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【8周年記念感謝デーのお知らせ】バーUKは、5月1日に開業8周年を迎えます。コロナ禍で振り回されながらも、8周年を無事迎えられるのは、バーUKを愛してくださるお客様のご支援のおかげと、心から感謝しております。そこで、お客様への感謝を込めて、5月2日(月)午後2時~9時に一日限りの謝恩イベントを開催いたします。この日に限り、事前にご予約された皆様には、店内のすべてのお酒を50%~70%OFFで提供させて頂きます(一部の商品は除く)。なお、皆様のご健康にも配慮しながら、沢山の方々に、沢山の種類を楽しんで頂きたいので、シングルモルトは一応、15ml単位で提供致します(どうしてもというご要望があれば、最大30mlまでOKですが…)。参加ご希望の方は、必ず事前にご来店のうえ、店頭にてご予約くださいませ(遠方の方はマスターまでご相談くださいませ=電話06-6342-0035)。以上、宜しくお願いいたします。皆様のお越しをお待ちしております。
2022/03/31
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(525) 作品名不詳の挿絵<25> 1990年代前半? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。上品そうな老婦人が椅子(ソファ)に座っている。表情は悲し気にも、物憂げにも見える。両手を前で組んでいるのは、目の前の誰かに詰問されているからか? それともただ、昨日の悲しい出来事を振り返っているのか? おそらくはミステリー系小説の一場面だろう。【お願い】もし何の作品(小説またはエッセイ等)の挿絵として制作されたのか、ご存知の方(または何か手掛かりをお持ちの方)はご教示くださいませ。→ arkwez@gmail.com まで。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/31
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(524) 作品名不詳の挿絵<24> 1980年代後半 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。草原?を歩く外国人男性という何の変哲もない図柄。バックの森や足元はグレーでシンプルに表現している。絵のタッチからして、間違いなくプロデビュー前後の作品。おそらくは、海外のミステリー系小説の挿絵として制作されたものだろう。【お願い】もし何の作品(小説またはエッセイ等)の挿絵として制作されたのか、ご存知の方(または何か手掛かりをお持ちの方)はご教示くださいませ。→ arkwez@gmail.com まで。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/30
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(523) 作品名不詳の挿絵<23> 1980年代後半 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。この髪の長い女性は、寝ているのか、単に目をつぶって休んでいるだけか。それとも死んでいるのか? 着ているのはスーツの上着か、それともバスローブか? 絵からはいろんな想像がかき立てられる。「Toru」という落款からしてプロデビュー(1988年)の頃に、おそらくはミステリー系小説の挿絵として制作されたものだろう。【お願い】もし何の作品(小説またはエッセイ等)の挿絵として制作されたのか、ご存知の方(または何か手掛かりをお持ちの方)はご教示くださいませ。→ arkwez@gmail.com まで。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/29
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(522) 作品名不詳の挿絵<22> 1990年代前半? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。暗い夜に車のハンドルを握るネクタイ姿の男。その顔がほのかな灯りで照らされている。男はどこへ向かおうとしているのか? これもおそらくは、海外のミステリー系小説の挿絵として制作されたものだろう。【お願い】もし何の作品(小説またはエッセイ等)の挿絵として制作されたのか、ご存知の方(または何か手掛かりをお持ちの方)はご教示くださいませ。→ arkwez@gmail.com まで。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/28
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WEBマガジン「リカル(LIQUL)」連載 【カクテル・ヒストリア第20回】 マンハッタン、かくも謎めいたカクテル ◆根拠が崩れた有名な逸話 「カクテルの女王」の異名をもつマンハッタン(Manhattan)=写真左下。考案者が誰かは分かっておらず、誕生の由来にも諸説がある。しかしながら、1870年代半ばから1884年までの間にニューヨークの社交クラブ「マンハッタン・クラブ」で考案され、マンハッタン島もしくはそのクラブ名にちなみ「マンハッタン」と名付けられ、世界中へ広まっていったのは間違いないということでは、専門家の意見はほぼ一致している。 諸説の中で一番よく紹介されるのが、「ニューヨークの銀行家令嬢だったジェニー・ジェローム=後の英国首相ウィンストン・チャーチルの母=が、1874年の大統領選の時、マンハッタン・クラブで候補者支援パーティーを開き、そのとき考案された」という説だ。 しかし、この連載の第4回でも触れたが、チャーチル自身が後年の自伝で、「母はその当時フランスにいて、妊娠もしていたので、その支援パーティーの場にはいなかった」と記している(出典:Wikipedia英語版)。ジェローム自身も生前、このカクテルの誕生に自分が関わったという発言を一切残していないことから、後世のつくり話の可能性が高いことはほぼ間違いない。 ◆初出資料は1884年、従来説より3年遡る ところで、欧米のカクテルブックでマンハッタンが初めて活字になったのは、従来は1887年、「カクテルの父」の異名も持つジェリー・トーマス(Jerry Thomas 1830~1885)のカクテルブック「How To Mix Drinks」の改訂版(※トーマス死去の2年後に出版)であると言われてきた。 しかし近年の研究で、1884年に米国で出版された2冊のカクテルブック、「The Modern Bartenders' guide」(バイロン<O. H. Byron>名義=末尾【注1】ご参照)、「How To Mix Drinks:Bar Keepers’ Handbook」(ジョージ・ウインター<George Winter>著)=写真右=が初出資料であることが有力になってきた。 