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すみませーん、またまた園芸ネタ(ご興味のない方は飛ばしてくださってOKです)。バラづくりに取り組み始めて2カ月。2月末に植え付けたバラ6種(6本)は、お陰様で、とりあえずは順調に育っているようには見える(写真左上)→過去2回の報告はこちらに。 6本それぞれに育ち具合には差はあるが、一番よく育っている苗は、高さ50cmくらいにはなっている。それに、よく見ると、嬉しいことにもう蕾(つぼみ)がいくつかついているではないか!(写真右) 今回の植え替えでお世話になったガーデンショップの主人は「秋には花が咲きますよ」と言っていたけれど、まだ秋どころか春なんだけどね。どうなってんのか。 葉や茎をあちこち見た限りでは、バラたちは病気にはまだかかっておらず、害虫の姿も見えない。俗に「病害虫のデパート」ともいわるバラなんだけれど、素人栽培にしては、これは奇跡的なことなんだろうか。 今回のバラへの植え替えでお世話になったガーデンショップのご主人からは、「2カ月経ったら、固形肥料をやってください」と言われていたので、きょう(29日)は初めての施肥をする。 この時期のバラは「盛んに成長して、とても水をほしがる」とガイドブックには書いているが、幸いここ数日結構雨が多かったので、余分な水やりは控えている。 それでも元気に育っているので、心配はいらないかなぁと思っているけれど、やはり、そろそろ病害虫対策も考え、予防用の薬剤も買っておかなければならないと考えている(近いうちに東急ハンズへ行こうかな)。 という訳で、もうあとあまり書くこともないのだが、せっかくだから、バラ(ローズ)という名前をが付いたカクテルの話を。ローズという名前が付いたカクテルでは、圧倒的に「ジャック・ローズ」が有名だろうが、今回は別のカクテル。 「バラにつぼみが付いたのが嬉しいので」と言って、会社帰りのBARで頼んだのは、「ホワイト・ローズ」(写真左下)というスタンダード・カクテル。あまり注文されることのないカクテルなので、ベテラン・バーテンダーであるマスターも、「しばらく、つくってなかったので、すみませーん」と一瞬、戸惑いの表情。 マスターが持ってきたカクテルブックによれば、レシピはジン45ml、マラスキーノ(サクランボのリキュール)、レモン・ジュース、オレンジ・ジュース各15ml、そして卵白1個分を混ぜ合わせ、シェイクする。 僕も初めて飲むカクテルだったが、これがなかなか旨い! 卵白を入れていることもあって、飲み口がとてもまろやか。「卵白の力」に敬服!! それにしても、甘さが意外と上品。これはマラスキーノのなせるわざなのか(う~ん、僕にはよくわからん)。 マスターによれば、このカクテルで卵白がうまく生かせるかどうかは、その量や混ぜ方に左右されることが多いという。マスターは、「少しだけアレンジしましたが…」と言ったけれど、ともかく旨いものは旨い。マラスキーノ以外は簡単に手に入る材料ばかりなので、家でも出来るかもしれない。 さて、次回は5月末頃に3カ月のご報告をする予定。たぶん、その折には、綺麗な花がいっぱい咲いたバラをお目にかけることができたらいいなぁと願っている。乞うご期待!【追記】1~3日と旅行で不在のため、次回の更新は5月3日夜を予定しています。何卒よろしくお願いいたしまーす。人気ブログランキングへGO!→【人気ブログランキング】
2006/04/29
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この人をジャズ・ピアニストと呼んでいいのかどうか迷う。ジャズだけにとどまらず、ロック、ブルース、ヒップホップ、R&B、ファンク…。デビュー以来、半世紀近く経ってもなお、さまざまな分野との垣根を超えた演奏活動を精力的に続ける。 ハービー・ハンコック(Herbie Hancock)。米イリノイ州シカゴ出身。1940年4月12日生まれだから、先日ちょうど64歳になったばかり。同じピアニストでは、チック・コリアとほぼ同世代で、キース・ジャレットよりは少し年上にあたる。 ハービーは小さいころから天才と言われた。7歳でピアノを始め、11歳で地元の交響楽団と共演するなど注目されてきた。その後、10代で音楽と電子工学で修士号を取得したという彼は、10代後半からジャズ・クラブなどで演奏を始め、1963年、21歳のとき、いまも名盤の誉れ高い「Takin’ off」(写真左)で名門ブルーノート・レーベルからデビューした。 このデビュー・アルバムに収められた「ウォーターメロン・マン」は大ヒットして、ハービーの名前は一躍全米で知られるようになり、マイルス・デイビスのバンドにも抜擢される(余談だけれど、「ウォーターメロン・マン」は、後年サントリーのウイスキーのテレビCMでも使われ、注目を浴びた。ハービー本人も確か出演していたと記憶している)。 ハービーは、その後も「処女航海(Maiden Voyage)」(65年)=写真右、「スピーク・ライク・ア・チャイルド(Speak like a child)」(68年)=写真左=などの名盤を生み出す。 