大人時間


ちょうど田中実さんがゲストに出ていた「大人時間」を録画♪
一生懸命文字に起こしました。
録画したのを止めては文字にし、また再生ボタンを押してってな具合に。
いっそのこと音に落とした方が楽だったかも
(だってついお顔をみちゃうんだもの~)
かなり時間がかかったわ~でも、結構満足したわ~♪
泉谷さんとKONTAさんの絶妙の掛け合い?も面白かったです。


【大人には子供に戻れる時間がある】

K:  今日のゲストなんですけど田中実さんです。
泉: 田中実なぁ。田中っていう奴は大体苗字から行くとあれだなとさわやかな奴が多いよな。好感度とかさ。元々はな本当は俺もさわやかなんだ。
K: 作らないですもん。
泉: 作れない。
K: はぁ、作れない。

(ナレーション)
今回登場する大人は田中実さん。永遠の好青年といったイメージの田中さんですが、どんな大人時間を過ごしているのでしょうか。

♪鍋鍋底抜け、底が抜けたらかえりましょ♪の音楽が流れる。
テーブルの上に鍋。向かって左からKONTAさん、泉谷さん、実さん。
実: いやいや、何で僕こんな(赤いエプロンの事)。

泉: 何で鍋 これは何か。
実: 最近嵌っているものそれはですね、この『味覇(ウェイパー)』っていうんですけど…(手に持って紹介)
K: 中華スープの素ですよね。
実: ガラスープの素だけれども、このウェイパーっていうのが、何しろこれが美味いんですよ。これ一つで炒め物からチャーハンから何でも出来ちゃうんですけれども。僕が一番凝っているのはこれを使った鍋、いけるんですよ。これ普通のスーパーで多分売ってると。
泉: これ鍋の中に入れるんですか。ちょっといいですか
泉: (缶の上ブタを取って中ブタがあいてないのを)あいてないじゃないか
実: 基本的にはだから昆布ダシを取ってあとはウェイパーだけ
泉: これただの燃料かと思ったら違うんだよね。固形燃料みたいだな違うんだな
実: これ凄い美味い。これを入れて鍋を作るんですけれども。
泉: これ入れるんですか。

【鶏が命】

K: 鶏が命
泉: えー?鶏が命?
実: 僕はね、何しろ鶏肉がものすごく好きなんですよ。
泉: そう、何で?
実: 何でかと言うとまぁあの自分の親父が焼き鳥屋やっていたのであるんでしょうけれども、小さい頃から食べなれていたというのも有って、好きというよりも癖みたいに。
泉: どこが好き?
実: 皮とかが好き。
泉: そうかそうなんだよな、皮だよな。
実: 焼き鳥屋でも先ず皮を。
K: 皮美味いですよね。まず皮ですよね。
実: たれですか?
K: 皮は塩だな。
実: 塩ですか。僕はたれが好き。
K: 俺は塩。
泉: そういうことで今もめていると時間がなくなっちゃう。
実: これ鶏肉を、鶏肉のミンチを使った鍋、これから入れます。これあっという間に出来るんですよ。
泉: これやりかたまで全部自分でやるの。鍋奉行?仕切るタイプ? 
実: 人の鍋にはこだわらる事はない。自分で作ったら一応こだわる。 あっと今に出来る ひき肉にしょうがとネギ入れて。
泉: おれ悪いけど鍋奉行嫌いなんだよな。
泉: へぇ~料理もやって。大体スタジオであのよく料理番組とかやってるじゃないかよ。 よくこんな埃っぽいところで料理作ってんなと思うんだよな。美味い美味いなんか馬鹿言ってんだ。逆光で見てみろ。埃でこんなんになっているんだよ。タラッタータッタター(キューピー3分クッキングの歌)なんて音かけてよ。これを先入れるのね といいがら夢中になっている僕。
(おたまのウェイパーをスプーンで溶いている実さんを見て)こういうことはやる事がちゃんとしているねーこの男は。
K: グルタミン酸とイノシン酸。
泉: なんでこんな細かいことちゃんとするの?
実: 以外に雑ですよ。これ味見ないと(味見する)
泉: これ味ついているの、どうよどうよそれちょちょちょっとどんな物か飲まして 俺こう見えても、悪いけどね。
実: 鍋奉行なんですか?
泉: こう見えても猫舌なんだよー。
K: そうきたか
泉: (味見て)あっ、これは美味いかも知れない。
実: 美味いでしょ。基本的にはね…あのタンメンを想像して下さい。
泉: そうそう。
泉: これは確かにプロの味っていうの?そうそうプロの味。
実: なにもせずとも。
泉: 何かねあのほら、俺らが作るとなんか抜けているじゃん。
実: これは普通のダシだけどうまいんですよ。
泉: 何かどんどん番組の趣旨と違う方向に行ってるよ。料理番組のよう あ、そう? どうもウソくさく見えちゃうだよな。そんな奴いるのかとかさ。本物なの?
実: そう言う面もあるということですか。そういうめんもある。
K: じゃあ何か作ってあげて、女の子を物にするとか、そういう…
泉: 男の欲望はさ、あの…なるべく出ないような努力しているんじゃない?俺らなんか違うな。ねーちゃんやっちゃおう的な発想はないんじゃない?
実: その彼女の家に行ってですか?
泉: どうなのよ、そこらへん。
実: いやーそうですね、まあダメですね。
K: いつ頃から料理は?
実: その一人くらししているとき だから友達が飲みに来るというと、1品か2品何か本見て電子レンジで作れる何とか…みたりしながら。
泉: なんか、友達が行きがいのあるような部屋だね。この人の場合は。
実: 埃まみれですけれどね。
泉: そうかあいつのところ行けば何とかならぁみたいなー早く知り合っておきゃよかったな俺もな、そういう意味じゃなあ。
K: いやーでもね泉谷さん、21世紀はね、料理よ男は。
実: 面白いですよね。
K: 飯を作れないおとこはもてない。 
泉: もてない?冗談じゃない。こんなの似合う男になりたくないよ俺。うんちくをたれるのか。これはこうで…
実: いや、覚えたてですから。もちろんかみさんの方が美味いし。(鍋の蓋をあける)
泉: 全くホローするところはホローするね。おい。
実: ちょっと待ってください。
鍋の蓋をあけ飲んでみる