バイロンやウインターの本はその存在は知られていたが、近年まで絶版になっており、研究の対象として人目に触れる機会はほとんどなかった。しかし2000年以降に復刻版が刊行され、米国の著名なバーテンダー&カクテル研究者のデイル・デグロフ氏や、「The Manhattan:The Story of the First Modern Cocktail」(2016年刊)の著者フィリップ・グリーン氏によって、「トーマスの著書よりも3年早く」マンハッタンが紹介されていることが確認された。 バイロンの本(写真左)では、以下の2種類のレシピで収録されている(ウインターの本では1種類で、レシピはバイロンとほぼ同じだが、ベルモットの種類についての言及はない)。 マンハッタンNo.1=ウイスキー2分の1Pony(約30ml。【末尾注2】ご参照)、フレンチ(ドライ)ベルモット1pony、アンゴスチュラ・ビターズ3~4dash、ガムシロップ3dash マンハッタンNo.2=ウイスキー2分の1Wineglass(容量は約60ml)、イタリアン(スイート)ベルモット2分の1Wineglass、アンゴスチュラ・ビターズ2dash、キュラソー2dash ◆当初はドライ・ベルモットを使うレシピが優勢だった? 興味深いのは、バイロン本ではドライ・ベルモットを使うマンハッタンの方が、現代標準レシピのスイート・ベルモットを使うものより先に掲載されていることで、マンハッタン成立の過程がうかがえる貴重なレシピとも言える。米国内で欧州産のドライ・ベルモットが普及し始めたのは、スイート・ベルモットよりも後なので、なぜドライの方が「No.1」の位置づけなのか、これは少し謎である。 その後、米国内で出版されたカクテルブックで「マンハッタン」のレシピがどのように変化していったのかを、少し見ていくとーー。 トーマス本では「ライ・ウイスキー1pony(約30ml)、スイート・ベルモット1Glass(約60ml)、キュラソー(またはマラスキーノ)2dash、ビターズ3dash」となっているのに対して、その後出版された「American Bartender」(1891年)、「Modern American Drinks」(1895年)、「Dary's Bartenders' Encyclopedia」(1903年)、「Bartenders Guide: How To Mix Drinks」(1912年)という4冊では、判で押したように、「ウイスキーとスイート・ベルモット各2分の1ずつ、ビターズ1dash」というレシピになっている。 ウイスキーの割合が多くなる、すなわち辛口のマンハッタンが登場するのは、ハリー・マッケルホーンの名著「ABC of Mixing Cocktails」(1919年刊)が初めてである(レシピは、「ライ・ウイスキー3分の2、スイート・ベルモット3分の1、アンゴスチュラ・ビターズ1dash)。そして1930年代以降は、徐々にウイスキーの割合が多くなる「ドライ化」が進んでいく。 ◆日本にも外国人居留地で19世紀末には提供か 日本では、1907年(明治40年)出版の文献に初めて「マンハッタン」の名が見られる。遅くとも1890年代末までには、横浜や神戸の外国人居留地のホテルのバー等では普通に提供されていたことだろう(写真右下=1907年<明治40年>、日本で初めてマンハッタンを紹介した「洋酒調合法」のページ)。 なお、1957年(昭和32年)に出版されたカクテルブック「洋酒」(佐藤紅霞著)では、「マンハッタン・コクテール」として「ライ・ウイスキー2分の1、ドライ・ベルモット2分の1、アンゴスチュラ・ビターズ、クレーム・ド・ノワヨー(アーモンド風味のリキュール)各2dash」とあり、なぜかドライ・ベルモットを指定している。 スイート・ベルモットを使う場合は「スイート・マンハッタン」とわざわざ区別していることから、日本国内では、1950年代でもなお「マンハッタン」のレシピ(定義)は揺れていたようだ。 マンハッタンはマティーニ同様、レシピはシンプルだが、「バー(バーテンダー)の数だけバリエーションがある」というカクテル。辛口志向、ライト志向の昨今、少し敬遠されているのかもしれないが、難しいことはあまり考えず、貴方もたまには「マンハッタン」を味わってみてはいかがだろうか?【確認できる日本初出資料】「洋酒調合法」(高野新太郎編、1907年<明治40年>刊 ※欧米料理法全書の附録としての小冊子)。そのレシピは、「ウイスキーWineglass2分の1、スイート・ベルモット2分の1、オレンジ・ビターズ1~2dash、アブサン1dash、ガムシロップ1dash」となっている。【注1】著者のバイロンについて、復刻版の編者であるブライアン・レア氏は前書きで「O.H.バイロンという作家、研究者、バーテンダーが同時代に存在した歴史的資料は見当たらず、おそらくはこの本(原著)の出版社の編集者自身のペンネームか、あるいは(編集者が考えた)架空の人物ではないか」と記すが、だからと言って、この本の歴史的価値が下がることは一切ない。【注2】19世紀によく使われた液量単位で、1ponyは1オンス(ounce)=約30ml=にほぼ同じ。・WEBマガジン「リカル(LIQUL)」上での連載をご覧になりたい方は、こちらへ・連載「カクテル・ヒストリア」過去分は、こちらへ
2022/03/27
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(521) 作品名不詳の挿絵<21> 1990年代半ば? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。花嫁が普段着姿の男と一緒に走る(逃げる?)と言えば、映画「卒業」のラストシーンが有名だが、この絵では猫も一緒に走っている。さて、どんな小説(or エッセイ)の挿絵だったのだろうか?【お願い】もし何の作品(小説またはエッセイ等)の挿絵として制作されたのか、ご存知の方(または何か手掛かりをお持ちの方)はご教示くださいませ。→ arkwez@gmail.com まで。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/27