前者は、海をテーマに、壮大かつ神秘的な音づくりに挑んだコンセプト・アルバム。奥行きがあって、クールなジャズは、時代を先取りしていた。後者は、ピアノ・トリオに加えて、ホーン・セクションを配し、子どものピュアな世界を表現した名盤。ロマンチックなジャケット写真の素晴らしさは、ジャズの名盤の中でも群を抜く。 1973年、ハービーは突然、ジャズ・フュージョンという分野に新境地を切り開き、問題作「ヘッド・ハンターズ」を世に問う。この頃からハービーは、電気的な音づくりに傾倒し始める。10年後の83年には、名曲「ロック・イット」を収めたアルバム「フューチャー・ショック」(写真右)を発表する。 モダンジャズの枠から大きく飛び出したハービー。そんな姿に失望したファンは離れていったかもしれないが、ハービーはそんなことにはお構いなしで、以降も、ジャズとそれ以外の分野の音楽との間を行ったり来たりする。行き来するというより、「異分野の融合」に、休みなく挑み続けたと言った方がいいかもしれない。 それでも、ハービーがスタンダード・ジャズを忘れたわけではない。95年には、スタンダードやイーグルス、サイモン&ガーファンクルの名曲を取り上げたアルバム「ニュー・スタンダード(New Standards)」写真左)を、98年にはジョージ・ガーシュインの名曲ばかりを集めた「ガーシュインズ・ワールド」を立て続けに発表。それまでハービーをあまり知らなかった新たなファンを開拓した。 ちなみに、僕がたまにピアノで挑戦するハービーの曲は「カンタロープ・アイランド」(「エンピリアン・アイルズ」というアルバムに収録のノリのいい名曲。)、そして、「処女航海」「ウォーターメロン・マン」くらい。ただしどれも難しくて、まだ未完成。そのうちに、どれか1曲くらいは完璧なものに仕上げたいのだけれど…。 60歳を過ぎても、ハービーの「進化」は止まらない。昨年発表した「ポシビリティーズ(Possibilities)」(写真右)は、スティングやポール・サイモン、クリスティーナ・アギレラら豪華なヴォーカリストたちと共演した、贅沢なコラボレーション・アルバム(ハービーを知らない人にもオススメです)。 どの曲でも、ハービーは実に伸び伸びと楽しそうに伴奏していて、一言で言えば「聴いていてとても気持ちのいい」アルバム。タイトル通り、ハービーの新たな「可能性」を実現した傑作と言っていいだろう。還暦を過ぎてもなお、新しい音づくりを追求し、変わり続けるハービーには目が離せない。人気ブログランキングへGO!→【人気ブログランキング】
2006/04/26
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日曜は家でゆっくり、のんびりしようと思っていたのだが、数日前に訪れた大阪ミナミのBAR「O」のマスターKさんから突然、「メールで送りましたけど、日曜日のテイスティング、来てくれますよね?」とのお尋ねが…。 僕が3月に催したテイスティングの集いにも来てくれたKさん。「これくらいしか御礼できませんが、参加費は要りませんので」との嬉しいお言葉も。メールが来ていたかどうかは記憶になかったが、「響30年(写真左=メーカー希望価格10万5千円)と竹鶴35年(写真右下=同5万円)の飲み比べのほかいろいろあります。S社のブレンダーの方も来てくれますよ」と、酒呑みがそそられる内容。 これは万難を排して顔を出さなければ! 「必ず行くから、よろしくね」と返事しておいた。そして、本日午後2時に「O」に集合。スタートは2時半、三々五々、参加者が集まってくる。ブレンダーのTさんはすでに、レクチャー用のパソコンのセッティングに余念がない。テイスティングをしながら、何やら、スライドを使っていろいろ説明してくれるらしい。 TさんのほかバーテンダーがKさんも含めて3名、そしてS社の営業マンの方、一般参加は僕も含めて6名と意外と少なかった。でも、ゆったり飲むにはちょうどいい人数かもしれない(欠席者が2、3人いたようだが、こんなに凄いウイスキーを一度に飲める機会なんて滅多にないこと。後で悔しがるだろうなぁ…)。 さて、テイスティングの前にまずTさんがウイスキーを含む蒸留酒の歴史、S社のウイスキーづくりの歴史、そしてこの日のメインの酒である「響」の成り立ちについて、スライドを使って懇切丁寧に説明してくれた。 「最初はちょっと簡単に…」と言っていたはずのTさんだが、話し出したら止まらない。熱い語りは休みなく続き、気が付けばあっという間に1時間。芳しい香りの漂うグラスを前にして、「お預け」をくって恨めしそうな顔をしている我々見て、Tさんはようやく気が付いて、「すみません。飲みながら聞いてください」と(Tさんは、最終的には2時間以上しゃべり続けました!)。 ようやく美味しいウイスキーにありつけた僕らは、机の上に並べられたグラスに鼻を寄せて香りを探り、琥珀の美酒を舌の上でころがし、そして喉越しを楽しんだ。 この日登場したのは、冒頭で紹介した響30年、竹鶴35年のほか、山崎蒸留所の4種の原酒(シェリー樽、ミズナラ樽、パンチョン(ホワイト・オーク)樽、スモーキー樽)、それに響17年、カスク・オブ・白州1984年(シェリー樽)、山崎12年、オールド従価税時代、ニュー・オールド、グレーンの計12種(写真左=12本のうち8本が映っています)。 