実: (鍋をチェックして)あーいいんじゃないですか。
泉: 本当だろうね。やってみやってみ本当かい。おい、スープだけとりあえずな。俺、こう見えてもね…フー…猫舌なんだよ。
K: また言ってら。
泉: (鍋を食べて)あちっ!けど美味い!
K: あっ、美味い!
実: これいけるでしょ。
泉: あっ。確かに。ちょちょちょ(とウェイパーを見る)
実: はははは…買う気になりましたか?
泉: 買うこれ凄い!
実: これ凄いんですよ。これだけですもん。これ美味しいでしょ。これ、だから最後に好きな人はラーメンを少し…
泉: これ、ラーメン作ろうものなら、自慢のおじいちゃんになれそうだわ。家帰ったら
実: あっお孫さんが
泉: いるからねー。おじいちゃんねー味を制覇したよとか、わけわかんないこと言ってね。


【こだわらない】(こだわらないのボード)
K: こだわらないってね。
実: 美味しい。
K: 場所を移しますか?(席を立って、別のテーブルへ移動)
泉: (鍋を食べながら)美味しい。御前らだけ行けよ。
K: えっ?

泉谷さんを鍋の前に残し、KONTAさんと実さん別のテーブルに移動。

実: 蓋しなくていいかな?
実: えっとね、こだわらないっていうのは…(赤いエプロンをはずす)
(泉谷さんひたすら一人で食べている)始めていいですか?
そんな真剣に。嬉しいです。あっはっは。こだわらないっていうのはー仕事の話なんですけれど、まああの、まあ役者やっていて色んな役がこう、くるじゃないですか。そいで20代位までは20代っていうのは何か、自分の中でなんていうんですか、格好つけていたというか、殻を作ってて。その本当ある意味で田中実という…形が…
K: 自分で自分のパブリックイメージをコントロールするっていうことですかね。
実: そうなんですよね。
実: これでいいのかな、このままでいいのかなと思い始めまして。そんで、どんな役でもどんどんやってみたい。30代になってからなんですけど、そんな思いになって。
泉: 失礼しました。(食べ終わり二人のいるテーブルに来る)
実: 聞いていました?
実: そう言う思いになってきて。なんかどんな恥ずかしいことでもどんな、もしかしたらどんなつまんないかなと思うことでも、ともかくやってみようかと。だから、どんな役でもこうやっていこうという思いが強くて。
泉: 本当に?だってどんな役って言ったって死体役とか来たら?
実: もちろん殺人犯とか
泉: こだわらないか。開放したいということは、相当こだわっていたという事になるよな。何かよくわかんないけど。だけどそれは本当にそうかな。だって俺やな役やだな。やっぱり自分のキャラと合わないというか余りにも違いすぎると。やっぱりそのやだなという気も持ってこうかえりたいのよね。
実: もちろんそうですね。
泉: そんな仏さんみたいな気持ちになっていいんだろうか。
実: いや、というかそんな今は、今は例えばヤダなと思っている役がきてまあ、やるじゃないですか。  やろうと思ってやるじゃないですか。そのうちその自分の幅がもしかしたら少し広がってきて、何かその範囲が広がってこればいいかなと思っていて。
