して「サー」ということが多い。

マレー語はよくわからないけれど、いわゆる華僑中国人たちの生活は知っている。彼らも、「おじさん」「おばさん」と呼び合っている。それも、親しい間柄だからこそ。尊敬の念と丁寧な態度で、相手に対してこう呼称する。そして、彼らもそれを英語に訳して、「サー」と言ったりするわけだ。

つまり東南アジアの人々は、その生活言語からして、基本的にそんな態度が出来上がっているだけ。別に、「相手が白人だから、尊敬の念を持ってサーと呼ぶ」わけでは決してない・・・と私は思っている。言い慣れているから、すぐ口にする。

一方、日本語はそんな言葉はない。日本人同士が、そうやって呼び合わないからだ。なんたって、日本人は「みんな中流意識」を持っている。そりゃ、目上の人にはそれなりの態度は必要だけれど、語尾に付け足すような簡単な言葉はない。

そのせいか、日本人のしゃべる英語には、「サー」がつかないことが一般的。そんな英語は、習っていないからだ。多少の人種コンプレックスがある人を除けば、日本人は「欧米諸国とは対等」だと思っていることもある。だから、それが 外交に現れている

まぁ、こんな一言でも、国の歴史や文化が垣間見れたりするんだよね・・・
ふと、そんなことを考えて、可笑しくなってしまった今日の私。


















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Last updated  May 12, 2007 09:19:29 PM コメントを書く
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