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ITTETSU GALLERY:もう一つの成田一徹(501)~(520) バー・シーンを描いた切り絵で有名な成田一徹(1949~2012)ですが、実は、バー以外をテーマにした幅広いジャンルの切り絵も、数多く手掛けています。花、鳥、動物、職人の仕事、街の風景、庶民の暮らし、歴史、時代物(江戸情緒など)、歴史上の人物、伝統行事・習俗、生まれ故郷の神戸、小説やエッセイの挿絵、切り絵教則本のためのお手本等々。 今回、バー・シーンとは一味違った「一徹アート」の魅力を、一人でも多くの皆さんに知ってもらいたいと願って、膨大な作品群のなかから、厳選した逸品を1点ずつ紹介していこうと思います(※一部、バー関係をテーマにした作品も含まれますが、ご了承ください)。 ※故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします。(501)作品名不詳の挿絵<3> 1980年代後半 ※一昨年(2020年)の10月からスタートした「ITTETSU GALLERY」も500回を超えた。世界中の沢山の人たちに見てもらいたい、素晴らしい作品がある限り連載は続く。昨日に続き一徹氏の残した小説やエッセイの挿絵(切り絵)で、「作品名もなく、何の作品のために(何の媒体のために)制作したのか不詳のもの」を紹介する。 シルエットで描かれた外国人女性の横顔、向こうにはバスが見える。バックは、セピア色の顔料を使ったスパッタリング(吹き付け)技法で仕上げている。おそらくは海外のミステリー系の小説の挿絵として制作されたのだろう。落款のスタイルからして、デビュー(1988年)直後(あるいは直前)の作品と思われる。(502)立ち雛(3種) 1990年代 ※きょう3月3日は雛(ひな)祭り。なので、「作品名不詳の挿絵」シリーズは少しお休み。一徹氏の残した切り絵作品の中に雛祭りがらみのものはないかと探したら、こんな立ち雛を描いたものが3枚確認できた。1枚目は落款があるので、おそらく誰かのエッセイの挿絵として制作されたと思われる。2、3枚目は自著の切り絵技法書(複数)の「作例」として収録された。(503)作品名不詳の挿絵<4> 1990年代前半 ※再び、「作品名不詳の挿絵」シリーズに戻る。この作品にも、スパッタリング(吹き付け)技法が男の後ろ姿に使われている。シルエットで描かれ、驚きで髪が逆立っている。下には、古城のような景色。おそらくは、これも海外のミステリー系の小説の挿絵として制作されたのだろう。 一昨年(2020年)の10月からスタートした「ITTETSU GALLERY」も500回を超えた。世界中の沢山の人たちに見てもらいたい、素晴らしい作品がある限り連載は続く。当分の間、一徹氏の残した小説やエッセイの挿絵の中から、「作品名もなく、何の文芸作品のために(&何の媒体のために)制作したのか不詳のもの」を紹介していきたい。(504)作品名不詳の挿絵<5> 1990年代前半 ※「作品名不詳の挿絵」を紹介するシリーズ。本日もシルエットを使った作品。ビルを背にする男。手には拳銃が…。おそらくは、これも海外のミステリー系の小説の挿絵として制作されたのだろう。(505)作品名不詳の挿絵<6> 1990年代前半 ※「作品名不詳の挿絵」を紹介するシリーズ。本日もシルエットを使った作品。昨日の男性も拳銃を持っていたが、きょうは年配?の女性が真正面を見据えて拳銃を向けている。これも、間違いなく海外のミステリー系の小説の挿絵として制作されたものだろう。(506)啓蟄(けいちつ) 1990年代後半 ※2日遅れになってしまったが、3月5日は、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。春の暖かさを感じて、冬ごもりをしていた虫たちが動き始める日のことをこう言う(「作品名不詳の挿絵」を紹介するシリーズはきょうはお休みです)。これも、(小説の挿絵ではないが)何の媒体のために制作したのかは不詳な作品。一徹氏は、落ち葉の中から動き出すテントウムシを描き、見上げた上からは陽光がふり注ぎ、春の風物詩ツクシの姿も。絵の中にわざわざ「KEICHITSU」という文字まで入れているのが面白い。(507)作品名不詳の挿絵<7> 1990年代後半 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズに戻る。今回は高層ビル街を歩くコート姿の男。手にはアタッシュケースと新聞。舗道の蒸気口からは白い湯気が上がっていることから、場所はニューヨーク・マンハッタンだろうか。これも、おそらくは海外のミステリー系小説の挿絵として制作された作品だろう。(508)作品名不詳の挿絵<8> 1990年代後半 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。今回はシルエットで描かれた女性の立ち姿。落款も付いており、おそらくは海外のミステリー系小説の挿絵として制作された作品だろう。(509)作品名不詳の挿絵<9> 1990年代前半 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。悪漢に追われる男というシーン。今回の作品も落款が付いており、小説の挿絵として制作され、実際に掲載された作品だろう。(510)作品名不詳の挿絵<10> 1990年代前半? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。今回は、ミステリアスな雰囲気が漂う、髪の長い女性の横顔。これもおそらくは、小説の挿絵として制作されたのだろう。(511)作品名不詳の挿絵<11> 1990年代半ば? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。今回は、スパッタリング(吹き付け)技法も駆使した、少しおどろおどろしい絵柄。切り立った断崖を登ろうとしている半裸の男。何かに追われているかのような雰囲気。落款もあり、海外のミステリー系小説の挿絵として制作されたものだろう。(512)作品名不詳の挿絵<12> 1990年代前半 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。今回は、珍しくスクリーントーンを多用した、少しシュールな作品。絡み合う3つの歯車。その一つを登る男が後ろ姿で描かれている。海外のSF系小説の挿絵として制作されたものではないかと思われる。(513)作品名不詳の挿絵<13> 1990年代半ば? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。今回は、お下げ髪の少女の姿。名前を呼びかけたら、こちらを振り向いて…という雰囲気。どこか怒っているような表情にも見えるのは、気のせいか? おそらくは、日本人作家の小説の挿絵として制作されたと思われる。(514)作品名不詳の挿絵<14> 1980年代後半? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。今回は、スパッタリング(吹き付け)技法も使った、かなり初期の作品。手にスコップ、背中にシャベルを担いだ男の後ろ姿。なぜか、カウボーイ・ハットをかぶっている。そして、向こうに見える楼閣は高床式。さて、これは何を意味する構図だろうか?(画質の粗さは印刷媒体からのスキャニングのせいです。ご容赦を!)。(515)作品名不詳の挿絵<15> 1990年代半ば? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。今回も不思議な図柄。両家のお見合いみたいなシーンだが、なぜか、手前の男性側の席には(父親代わりの?)猫が一緒に座っている(笑)。さて、どういう小説(or エッセイ)の場面なのだろうか…?(516)作品名不詳の挿絵<16> 1990年代前半 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。