泉: じゃあ割とまああの朝ドラやって、ほんから最近また昼ドラやってらっしゃる。あれなんかさ、俺朝ドラ俺もちょっとやった事あるけど、役やるやらないんの問題じゃなくてなんか寒天作りみたいでさ、ずーっと押し込んでまずったなと思ったらはいOK!。NGもなにもなし。台本渡されてはい次。タバコ吸ってはい次行きましょう。ああいう状態で演技もクソもないってわけなんだよね。ああいう状態だとずっと押し込まれてすごいわ。二度とやりたくない。昼も近いでしょう。昼ドラも。すごいよね。
実: なんとも過酷なあれなんですけど。
泉: 過酷だよね。
実: 32、3の位から「温泉へ行こう」という昼ドラ始めたんですよ。そのドラマっていうのは全く本当にこう起伏の激しいドラマでして、僕は割と真面目な役で、真面目で線をずっとおっていく、仲居さんたちがはちゃめちゃな事やっていくという事で、凄かったんですけど、頭で考えてちゃう芝居だと どうしてもイヤここは真面目なシーンだしこんな馬鹿なこといえないよ、というものがあったかな、それが温泉へ行こうというドラマで…
K: 温泉というドラマでふっきれちゃったわけね。
実: そう、少し吹っ切れたかも知れないですね。
泉: じゃあ割となんか自分の間抜けさも出せるようになったというか
実: そうですね。
K: 見るからにそういうダークサイドがなさそうなんですよ
泉: ホントホント
実: そうなんですよ。自分でもよく『影のない俳優』と言ってるんですけど。なんかね自分で本当に影がほしいなと自分でいつも思っていて。
泉: 俺なんかもうハゲだらけとよく言われてます。
実: 影です。影!
泉: あのー原点はどこなんでしょうね
実: 最初はですね。あのー仲代達矢さんが主宰している無名塾なんで、それまでは芝居の経験とかはまるっきりなくて…無名塾に行って…
K: いきなり無名塾
実: 初めて受けたのが無名塾だったんですよ。それまでも演劇活動とかは、学生演劇とかやっていてなくて、1次2次3次とあって、3次試験で3日間その普段仲代さんが教えているように、その受験生に教えてくれるんですよね。そんときに例えばこう芝居やってあそこで一呼吸おいた方がいいよ、とかちょっと体の感じがもう少しどうだとかちっちゃなことを。自分はどうやっているかわからないだけれど。見ていると気持ちがぱっと伝わってくる瞬間みたいなのがあっていうのがあって、いや~芝居って面白いんだなと。(ハロルドとモードのパネルを取り出して)  そんときの僕はあの無名塾入って、殆ど端役だったんだけど、初めて主演させてもらった『ハロルドとモード』というものがこういうのがありまして、(指さして)これが僕なんですよ。これ全部奥さん宮崎さんが描かれた似顔絵というか…
泉: あのお亡くなりになった
実: 仲代さんの奥さん。僕、ちゃんと足はまっすぐじゃない曲がっているんですけど、ちゃんと足が曲がっているところまでちゃんと綺麗に描いてくれているんですよね。
実: 田中実と…これ僕本名なんですけど、最初ね、仲代さんが「誰か芸名つけたい奴いるか?」と聞かれた。僕はちょうど2年生くらいだったんですけども、ほいで、田中実って余りにも当たり前な名前なので「ハイ!芸名つけてもらいたいです。」と言ったんです。「芸名出来たから見てみろ。」って上から1枚の紙がひらひらひらと落ちてきて「ありがとうございます」はっと見たんですけど、そうしたら『田中鶏ラン』とか『田中鶏タロウ』『鶏イチ』…全部『鶏』って字が入っていて。焼き鳥屋って知っているから…全部鶏って字が入っていて。どうしよう…「仲代さんすみません!僕、あのー本名で行かせて頂きます!。」
泉: ヤーヤーヤー