響30年と竹鶴35年という最高峰の銘柄は、これまで飲んだことはなかった。S社のブレンダーが同席しているのに、N社の銘柄というのも奇異に思われるかもしれないが、Kさんは「ブレンダーのTさんたっての希望(響30年と飲み比べたい)もあって、出しました」と語る。う~ん、太っ腹! 全種類を味わった僕の感想はと言えば、響30年も竹鶴35年も確かに柔らかくて、ビロードのような極上の熟成感。例えて言えば、ブレンディド・ウイスキーの「人間国宝」。だが、正直言って、僕がこの日一番見直したのは「響17年」。「30年」ほどの熟成感はないけれど、柔らかさ、滑らかさと、しっかりしたボディ(骨格)とのバランスが実にいい。これまでじっくり飲んだことがなかったので、知らなかった自分が少し恥ずかしかった。 Tさんによれば、「響17年」はシェリー樽、パンチョン樽、スモーキー樽の17年もの、それにミズナラ樽の25年もの、そしてグレーン・ウイスキーとをブレンドしているという。上品で、まろやかな味わいは、かのマイケル・ジャクソンを感動させた「ミズナラ樽がキー・モルトになってから」とも(写真右=和気あいあいと続いたテイスティング。手前左側の後ろ姿、白っぽいジャケットがブレンダーのTさん)。 貴重な銘柄が味わえる機会に誘って頂いたKさん、ほんとに有難う。感謝、感激です。最後までおらず、途中で失礼してすみません(少量ずつとは言え、昼間からこれだけ飲むと、結構酔っぱらってしまって、正直言って、最後の方になると味がよく分からなくなってしまったけれど…(笑))。人気ブログランキングへGO!→【人気ブログランキング】
2006/04/23
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またまた、ブログのネタ切れ。シュン…。酒もBARもグルメもジャズもロックも映画もミステリー小説もガーデニングも、う~ん、適当なネタがなーい。これは困った。3日おきの更新も、ついに断念せざるを得ないか? で、困った時のバーテンダー頼み。ブログの愛読者にもなってくれている、大阪キタの行きつけのBAR「C」のマスターに、「なんか、ええネタないかなぁ…」と困った顔してると、「こんなんどうです?」と目の前に1本のミニ・ボトルが。 「なにこれ。ただの、ビターズちゃうの?」と僕。「でも、このままストレートで飲んだことないん、ちゃいます?」とマスター。確かに、ビターズをストレートで飲むなんて、考えてもみもしない。そもそも、ビターズはカクテルを引き立てる「脇役」というイメージ(写真左=ビターズと言っても、結構いろいろあります)。 ビターズ(Bitters)。「苦い、つらい、痛烈な」という言葉「ビター」転じて、ハーブやスパイス、果実の皮、樹皮などを酒に漬け込んでつくる苦みの強いアルコール飲料。だが、そのまま飲むことはまずなく、カクテルの隠し味として使われる程度というのが僕の認識だった。 ビターズは別名「アロマチック・ビターズ」とも言う。なかでもよく知られているのは、アンゴスチュラ・ビターズとオレンジ・ビターズの2種。通常60mlの小瓶が、デパートなどでも市販されている(BARでは200mlの瓶か、小さなビターズ・ボトルに移しかえて使われることが多い)。 ビターズはその名の通り、苦い。ほろ苦いというレベルではない。だが、マニアックな人なら、この苦さに意外と「はまってしまう」かもしれない味わい。でも、僕はまだストレートで口にしたことはない。 「こんなん、ストレートで飲むお客さんおるの?」と僕。「それがねぇ…、まぁ飲み方はロックが多いんですけど…。意外とクセになるらしいです。好きな人、結構いてはりますよ」とマスター。「そうか、じゃぁ、モノは試しに飲んでみるわ」と言って、僕もロック(写真右)でお願いする。 さて、飲んでみたお味の感想と言えば。冷たくして飲むと意外と飲めてしまう。心地よい(?)苦さが第一印象。しかし、飲んで5分ほどすると、舌を刺すような赤唐辛子系の辛さも襲って来る。これはなかなか手強い。チェイサー(水)がないと、ちょっとつらいかも。 飲み干した僕の結論は、風邪をひいた時などこれを飲めば、きっと翌日には治っていると思う。でも、やはりどんなお酒にもその特徴が一番生かされる場(カクテル等)があると思う。ビターズも、ビターズの個性が生かされるカクテルで味わった方が、きっといい。 ビターズを使う有名なカクテルと言えば、やはり、「マンハッタン」(ライ・ウイスキー、スイート・ベルモット、アンゴスチュラ・ビターズ=写真左)が一番か。ほかにも、ジン&ビターズやバンブー、オールド・ファッションドなどが知られる。 ビターズのあるなしで、味わいは劇的に変わる。まぁ、寿司で言えば、ワサビみたいな存在かな? BAR好きの皆さん、機会があれば、ビターズのロックを一度お試しを。ただし、風邪をひいている時に、連れと2人で一緒に1杯分楽しむに限る。1人で1杯を飲むのは結構つらいから。人気ブログランキングへGO!→【人気ブログランキング】
2006/04/20