「No more milk until further notice(さらなる指示があるまではミルクはダメ)」と書かれたメモ用紙と1個の茶碗。今回の図柄も、何を意味するかは、どういう小説のために制作したのかが分からなければ不明だ。おそらくはミステリー系小説の挿絵だったのではと思うのだが…。(517)作品名不詳の挿絵<17> 1990年代前半? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。外国人風の男の横顔の一部。そしてその背後に様々な恐竜が描かれているという不思議な絵。これも、おそらくは海外のミステリー系小説の挿絵として制作されたと思われる。(518)作品名不詳の挿絵<18> 1980年代後半 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。画面を斜めに遮る黒いエリア。そこに、一眼レフカメラをこちらに構える男。「Tohru」という落款からは、正式なプロデビュー(1988年)の「前後」の作品ということが分かる。これも、おそらくは海外のミステリー系小説の挿絵として制作されたと思われる(※一徹氏はデビュー前から「ミステリマガジン」=早川書房刊=から時々挿絵の仕事を受けていた)。(519)作品名不詳の挿絵<19> 1990年代前半? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。街なかの公衆電話で、外国人女性が何やら楽しげに話している。「New York Telephone」という表示が見えるので、場所はおそらくはニューヨーク市内だろう。これも図柄から見て、おそらくは海外のミステリー系小説の挿絵として制作されたと思われる。(520)作品名不詳の挿絵<20> 1990年代後半? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。立食パーティーか何かの情景。少しラフな格好をした給仕責任者(店主?)らしき男性が、ケーキの載ったお盆を持って立っている。表情は少し困ったような感じ。その向こうにはドリンクを手にした参加者たちのシルエット。これも、おそらくは海外のミステリー系小説の挿絵として制作されたと思われる。【お願い】もし何の作品(小説またはエッセイ等)の挿絵として制作されたのか、ご存知の方(または何か手掛かりをお持ちの方)はご教示くださいませ。→ arkwez@gmail.com まで。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★過去の総集編ページをご覧になりたい方は、こちらへ。【Office Ittetsuからのお願い】成田一徹が残したバー以外のジャンルの切り絵について、近い将来「作品集」の刊行を計画しております。もしこの企画に乗ってくださる出版社がございましたら、arkwez@gmail.com までご連絡ください。・こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/26
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(520) 作品名不詳の挿絵<20> 1990年代後半? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。立食パーティーか何かの情景。少しラフな格好をした給仕責任者(店主?)らしき男性が、ケーキの載ったお盆を持って立っている。表情は少し困ったような感じ。その向こうにはドリンクを手にした参加者たちのシルエット。これも、おそらくは海外のミステリー系小説の挿絵として制作されたと思われる。【お願い】もし何の作品(小説またはエッセイ等)の挿絵として制作されたのか、ご存知の方(または何か手掛かりをお持ちの方)はご教示くださいませ。→ arkwez@gmail.com まで。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/26
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(519) 作品名不詳の挿絵<19> 1990年代前半? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。街なかの公衆電話で、外国人女性が何やら楽しげに話している。「New York Telephone」という表示が見えるので、場所はおそらくはニューヨーク市内だろう。これも図柄から見て、おそらくは海外のミステリー系小説の挿絵として制作されたと思われる。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/25
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(518) 作品名不詳の挿絵<18> 1980年代後半 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。画面を斜めに遮る黒いエリア。そこに、一眼レフカメラをこちらに構える男。「Tohru」という落款からは、正式なプロデビュー(1988年)の「前後」の作品ということが分かる。これも、おそらくは海外のミステリー系小説の挿絵として制作されたと思われる(※一徹氏はデビュー前から「ミステリマガジン」=早川書房刊=から時々挿絵の仕事を受けていた)。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/24
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(517) 作品名不詳の挿絵<17> 1990年代前半? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。外国人風の男の横顔の一部。そしてその背後に様々な恐竜が描かれているという不思議な絵。これも、おそらくは海外のミステリー系小説の挿絵として制作されたと思われる。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/23
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バーUKは本日23日(水)、第29回「テイスティングの集い」(午後3時~10時、テーマ「ワイン樽熟成モルトを飲み比べよう」)開催のため、終日貸切営業となります。何卒ご了承くださいませ。
2022/03/23
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(516) 作品名不詳の挿絵<16> 1990年代前半 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。「No more milk until further notice(さらなる指示があるまではミルクはダメ)」と書かれたメモ用紙と1個の茶碗。今回の図柄も、何を意味するかは、どういう小説のために制作したのかが分からなければ不明だ。おそらくはミステリー系小説の挿絵だったのではと思うのだが…。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/22