【オレ時間】(泉谷、KONTAがゲストに対して好きな事を聞く時間。制限時間は3分)

泉: ここでオレ時間ってことでね、田中実さんが今日のゲストなんですけれども。
ここはですね、やっぱりこの好感度に対してですね、どうも好感度イメージがあるじゃないですか。あたしゃ好感度で一生やっていける人間なんていないと思っているわけなんです。そんなわけないだろ。本音、鏡の中の自分ってどうなんだっていう。つまりヒゲ剃るときかもわからんけど、顔洗っている時かもわからんけど、何かつぶやく本音みたいなのあるんじゃないですか。例えばこう、あの鏡を見ているんだけど、鏡すら入ってなくって、何か一瞬気になっていること…
K: 思いが鏡にうつっている感じ。
泉: 俺はこうゆう奴じゃないよ、といったよなんてところはない?
実: うーん、だからさっきいったその好感度とか、いい人だみたいなことはもうずっとあるんで。そーれ程じゃないなといつも思っているし。
泉: 逆に自分の醜いところってのは、自分しかわからないにおいとしてあるんじゃない。あのそういうのってはこう出たりする?
実: そうですね。
泉: それを隠そうとするのか、出すタイミング伺うのか?
実: いやね、そんなにね、だからどう見られたいとか、どう人に見られなきゃいけないっていうのないんだけど。
泉: わかった、ないんだったら、こういう風に見られている感じはどうなの?
実: こう見られている感じはなんかちょっと狭苦しい。
泉: だよなー狭苦しいか、いいかげんにしろババア。
実: ババアじゃないけど…
泉: ババアはさわやかさもとめるんだよな。
実: いつまでも学生服着て芝居する役者にはなりたくないから。
泉: だよなー。
実: さっき言ったみたいに危険性みたいとか、どっか匂うようにならないと嫌だな。
泉: だよなー
俺はねあの、俺なんか犯人役で出てきたんだけど。評判になってよかったと思うんだけど、ただ俺好きでそういうのよく見るんだけど、最近特に思うのは、犯罪物とかやばい映画もそうだけど、あれこういうやりそうなキャラクターがやるより、こういうそのさわやかな奴がやると恐いんだよね。
K: 恐いですね。もっと恐い。
泉: 俺なんてキャラが出来ているっていうのか、もうやりそうだってわかってる、みんなそんなお約束って感じがしちゃうわけ。ところが田中くん、実さんがやったら恐いと思うんだよね、そうとう…
実: どんどんそういうのやりたいですね。
泉: だからちょっとこうさわやかなんだけど、みんなやばいというか。
(砂時計がとっくに終わっていた)あら?あっという間に…だからそういう、やってもらいたいね。
K: あっという間でした。
泉: (終りをつげるチンチンという音)なめてんじゃないよ。なんで、うるせーな全くもう。

【手作り親父】

K: 手作り親父?
実: (木を組み合わせて出来た手作りの鉛筆立てを見せて)これ作ったんですけど、これはねあの鉛筆立てなんですけどね、これ木を拾いに行く時にまあ子供を連れて行って…今なんか出来上がったオモチャばかりじゃないですか。
泉: その通りその通り。