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先週末、出張で名古屋へ行った。名古屋は新幹線だと1時間弱。出張とは言えない距離と時間なのだが、やはり関西とは違う何かを感じる。 新大阪へ戻る最終列車は夜10時50分くらいまである。だから、日帰りも十分可能なんだけれど、そこは僕の性分として、仕事の後のBAR巡りのためにも、一夜を名古屋で過ごすことにした。 居酒屋での懇親会が終わりかけの頃、あらかじめ誘っておいた名古屋勤務の社内の友人(かつて大阪勤務)から携帯に電話を入れてもらって、それをきっかけに、「お誘いがあったので、ゴメン、お先に失礼」と早退(写真左=名古屋に来たら、やはりこれを食べてしまうなぁ…山本家総本家で「味噌煮込みうどん」を)。 名古屋一の盛り場は住所が錦、栄という界隈。うちの会社のオフィスは栄の一角にあって、歩いても数分という好ロケーション。でも、時間はもう9時半を過ぎているので、一応、今夜のBAR巡りの目標は3軒ということに。 最初に訪れたのは、錦3丁目の「Y」というBAR。ここの店長(マスター)のTさんは、バーテンダーの全国コンクールに出場されたこともある実力派。僕は05年、神戸で開かれた全国大会で一度パフォーマンスを見ている でも、このBARを選んだのは、そんなことより大阪の行きつけのBAR「C」のマスターHさんが、「とても人柄のいい人です。ぜひ寄ってあげてください」と強くすすめられたから(写真右=BAR「Y」の店内。ちょっとブレたけど、雰囲気がよく出ているような気がして…、すみません)。 「Y」はカウンター10数人、テーブル席が5つほどあり、30人以上は入れるキャパの広い店なのだが、金曜の夜とあって、あいにくほぼ満員状態だった。僕らはカウンターに空いた席にかろうじて座る。 そして、僕の前にやってきたTさんに声をかける。誰もが認めるだろうイケメン。黒のバー・コート姿がめちゃカッコいい。全国大会の際に一度見かけているとは言え、実質的には初対面だ。 「Hさんの紹介でやって来ました…」と告げると、それまで若干固かった表情が軟らかくなり、「わざわざ有難うございます。Hさんお元気ですか?」と笑顔で応じてくれた(写真左=「おすすめのモルトを何か」ということで、グレングラントの1977年。シェリー香がとても心地よい絶品)。 共通の知り合いのバーテンダーさんのことや、僕が先月催したテイスティングの集いの話題などで話がはずみかけたが、お客さんが帰ればすぐまた違うお客さんが来るといった忙しさ。フード・メニューもいろいろあって、大変だと思う。それでも、6人分の違う種類のショート・カクテルを同時進行でつくる手際の良さはほれぼれする。 この夜は、十分に時間はとれなかったが、Tさんはそれでも、精一杯のもてなしをしてくれた(お勘定も相当サービスしてくれたみたいで、感謝です)。名古屋に来る機会があれば、またぜひ立ち寄りたいBARになりそうだ(写真右=Tさんのオリジナル・カクテル「プリマドンナ」。カルバドス・ベースの、上品な甘口カクテル。旨い!) さて、「Y」を後にした僕は、友人とは別れて単独行。歩いて数分のところにあるBAR「W」(写真左)へ。大阪ミナミで懇意にしているバーテンダーK君の友人、Iさんが勤めているということで、ここも以前から一度訪れてみたかった処。ところが、Iさんは現在、「W」にはおらず、すぐそばにある2号店の店長をしているという。 そこで、「W」本店では、カリラを一杯頂いて、30分ほどで失礼することに。気さくなマスターのHさんは、わざわざ2号店まで僕を案内してくださった(多謝!)。ちなみに、マスターの息子さんも2号店で現在修行中とか。 「W・2号店」のIさんは想像していた以上に若い感じ。林家こぶ平のような雰囲気で、とても面白い、楽しい方。K君の結婚式に出席した話や、以前、大阪でバー巡りをした話などで盛り上がりながら、せっかくだからと、Iさんのオリジナル・カクテル(写真右)をいただく。 ウオッカ・ベースに、ブルーベリー・リキュール、クランベリー・ジュース、ローズ・シロップ、レモン・ジュース1tspというレシピ。一見すると甘そうだが、飲んでみると、甘さと酸味のバランスがちょうどとれた、上品な味わい。その名も「セレブ」とか(僕も「セレブ」になった気分)。 さて、時間も忘れて話し込んでいるうちに、午前1時すぎに。名残は尽きないが、そろそろ引き揚げることに。帰り際、Iさんが「きょうは、ちょうど2号店の1周年なんで、お荷物になりますが…」とワインのフルボトルのお土産を頂いた。なんだかとっても得した気分(写真左=Iさんと記念のツー・ショット)。 このBAR「W」の2号店も、機会があれば訪れたいと思う。それにしても、この夜出逢ったバーテンダーさんは、皆とても人柄のいい、感じのいい方ばかり。心のこもった接客のおかげで、僕は極上の時間を過ごすことができた。 技術や知識も大切だが、そのBARを好きになるかどうかは、やはりバーテンダーさんの「人柄」が一番大きいと思う。そんなことを改めて実感し、確信した名古屋の夜だった。人気ブログランキングへGO!→【人気ブログランキング】
2006/04/17