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【バーUKの3月22日以降の営業方針についてのお知らせです】 「まん延防止等重点措置」は3月21日に解除されましたが、日々のコロナ新規感染者数は依然として高い水準にあります。 オミクロン株は低減傾向にあるとは言え、海外からは新たな変異株のニュースも届いており、国や大阪府からは引き続き、厳格な感染防止対策を要請されています。 このため、バーUKといたしましては当面、以下のような営業方針と致します。 (1)営業時間は、リモートワークの定着や飲酒(外飲み)スタイルの変化などで遅い時間帯の人流回復が見通せないこともあり、当分の間、平日は午後4時~10時(ご入店は9時まで。酒類の提供は9時半まで)とさせて頂きます。 (2)午後9時以降にご来店の場合は、必ず事前に店まで必ずお電話くださいませ=電話06-6342-0035。事前に連絡がない場合の入店はお断り致します。 (3)午後9時の時点でノー・ゲストの場合は閉店させて頂きます。 (4)ご入店は当分の間、御3人様まで、ご在店時間は90分以内に、店内の在客数は最大6~7人にそれぞれ制限させて頂きます。 (5)引き続き、入店の際は必ずマスクをご着用頂き、手の消毒等にご協力をお願いいたします。店内での大声での会話はご遠慮ください。 以上、何卒ご理解、ご協力の程を重ねて宜しくお願いします。
2022/03/21
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皆さま、バーUK2022年4月の店休日と営業時間のお知らせです。「まん延防止等重点措置」は解除されましたが、毎日のコロナ感染者数は依然として高い水準にあります。行政側からは引き続き、厳格な感染防止対策を求められていることから、バーUKといたしましては当面、以下のような営業方針と致します。何卒ご理解のほど宜しくお願い致します。 【4月の店休日=予定】2日(土)、3日(日)、10日(日)、16日(土)、17日(日)、24日(日)、27日(水)、29日(金)=祝日、30日(土) ※9日(土)は貸切営業となります。23日(土)は通常営業<午後2時~7時半>の予定です。 ※営業時間は、リモートワークの定着や飲酒(外飲み)スタイルの変化などで遅い時間帯の人流回復が見通せないこともあり、当分の間は、平日は午後4時~10時(ご入店は9時まで。酒類の提供は9時半まで)です(午後9時以降にご来店の場合は、必ず事前に店まで必ずお電話くださいませ=電話06-6342-0035。事前に連絡がない場合の入店はお断り致します)。なお、午後9時の時点でノー・ゲストの場合は閉店させて頂きます。 ※なお、ご入店は当分の間、御3人様まで、ご在店時間は90分以内に、店内の在客数は最大6~7人にそれぞれ制限させて頂きます。 以上、何卒ご理解、ご協力の程を重ねて宜しくお願いします。【Notice for April 2022】The bar UK is closed on 2nd、3rd、10th、16th、17th、24th、27th、29th、30th( Open from 4:00 to 10:00 pm.< Your entry is until 9:00 and alcohol service is until 9:30 pm. > on weekdays). If open on Saturdays, from 2:00 to 7:30 pm.
2022/03/21
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(515) 作品名不詳の挿絵<15> 1990年代半ば? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。今回も不思議な図柄。両家のお見合いみたいなシーンだが、なぜか、手前の男性側の席には(父親代わりの?)猫が一緒に座っている(笑)。さて、どういう小説(or エッセイ)の場面なのだろうか…?【お願い】もし何の作品(小説またはエッセイ等)の挿絵として制作されたのか、ご存知の方(または何か手掛かりをお持ちの方)はご教示くださいませ。→ arkwez@gmail.com まで。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/21
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(514) 作品名不詳の挿絵<14> 1980年代後半? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。今回は、スパッタリング(吹き付け)技法も使った、かなり初期の作品。手にスコップ、背中にシャベルを担いだ男の後ろ姿。なぜか、カウボーイ・ハットをかぶっている。そして、向こうに見える楼閣は高床式。さて、これは何を意味する構図だろうか?(画質の粗さは印刷媒体からのスキャニングのせいです。ご容赦を!)。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/20
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【お知らせ】大変申し訳ありませんが、明日15日(火)から19日(土)までの5日間、「ITTETSU GALLERY:もう一つの成田一徹」は休載させて頂きます。20日から再開致します。
2022/03/14
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(513) 作品名不詳の挿絵<13> 1990年代半ば? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。今回は、お下げ髪の少女の姿。名前を呼びかけたら、こちらを振り向いて…という雰囲気。どこか怒っているような表情にも見えるのは、気のせいか? おそらくは、日本人作家の小説の挿絵として制作されたと思われる。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/14
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(512) 作品名不詳の挿絵<12> 1990年代前半 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。今回は、珍しくスクリーントーンを多用した、少しシュールな作品。絡み合う3つの歯車。その一つを登る男が後ろ姿で描かれている。海外のSF系小説の挿絵として制作されたものではないかと思われる。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/13