実: プラスチック製の出来上がったオモチャばかりで。だったらこんな拾ったものでも作れるんだと思って一緒に行こうと。 
泉: これ子供と作ったの?
実: 子供は見ているだけ。洗ったりする時泥取ってくれとかやらせて…
泉: 作った時はどんな反応?
実: やっぱりちょっとね、株が上がる感じでしたね。(笑)
泉: ああそう、あでもその精神はいいとしても、俺はまず、子供はやっぱりなんての、うまく作るんじゃなくてもいいから、こう道具は持って欲しいね。
実: ああ、そうですね。怪我してみないとわかんない。
泉: そう、怪我しないとわかんない。
K: 指切らないと。
実: そうそう。
泉: 今、あぶないと言っちゃうじゃない。何か鋸でもなんでも、鋸なんか特にそうだよな。あんなの家に転がっていたもんな、あんまもんな。
実: 使ってましたよね。つい親の方が止めちゃうからね。
K: 子供っていうもの意外に道具に対しては、危ないもんだとわかっているから、自分が使える自信のないものには以外に手を出さない。
泉: そうそうそう。親父がトントンやっているとやりたくなるんだよね。
実: そうそうのこぎりなんてまさに。
K: そうそうそう。
泉: 俺も大工のせがれだからやっぱりそうやってこう見よう見真似で面白がって、未だにトンカチ打てるのが自慢なんだけど。釘をパンパンパーン、カ~~~ン!
実: 気持ちいいんですよね。
泉: 切れろ!この!ざまあみやがれ、このやろう!この鋸もって電ノコにして暴れまわりたい!
K: (笑)それは違う、それは。
泉: だから日曜大工もやり、料理も作れてよ。やっぱこの男はね、サイボーグだね。こいつはね。
K: あの、我々の知らない新しいタイプの日本人なのかも知れない。
泉: そうかぁ?
実: 何かでもやっぱり一緒に楽しんでいるってのあるかな?かわらに石を拾いに行って、石を見てどんな動物とか想像とかしてそれを絵描いてみたりして。そうやっているうちに自分も探して、あっこれちょっとアシカに似てないか?とかね。何かそんな事思っている。
泉: ちょっと待てよ。もちろんもちろん全ていいんだけどさ。
実: それ面白い。
K: それ子供がえりって事だよね。
実: そっか。
泉: こむらがえり(笑)わかったよ
実: 子供がえり。そうかも知れないですね。何かもしかしたら、田中実の枠がこうあって、色々言われて仕事とかも、自分の悩んでいるところがあって、そういうのもしかしたら、子供と一緒に発散、もしかしたら僕が発散して子供に遊んでもらっているのかも。そういう時間なのかも。
泉: でも本当に感じいいしね、ともかくまあ子供にしても、奥さんにしてもさ、回りの奴にしてもさわやかすぎて、もし田中実がさ、凄い重圧だとか苦しいとか言った時にさ、本当に助けないような気がするんだよね。なんかさ、この人はさわやかでもしかしたら、あの何とかやっちゃうんじゃないかと思われちゃうと。やっぱ痛い時は痛いと。
実: そうですね。
泉: 情けないところは見せた方がいいと思うんだけどな。
実: 昔から、背が高かったんですよ。それで友達に相談するという事はなかったですね。
泉: だろだろ。
K: 頼られちゃう。
実: 必ず先に相談されちゃうから、自分から相談することはできない。そのくせ…
泉: 絶対そう思う。俺みたいに具合が悪かったら、人にうつすくらいのね。もうそういう部分も持ってないと俺ね、みんな結構ね、逆に心配されないような気がする。だから田中実という感じのいい人が本当にいなくてもいいのかいなくてもという安心感を与えすぎちゃうと、やれちゃうんじゃないかと。やはり実(じつ)はお父さんとってもエッチなのーみたいな、そんなところがあってもいいんじゃないか。是非!


***********(泉谷&KONTAのまとめ)

K: えーそういうわけで今日のゲストは田中実さん。
泉: 絵で描くとですね、まあこういう感じですかね。何かこうトンカントンカン。え~自分を一生懸命に作業中。自分作業中という感じなんで。小器用にあちこち動いているけどね。結構バラバラっていうか。
K: そうですね。
泉: 集中力に欠けるというか。
K: なんかあの、なんかね。色んなものに色気がありすぎる。
泉: そうかな?でもちょっとね。あっちこっちにいい感じをね、作る作業に勤しんでないで変に縛らない方がもちろんいいんだけれど…
K: どこを切ってもさわやかで。
泉: 異論はないんだけど、やっぱこういう世界っていうのは見ているほうもそうだし、やってる奴も底意地の悪い奴多いじゃん。悪意を持っている人も覆いから、それを傷つかないでいて欲しいなと思うんだよね。
K: さあ、今日の大人時間、さわやかさが求めていたのは、暗さだった。
泉: なるほど。(あたまぺチン)



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