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大物ロック・ミュージシャンは、これまで結構取り上げてきたつもり。もちろん、世代的なこともあって、60-80年代にデビューしたミュージシャンが多かったが…。誰か抜け落ちていないかなぁと考えていたら、大事な伝説的な大物を忘れていた。 1941年5月24日(歳は違うが、なんと僕と1日違い!)、米ミネソタ州生まれ。本名ロバート・アレン・ジマーマン。 シンガー・ソングライターの草分けとも言える歌手。デビュー当時は、フォーク歌手と呼ばれた。しかし、彼のその後の軌跡は特定のジャンルの枠にとらわれない幅広いものだった(写真左=ディランのデビュー・アルバム=1962。名曲「時代は変わる(Times,they are chagin')」「When the ship comes in」が入っています) ボブ・ディラン。今年65歳にして、いまだ現役。40枚以上のアルバムをマイペースで出し続け、ライブ・ツアーも瀬力的にこなす。クラプトン、ストーンズ、ジョージ・ハリスン、ジャズのキース・ジャレット…とディランの曲を取り上げてきたミュージシャンは数え切れない。 ディランとの出会いは、ギターを弾き始めた小学6年の頃。僕はPPM(ピーター、ポール&マリー)の曲をよくギターでコピーして練習していた。そのなかでも好きな曲は、なぜかディランの曲が多かった。 「時代は変わる(Times, hey are changin')」「風に吹かれて(Blowin' the wind)」「くよくよするな(Don't thnk twice ,it's alright)」「When the ship comes in」。いずれも今やフォークのスタンダードにもなっている、素敵な名曲ばかり。 PPMは演奏していなかったが、その後、多くのミュージシャンがカバーした「Like A Rolling Stone」も大好き。とくにストーンズのアコースティック・バージョンは最高!(写真右=セカンド・アルバム「フリー・ホィーリン」=1963年発表。「風に吹かれて」「くよくよするな」を収録)。。 そんな曲を作詞、作曲したボブ・ディランという男はどういう人間なんだ? それが僕の出会いのきっかけだった。そして、ディランが当時出していたアルバムを聴き始める。はっきり言って、歌はうまくない。せっかくいい曲を書いているのに、わざと下手に歌っているんじゃないかという、ぶっきらぼうな歌い方。でも、曲はやはりいい。 その後、ディランはエレクトリック・ギターに持ち替えたり、レゲエやカントリー、ゴスペル、ブルースなどさまざまな音楽に傾倒し、実験的なアルバムを次々と発表し続けた。ザ・バンドやグレイトフルデッドらを従えてのツアーにも力を入れた(写真左=69年発表の「Nashville Skyline」。ジョニー・キャッシュとのデュエット「北国の少女」が秀逸! ジャケットで笑っているディランも珍しい)。 そうした姿勢に、フォーク歌手としてのディラン像を求めた初期のファンは離れていったが、また新しいファンも生まれた。80年代以降のディランの音楽活動は少し停滞気味になるが、それはディランが商業音楽でもはややるべきことを見い出しにくくなった結果かもしれない(写真右=70年発表の「Self Portrait」。このアルバムに収録の「マリーへのメッセージ」は最高です)。 85年のあの「ライブ・エイド」では、キース・リチャーズ、ロン・ウッドを従えてのトリオで、トリをつとめた。88年には、ジョージ・ハリスン、ジェフ・リン、トム・ペティ、ロイ・オービソンらと「トラベリング・ウェルベリーズ」を結成、話題を呼んだが、このバンドはオービソンの突然の死によって、1年足らずで自然消滅してしまう。 92年にはデビュー30周年記念のコンサートをマジソンスクエア・ガーデンで開く。ディランを慕う数多くのミュージシャンが集まった。このライブは、選曲も演奏も実にいい。DVDになって市販されているはずなので、ぜひ一度観て聴いてほしい(写真左=全米1位に輝いたアルバム「Planet Waves」=1974)。 その後のディランははっきり言って、音楽的にはぱっとしない。と言うよりそれをディランに求めるのは酷だろう。日本にも時たま来日し、コンサートをするが、客の入りはどうなんだろう。ぶっきらぼうで、なげやりな印象の強いディランだが、ライブでは結構、聴衆に話しかけたりする。でもボソボソとした英語だがら、聞く方はほとんど分からない。 ディランの曲はピアノ向きではないので、僕はBARではほとんど弾かない。それでも時々、お遊びであの超名曲「ライク・ア・ローリング・ストーン」や「時代は変わる」を弾き語ったりする(お客さんの反応はいまいちだけれど…)。ともに何度聴いてもいい曲だと思う(写真右=とりあえずディランを知りたいと思う方はこのベスト盤がオススメ。1と2があります)。 ここ数年のディランは、英米の大学から名誉博士号を授与されたり、詩人としての才能を評価されてノーベル文学賞の候補に名前があがったりと、その手の話題が多い。でも、音楽はやめた訳ではないディラン。音楽誌のインタビューでも、まだまだアルバムづくりは続けていくと語っている。 僕個人としてはまぁ、これからもマイペースでやって、適度に話題を提供してほしいと願っているが、音楽的にはもうさほど期待はしていない。と言うか、60―70年代のあの名曲を残しただけでも、ディランはもう十分に、音楽界に貢献したと思っているから。人気ブログランキングへGO!→【人気ブログランキング】