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(511) 作品名不詳の挿絵<11> 1990年代半ば? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。今回は、スパッタリング(吹き付け)技法も駆使した、少しおどろおどろしい絵柄。切り立った断崖を登ろうとしている半裸の男。何かに追われているかのような雰囲気。落款もあり、海外のミステリー系小説の挿絵として制作されたものだろう。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/12
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(510) 作品名不詳の挿絵<10> 1990年代前半? ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。今回は、ミステリアスな雰囲気が漂う、髪の長い女性の横顔。これもおそらくは、小説の挿絵として制作されたのだろう。【お願い】もし何の作品(小説またはエッセイ等)の挿絵として制作されたのか、ご存知の方(または何か手掛かりをお持ちの方)はご教示くださいませ。→ arkwez@gmail.com まで。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/11
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(509) 作品名不詳の挿絵<9> 1990年代前半 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。悪漢に追われる男というシーン。今回の作品も落款が付いており、小説の挿絵として制作され、実際に掲載された作品だろう。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/10
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(508) 作品名不詳の挿絵<8> 1990年代後半 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズ。今回はシルエットで描かれた女性の立ち姿。落款も付いており、おそらくは海外のミステリー系小説の挿絵として制作された作品だろう。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/09
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(507) 作品名不詳の挿絵<7> 1990年代後半 ※何の媒体のために、何という小説のための挿絵なのか不明な作品を紹介するシリーズに戻る。今回は高層ビル街を歩くコート姿の男。手にはアタッシュケースと新聞。舗道の蒸気口からは白い湯気が上がっていることから、場所はニューヨーク・マンハッタンだろうか。これも、おそらくは海外のミステリー系小説の挿絵として制作された作品だろう。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/08
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(506) 啓蟄(けいちつ) 1990年代後半 ※2日遅れになってしまったが、3月5日は、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。春の暖かさを感じて、冬ごもりをしていた虫たちが動き始める日のことをこう言う(「作品名不詳の挿絵」を紹介するシリーズはきょうはお休みです)。これも、(小説の挿絵ではないが)何の媒体のために制作したのかは不詳な作品。一徹氏は、落ち葉の中から動き出すテントウムシを描き、見上げた上からは陽光がふり注ぎ、春の風物詩ツクシの姿も。絵の中にわざわざ「KEICHITSU」という文字まで入れているのが面白い。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/07
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(505) 作品名不詳の挿絵<6> 1990年代前半 ※「作品名不詳の挿絵」を紹介するシリーズ。本日もシルエットを使った作品。昨日の男性も拳銃を持っていたが、きょうは、年配?の女性が真正面を見据えて拳銃を構える構図。これも、間違いなく海外のミステリー系の小説の挿絵として制作されたものだろう。【お願い】もし何の作品(小説またはエッセイ等)の挿絵として制作されたのか、ご存知の方(または何か手掛かりをお持ちの方)はご教示くださいませ。→ arkwez@gmail.com まで。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/06
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(504) 作品名不詳の挿絵<5> 1990年代前半 ※「作品名不詳の挿絵」を紹介するシリーズ。本日もシルエットを使った作品。ビルを背にする男。手には拳銃が…。おそらくは、これも海外のミステリー系の小説の挿絵として制作されたのだろう。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/05
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(503) 作品名不詳の挿絵<4> 1990年代前半 ※再び、「作品名不詳の挿絵」シリーズに戻る。この作品にも、スパッタリング(吹き付け)技法が男の後ろ姿に使われている。シルエットで描かれ、驚きで髪が逆立っている。下には、古城のような景色。おそらくは、これも海外のミステリー系の小説の挿絵として制作されたのだろう。 一昨年(2020年)の10月からスタートした「ITTETSU GALLERY」も500回を超えた。世界中の沢山の人たちに見てもらいたい、素晴らしい作品がある限り連載は続く。当分の間、一徹氏の残した小説やエッセイの挿絵の中から、「作品名もなく、何の文芸作品のために(&何の媒体のために)制作したのか不詳のもの」を紹介していきたい。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/04
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(502) 立ち雛(3種) 1990年代 ※きょう3月3日は雛(ひな)祭り。なので、「作品名不詳の挿絵」シリーズは少しお休み。一徹氏の残した切り絵作品の中に雛祭りがらみのものはないかと探したら、こんな立ち雛を描いたものが3枚確認できた。1枚目は落款があるので、おそらく誰かのエッセイの挿絵として制作されたと思われる。2、3枚目は自著の切り絵技法書(複数)の「作例」として収録された。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/03