2006/04/14
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ウイスキー(モルト&ブレンディド)やカクテル、スピリッツの話題が多い僕の日記だけれど、最近焼酎を飲んでないわけではない。和風のものを食べるときは、7:3の割で、焼酎が多い(残りの3割はビールと日本酒)。 ひと月に飲む新しい銘柄の焼酎は4、5種類はあるだろうが、いい気分で飲んで食べていて、店を出てから、「あー、写真撮るのを忘れたー!」なんてことが多くて、恥ずかしい限り。 そんななかでも、印象に残った美味しい焼酎は、できるだけカメラにおさめ、記録している。ボトルの写真を見たら、その日の情景や店のこと、一緒に飲んでた相手の表情までもがよみがえる。 この数ヶ月の間に飲んだ焼酎のなかから、とくに印象に残ったのをいくつか紹介するが、もう一度飲みたいなぁとインターネットで調べても、ほとんどの銘柄は品切れ状態。改めて、「僕はとても旨い、人気の焼酎を飲ませてもらったんだなぁ」と思う。 「村主(すぐり)」(写真左上)。長崎・壱岐生まれの麦焼酎。長期貯蔵の古酒を使い、昔ながらの木桶甑での蒸米、かめ壺仕込みへのこだわりがセールス・ポイントという。白麹と黒麹をブレンドしたせいか、優しい味わいのなかにも芯の強さを感じる。ネットで販売している店でみると、一升瓶で2500円ほどのお値段なのだが、残念ながら品切れ中。 「狩生(かりう)」(写真右上)。同じ麦でもこちらは、大分県。それも「オーガニック麦」の使用をアピールしている。オーガニックだから味わいがどうだとは、うまく表現できないが、香りが高く、コクがある印象。30度と若干高めなので、確かに、ボディはしっかりしている。 「長雲・一番橋」(写真左中)。これは黒糖焼酎。当然(?)奄美生まれの美酒なんだけれど、名前の由来は創業の地のそばにあった橋とか。創業者の思いがこもったお味は、芳しい香りと芳醇な味わいで、黒糖らしい特徴がよく出ている銘柄と思う。 「水車館」(写真右下)。芋もちゃんと飲んでますということで、こちらも忘れずにご紹介。鹿児島の名水「大重谷原水」を仕込み水にして、あの「魔王」を生み出した名杜氏の方がつくったというから、味わいは推して知るべし。華やかな香りと、やわらかい味わい。う~ん、さすがという感じ。 最後に嬉しいニュースを一つ。以前に、麦焼酎「兼八」(写真左下の左側)が大好きだという話を昨年3月16日の日記で触れた。そして「兼八」を手に入れるのにいつも一苦労するということも書いた。 そんな「兼八」が、先日東京出張した折、たまたま立ち寄った八重洲・地下街の酒屋さんで見つけた。720ml瓶で、お値段はちょっと高め(4500円)だったが、「(阪神間じゃ)売ってないんだから、仕方ないかぁ…」と思い切って買った。 この話を「兼八」を置いている大阪のあるBARのマスターにしたら、「そんなん高いよ。蔵元の売価の倍近くとってるよー。うちで仕入れる時、一緒に取ってあげますよ」と親切に言ってくれたが、いつもいつも頼むのは気が引けるし、ねぇ。 そんなことに悩んでいたら、先日、会社近くの酒屋さんで、「兼八」の味わいに極めて近い、旨い麦焼酎を見つけた。上記のBARで飲んで覚えていた銘柄だが、それが「つくし 全麹」(写真左下の右側)。最近は、家でよくこれにはまっている。麦のこおばしい、強い香りが何ともたまらない。5年古酒をブレンドしているせいか、まろやかさも感じる。買った酒屋さんが今後とも、継続的に取り扱ってくれたら嬉しいんだけれど…。人気ブログランキングへGO!→【人気ブログランキング】
2006/04/11
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久々のピアノBar「M」。混み合うことが多い金曜ということで、早め(午後7時ちょうど)に店に入る。そして、開店準備が遅れてまだばたばたしてるマスターを尻目に、早速、指慣らし・喉ならし。あっ、その前に「竹鶴12年」で少し喉を湿らせてから。 いつものように、グランド・ピアノの前に座り、まず、「My Foolish Heart 」「Someday My Prince Will Come 」「Polka Dots And Moonbeams 」など、大好きなジャズのスタンダードを軽く練習。 ところが、いつも暗譜で弾いているのに、このところの練習不足がたたって、あー、忘れてる、忘れてる。ミス・タッチの連続で恥ずかしい。お客さんがまだ来てなくて、あぁ良かった(写真左=Bar・Mのある界隈は今夜も賑やか)。 そんなこんなで、8時頃、最初のお客さん登場。半年ぶりとかいう、年配の男性。やや遠方のお客さんらしいが、僕は知らない人。幸い、カウンターに座って水割りを飲みながら、モニター・テレビの阪神対横浜戦(音は消して)に夢中になってくれている。 卒業式シーズンはほぼ終わったけれど、大阪ではちょうど見頃、満開の時期を迎えたということで、僕は森山直太朗クンの名曲「さくら」を歌う。最近、この歌をとても気に入っている。結構音域が広い歌だが、キーをB♭にすれば僕でも何とか歌える。 ついでに、桜とは関係ないけど、久しぶりにマッキー(槇原敬之)の「どんなときも」を歌う。先日、15年続いている島田伸助のクイズ番組(春の特番)で、 15年前に流行ったヒット曲ということでクイズの問題にしていたのでふと思い出した。「カミングアウト」して、さらに、あの事件も起こしたマッキーだけれど、それでもこの曲は好き。ピアノ伴奏にぴったりの曲調だし…。 「M」の従業員の子が思わず、「めちゃ、懐かしいわぁ…」と口にする。考えてみれば、彼女がまだ小学生だった頃のヒット曲だよー、これ。僕も歳をとるはずだ。 ちょうどその頃、歌のパートナーSさんが登場。早速、前回、僕が楽譜を忘れて練習できなかったR.Kellyの「I Believe I Can Fly 」、Alicia Keysの「If I Ain’t Got You 」をおさらい(写真右)。ついでに、久しぶりにスティービーの「Overjoyed」も。いつ聴いても、いい曲。そしてSさんも上手い! そうこうしているうちに、別のお客さんが相次いで2組。いずれも名前は知らないけれど、いつも顔なじみ。そして、歌や楽器もする。最初は、僕の弾き語りや僕とSさんのデュオを聴きながら、ソファ席で飲んでいたが、そのうち我慢できなくなって、「なんか一緒にやろう!」とセッションに突入(写真左下)。 で、そのお客さんのヴォーカルで松山千春の「恋」、サザンの「真夏の果実」、安全地帯の「恋の予感」、アリスの「遠くで汽笛を聞きながら」を一緒にセッション。 ベースはいつもはピアノを弾いてる先生が担当してくれて、ギターやドラムは別のお客さんが…。5人でやると結構迫力はある。ホンマに。 さて、気が付けばもう10時すぎ。僕はほとんど3時間ほど、ピアノの前に座りっぱなし。ライブでずっと立ちっぱなし、走りっぱなしの62歳のミック・ジャガーには及ばないので、あまり自慢にはならないけれど…。 ピアノの上には一応、ウイスキーの水割りは置いている。でも弾いてる時間が長いので、あまり減らない。従ってキープしたボトルも、なかなか減らない。いつもマスターは「あまり儲からん客やなぁ」と思っているだろうが、僕も他のお客さん喜ばせて、お店に奉仕してるつもりだから、許してねー。 この夜、ほかにセッションした曲は、「オリビアを聴きながら」「STORY」「瞳をとじて」「幻」「Piece of My Wish 」「プカプカ」「Before You Walk Out Of My Life 」「Your Song 」「In My Life 」「Softly, As In A Morning Sunrise 」…等々。邦楽が多すぎて。洋楽が少なすぎたなぁ…と少し反省。 次回はちょっと違ったアプローチを。僕がバンドを辞めた後、20-30代に書きためていたオリジナル曲をSさんに歌ってもらう予定。楽譜もデモテープ(MD)も渡してある。さて、Sさんはどのように歌いこなしてくれるか、楽しみだ。人気ブログランキングへGO!→【人気ブログランキング】
2006/04/08
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年に4~5回は、京都へ遊びに行く。僕の住む阪神間からはJRの各停、新快速と乗り継いで1時間くらいと、苦にならない距離。ただし、いつも京都へは「遊びに行く」というより、「遊びに行かせていただく」という気分。 千年の都・京都では、食事をしたり、BAR巡りをするときは、若干姿勢を正し、身構える気持ちになる。伝統や格式を重んじる主(あるじ)や「粋」な旦那衆は昔に比べて少なくなったとはいえ、そこはやはり京都。ここでは粋な遊び方、飲み方を知る紳士でありたいといつも思う。 ただし、だからと言って決して堅苦しいBARばかりじゃないのが、また嬉しいとことろ。京都は懐が深い。旅の人間にも、そうでない人間にも優しく接してくれるBARは数多い。 例えば去年、5月12日の日記で紹介した「フィンランディア・バー」や、11月2日の日記で紹介した「Fellow & Fellow」もそう。祇園という京都の「遊び処」の中心にありながら、実に気さくであったかい。 そして、今回、もう1軒紹介したいのも同じ祇園。縄手筋を四条通りから北へ2筋行き、右へ折れてすぐ。南側のビル地下に、そのBARはある。「Horie’s Bar」(写真左)。 マスターの名前にちなんだ店名だけれど、読み方は「ホーリーズ・バー」。スコッチ・パブという雰囲気のお店だけれど、実はこの店の売りは、その数500本ともいうシングルモルトを含むウイスキーの品揃え。 SMWS(スコッチモルト・ウイスキー協会)の会員でもあるマスターは、毎年のようにスコットランドの蒸留所に出向いて、現地の珍しいボトルを買い付け、お客さんに味わわせてくれる(写真右=バック・バーに並ぶモルトの種類はハンパじゃありません)。 