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(501) 作品名不詳の挿絵<3> 1980年代後半 ※一昨年(2020年)の10月からスタートした「ITTETSU GALLERY」も500回を超えた。世界中の沢山の人たちに見てもらいたい、素晴らしい作品がある限り連載は続く。昨日に続き一徹氏の残した小説やエッセイの挿絵(切り絵)で、「作品名もなく、何の作品のために(何の媒体のために)制作したのか不詳のもの」を紹介する。 シルエットで描かれた外国人女性の横顔、向こうにはバスが見える。バックは、セピア色の顔料を使ったスパッタリング(吹き付け)技法で仕上げている。おそらくは海外のミステリー系の小説の挿絵として制作されたのだろう。落款のスタイルからして、デビュー(1988年)直後(あるいは直前)の作品と思われる。【お願い】もし何の作品(小説またはエッセイ等)の挿絵として制作されたのか、ご存知の方(または何か手掛かりをお持ちの方)はご教示くださいませ。→ arkwez@gmail.com まで。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/02
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ITTETSU GALLERY:もう一つの成田一徹(481)~(500) バー・シーンを描いた切り絵で有名な成田一徹(1949~2012)ですが、実は、バー以外をテーマにした幅広いジャンルの切り絵も、数多く手掛けています。花、鳥、動物、職人の仕事、街の風景、庶民の暮らし、歴史、時代物(江戸情緒など)、歴史上の人物、伝統行事・習俗、生まれ故郷の神戸、小説やエッセイの挿絵、切り絵教則本のためのお手本等々。 今回、バー・シーンとは一味違った「一徹アート」の魅力を、一人でも多くの皆さんに知ってもらいたいと願って、膨大な作品群のなかから、厳選した逸品を1点ずつ紹介していこうと思います(※一部、バー関係をテーマにした作品も含まれますが、ご了承ください)。 ※故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします。(481)「日本丸の神戸母港化」要請運動ステッカーのために 1980年代前半 ※昨日に続いてもう一つ、ステッカーに描かれた切り絵作品。1984年に建造された2代目の実習帆船「日本丸」は、一徹氏の神戸港振興協会職員時代、たびたび神戸港を訪れた。来航のたびに歓迎セレモニーや見学会が開催され、一徹氏も対応に駆り出された。このステッカーは、2代目日本丸の母港を神戸港にするよう官民で(当時所管していた)文部省に要請する運動のために作られたが、結果的に母港化は実現しなかった(2代目は現在、独立行政法人「海事教育機構」の所管となっている)。(482)客船とカクテル 2002年と2010年 ※大型客船の形をしたグラスとカクテルグラスが並立するという妄想上の構図は、一徹氏の好きなモチーフの一つで、生涯に何度か切り絵として制作している。これらはそのうちの2枚。 1枚目は文芸評論家・清水良典さんの連載エッセイ「ポケットに栞(しおり)」(東京新聞・中日新聞紙上)のために制作したもの(月1回の連載で2002年10月17日掲載分。連載期間は約3年<2000年~03年>に渡ったが、一徹氏は毎回、「グラス+何かのモチーフ」という構図の切り絵を提供した)。 そして、2枚目の作品はその8年後の2010年に、神戸の古書店「ロードス書房」の目録の表紙絵として、店主から依頼されたもの。ご覧のように、ほぼ同じ図柄だけれど、左右を反転させている。8年後の作品でなぜ反転させたのかは不明だが、やはり船が左側に向いている方がなんとなく落ち着くからと思ったのか。(483)雑誌「ダ・カーポ」のための挿絵 1990年代後半 ※雑誌「ダ・カーポ」(マガジンハウス社から1981~2007年に刊行)からの依頼で制作した作品。1994年、時の首相暗殺未遂事件を起こして逮捕され、実刑を受け獄中にいた、ある右翼活動家のエッセイに添えられた。言わずもがなだが、一徹氏がこの活動家と親交があったという訳では全くなく、単に雑誌の編集部を通じて挿絵の仕事を依頼されたというだけ。(484)「雨の女」のための表紙絵 1999年 ※1999年に月刊「オール読物」(文藝春秋刊)に掲載された村雨貞郎氏の推理小説「雨の女」の表紙絵として制作された作品(残されているレイアウト完成予想図=下=と共に紹介する)。村雨氏は1949年高知県生まれ。新聞記者、広告代理店勤務などを経て、93年「砂上の記録」で第15回小説推理新人賞、97年「マリ子の肖像」で第4回松本清張賞を受賞した。(485)オレンジ・スライス 1990年代前半 ※何かの挿絵として制作したと思われるが、それ以上の詳細は不明。後に、自著の切り絵技法書の「作例」として収録された。(486)囲炉裏端(3種) 1990年代 ※「囲炉裏端」も一徹氏の好きなモチーフの一つだった。この連載でも第71回(下の画像ご参照)と第439回(同)で登場しているが、あと残っている3枚の作品をまとめて紹介する。(487)石 臼 1990年代前半 ※珍しくモノトーンの紙ではなく、御影石のような模様をつけた紙をメインに使い、仕上げた作品。一徹氏は時々、実験的にこのような試みにも取り組んだ。安易に市販のスクリーントーンを使うのは好まなかったので、石臼本体に使ったの模様紙は、白い紙の上からスパッタリング技法(絵具やインクを付けた歯ブラシで金網を擦り、不規則なシミのような模様をつくる)で、自ら制作した。石臼の質感、素材感を出すのにはとても成功していると思う。(488)バラ<1> 1990年代前半 ※本日からバラの絵を4回に分けて紹介したい。本日は、あるエッセイの挿絵として制作された作品。上下で反転したような図柄にしているのが面白い。(489)バラ<2> 1990年代前半 ※本日もバラの切り絵を。これもおそらく、誰かのエッセイか何かの挿絵として制作したもの。風にたなびく一輪のバラから、しなやかな枝の動きが伝わってくるような作品だ。(490)バラ<3> 1990年代後半 ※昨日に続きバラの切り絵を。月刊「文藝春秋」の目次ページカット絵のために制作された。カット絵はあくまで「(目次ページの)脇役」であるが、上品でおしゃれな雰囲気が漂い、おそらく読者の目を引いたことは間違いない。(491)バラ<4>完 1980年代後半 ※「バラ」をテーマにしたシリーズも、とりあえず本日でおしまい。プロデビュー後間もない頃の一枚と思われるが、何のために制作したのかよく分からないが、スクリーン・トーンを多用した実験的な作品。(492)スイセン 1990年代前半 ※「バラ」シリーズは昨日終わったが、もう1枚、ちょうど今が旬の花の絵(スイセン)を。かなり縦長の図柄は、おそらくは、月刊「文藝春秋」の目次ページのカット絵として制作されたのだろう。