聞けば、あのウイスキー評論家マイケル・ジャクソン氏(あの超有名歌手と同姓同名です)も02年に京都を訪れた際、来店したとか。 初めてこの店を訪れた時、その品揃えや落ち着いた雰囲気から、古い老舗BARかと思ったが、実は1997年創業という若い店だったことに驚いた。従業員のバーテンダーの皆さんの親しみやすい接客も、実に気持ちよかった。 嬉しいことに、Horie’s Barはフードが半端じゃないくらい充実していて、美味しい。フィッシュ&チップスやハギスといったパブ料理はもちろんのこと、リゾット・オムライス、フィレ・ステーキなんて逸品も楽しめる。 だからかどうか、祇園の芸妓さん、舞妓さんも仕事が終わった後、よく訪れるという(僕は運悪く店で出会ったことはないが…)(写真左=気さくなバーテンダーの皆さんのおかげで、会話もはずみます)。 カウンター11席のこじんまりした店は、常連率は高いようだが、マスターやバーテンダーの皆さんが気さくなこともあって、女性が一人でも訪れやすい雰囲気(実際、女性の一人客も多いとか)。お値段も良心的なので安心して飲める。 皆さんも、京都に行かれた際は、ぜひ一度「Horie‘s Bar」へ(席が空いているかどうかは、念のため、一応電話で確認を)。【Horie’s Bar】京都市東山区縄手末吉町98-2 GEMビルB1F 電話075-561-3986 午後8時~午前4時 日祝休人気ブログランキングへGO!→【人気ブログランキング】
2006/04/05
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春になって、果物屋さんの店先にもいろんな種類の果物たちそろい、にぎやかな雰囲気になっている。柑橘系だけをとってみても、最近は、ネーブル、ハッサク、伊予柑、デコポン、清見オレンジ、文旦、日向夏…等々、デパートなどでは10数種類くらいは売られているだろう。 僕もいろんな機会に食べることがあって、たいていの柑橘系果物は一度は味見しているのだが、それでも、時々初めて味わう品種に出合う。先日、大阪のあるBARのカウンターに、見かけない果物が置いてあった。 普通のサンキスト・オレンジやネーブルに似ているが、皮の色が異様に赤っぽい。「それ、何やの?」と僕。「ブラッド・オレンジって言うんですわ」とバーテンダー氏。もともと地中海原産で、とくにイタリアのシチリア島のものが有名とか。でも、僕の目の前にあるのは、カリフォルニア産だとか(写真左=ブラッド・オレンジ。色合いはもっと赤いのもある)。 「で、どうやって飲んだら美味しいのん?」とさらに尋ねる僕。「これで、カンパリ・オレンジでも創ってみましょか?」。「うん、じゃぁお願い」。ブラッド(血)というだけあって、果汁の色は血のように真っ赤。一瞬、ギョッとするような色だ。オレンジというより、まるでカシスのような色合い。 味は濃厚で、普通のオレンジよりもまろやかで、深みがあって、ほど良い甘さ。嫌みのない味わいかな。スプマンテ(スパークリング・ワイン)で割っても美味しそう。 オレンジ・ジュースをシャンパンで割ったのは、ミモザという名前の有名なカクテルだが、ブラッド・オレンジで割れば、さしづめ「シチリアン・ミモザ」とでも言うのかな?(写真右=2つに切ればこんな感じ。何これ、という凄い色をしています)。 翌日、僕は早速デパートでブラッド・オレンジを見つけてきた。1個250円と意外と手頃なお値段。そして、この不思議で、魅惑的な果物を前にして、オリジナル・カクテルを創ろうと挑んだ。 ベースはウオッカ(30~40ml)、ブラッド・オレンジは皮ごとハンド・ジューサーで搾る。そして柑橘系と相性のいいヨーグルトのリキュール(15~20ml)を加え、グラッパ、レモン・ジュース少々と、シロップで味を調整。そして、ハード・シェイク。で、出来上がったのがこれ。 味わいは(自画自賛だけれど)飲みやすくて、女性に喜ばれそうな感じ。名前を何か付けたいのだけれど、まだ良い名前が思いつかない。とりあえず、ひらめきで付けたのは「ソッリーゾ・シチリアーノ(シチリアの微笑み)」(写真左)。ほかに、何かいい名前があったら、ぜひご提案を。 ブラッド・オレンジは他にもライチ・リキュール、カシス・リキュール、紅茶のリキュール等に相性がよさそうだ。工夫次第で、面白くて、かつ飲みやすいカクテルのヴァリエーションは、まだまだ増えそうな気がする。 ちなみに、柑橘系では日向夏(「小夏」とも言う)も最近は大好き。白皮の部分も食べられるのがいい。以前、この日向夏を使ってオリジナル・カクテルを作ってみたけれど、結構好評だった。皮の部分はコアントローなどの甘めのリキュールで漬け込んでからカクテルに添える。 ただし、この日向夏はブラッド・オレンジほど値段は安くないし、売っている店も少ない。だから、なかなか気軽にはつくれない。日向夏を手頃な値段で提供してくれるスーパーは出てこないかなぁ…。人気ブログランキングへGO!→【人気ブログランキング】
2006/04/02
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