(493)メッセージ・イン・ザ・ボトル 1995年頃 ※ボトルに手紙を入れて、海に流す。ボトルは遠い、どこかの浜にたどり着き、拾った誰かに読まれる。そこから新たな出会いが生まれる。昔、ケビン・コスナー主演でそんなことをモチーフにした映画もあった。自著(1996年刊)の切り絵技法書の「作例」として制作した作品。(494)皇太子時代の徳仁・天皇 1992年 ※本日は祝日(天皇誕生日)。一徹氏は、(仕事の依頼もなかったのか)皇室がらみの作品はほとんど手掛けなかった。唯一残っているのは、1992年、現在の天皇陛下の皇太子時代を描いたこの一枚である。当時、週刊誌「サンデー毎日」に掲載された皇太子殿下の御妃候補についての記事に添えられたもの。候補の「本命」は、外務省職員だった小和田雅子さん(現・皇后陛下)だったが、バックにシルエットとして描かれた女性もおそらくは、小和田さんをイメージしたのであろう。(495)歳徳神 1990年代後半 ※何のために制作したのか不明の作品。「歳徳神(としとくじん)」が描かれた暦本のページ。「歳徳神」とは陰陽道ではその年の福徳を司る神で、「歳神(としがみ)」とも言う。ほとんどの暦本では、最初の方のページに美しい姫神の姿をした歳徳神が登場する。「歳徳神」の居る方位が「恵方(えほう)」(「あき(明き)の方」とも言う)で、その方角に向かって事を行うのが「吉」と言われている。 「恵方」は毎年変わるが、実は基本的に「東北東」「西南西」「南南東」「北北西」の四つだけ。その年の「十干(じっかん)」と組み合わせることで決まる。「十干」とは「十二支」のようなもので、「甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)」の十通りで暦を表す。ちなみに、ことし2022年の「恵方」は先日の節分でもお聞きになったように、「北北西」である。(496)老舗蕎麦屋 1990年代後半 ※老舗蕎麦屋「砂場」を描いたと思われる一枚(おそらくは料理系の雑誌の依頼で制作したのだろう)。しかし、都内には明治2年(1869)創業の日本橋「室町砂場」を始め、「砂場」を名乗る老舗蕎麦屋が少なくとも5軒はある。この切り絵、最初は日本橋の店を描いたものと思ったが、玄関の壁に取り付けている「おそば」という外看板の位置が、今も残る店のものとは左右が逆だ(近年、位置を変えたのか?)。グーグルで画像検索しても、同じ外観の「砂場」にはヒットしない。一徹氏はいったい、どの「砂場」を描いたのだろうか?(497)アイヌの祭り 1990年頃? ※北海道の先住民族、アイヌの人たちの祭りを描いた、実に手の込んだ作品。落款のスタイルからして、デビュー後、間もない時期のものと見られるが、完成度はとても高いと思う。残念ながら、何の(媒体の)ために制作したのかは、現時点では分かっていない。(498)「Old Bridge」という名の酒場 2009年 ※一徹氏がプロデビュー(1988年)前から、グッドバー同好会の会員向けに葉書で発行していた(切り絵と文章による)「グッドバー通信」。1995年を最後に一時中断していたが、2007年から再開することを決めた。旧「グッドバー通信」は田中正樹が文を担当したが、再開後は荒川英二が文を受け持つことになった。 これは再開後9回目の「通信」(2009年)で、大阪・鶴橋のJR環状線ガード下にあった「Old Bridge」という酒場(現在は閉店)を描いたもの。取材のため荒川と一緒に店を訪れた一徹氏は、バック・バーの棚が引き戸になっていて、そこを開けると奥がキッチンになっているというこの店の面白い造りに、いたく感激し、迷うことなく切り絵の主題に選んだ。 (※この店の任されていたMさんは現在、大阪・上本町6丁目で「ドラムハウス・ザ・ルート」というバーのオーナー・バーテンダーとして活躍している)。(499)作品名不詳の挿絵<1> 1990年代前半 ※一徹氏の制作した切り絵作品の中には、ミステリー小説を含む小説やエッセイの挿絵が数多くある(主に挿絵の依頼を受けたのは、「ミステリ・マガジン」「SFマガジン」「文藝春秋」「オール読物」「小説現代」「小説宝石」「野生時代」「サンデー毎日」「週刊小説」「週刊実話」「スーパージャンプ」等々)。 残念ながら、残された挿絵の多くは、誰の何という小説(またはエッセイ)のために制作したのかは、現時点ではよく分からない。しかし、それを承知のうえに、本日からしばらくの間は、こうした作品を紹介していきたい(同じ小説のための挿絵と思われるものは、出来るだけまとめて掲載したい)。(500)作品名不詳の挿絵<2> 1990年代前半 ※一昨年(2020年)の10月からスタートした「ITTETSU GALLERY」も本日で500回。公開できる素晴らしい作品がある限り、この連載は続く。本日も、昨日に続き一徹氏の残した小説やエッセイの挿絵(切り絵)で、「何の作品のために(何の媒体のために)制作したのか不詳のもの」を紹介する。シルエットで描かれた女性のバックにスパッタリング(吹き付け)技法を使った、シンプルだが、とても幻想的な作品。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★過去の総集編ページをご覧になりたい方は、こちらへ。【Office Ittetsuからのお願い】成田一徹が残したバー以外のジャンルの切り絵について、近い将来「作品集」の刊行を計画しております。もしこの企画に乗ってくださる出版社がございましたら、arkwez@gmail.com までご連絡ください。・こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/01
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成田一徹・バー切り絵作品集 『NARITA ITTETSU to the BAR』 完全改訂増補版 発刊記念! ITTETSU Gallery:もう一つの成田一徹(500) 作品名不詳の挿絵<2> 1990年代前半 ※一昨年(2020年)の10月からスタートした「ITTETSU GALLERY」も本日で500回。公開できる素晴らしい作品がある限り、この連載は続く。本日も、昨日に続き一徹氏の残した小説やエッセイの挿絵(切り絵)で、「何の作品のために(何の媒体のために)制作したのか不詳のもの」を紹介する。シルエットで描かれた女性のバックにスパッタリング(吹き付け)技法を使った、シンプルだが、とても幻想的な作品。◆故・成田一徹氏の切り絵など作品の著作権は、「Office Ittetsu」が所有しております。許可のない転載・複製や二次利用は著作権法違反であり、固くお断りいたします(著作権侵害に対する刑罰は、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金という結構重いものです)。※「ITTETSU GALLERY:もうひとつの成田一徹」過去分は、こちらへ★こちらもクリックして見てねー!→【人気ブログランキング】
2022/03/01
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