Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

2006/02/01
XML
カテゴリ:
 今年も行って参りました。明石の「太陽酒造」( 写真左上 )の蔵開き。好天の日曜。明石市中心部から山陽電車と徒歩で30分ほど。江井ヶ島(海に浮かぶ島ではありません。念のため)という、のどかな所にある蔵元を訪れた酒好きは、100人近くはいたかなー。昨年の日記は こちらに 太陽酒造

 友人が主宰している同好会の新年恒例イベントとして、もう10年近く参加しているだろうか。太陽酒造は江戸末期の創業。家族経営で月産約800本という、おそらく日本で一番小さい酒造メーカー(公称「百石」)。

 蔵開きでは、純米吟醸の生原酒2種、透明なタイプの「たれくち」( 写真右上 )と、にごりタイプの「おり酒」( 写真左下 )がほぼ飲み放題。「たれくち」は酒船搾りという手間のかかる手法で丁寧につくられた辛口。「おり酒」は普通のにごりのように極甘口ではなく、ほのかに甘いという程度のすっきりした味わい。たれくち

 出来たての新酒が味わえるのも嬉しいが、酒の肴には寿司や、イイダコの煮付け、漬け物の盛り合わせ、粕汁、湯豆腐、かわきもの等が人数分出て、お土産に酒粕まで付く。これで2千円はホンマに安い!おり酒

 蔵開きの宴は醸造所前の広場のような、屋外のスペースで開かれる( 写真右下

 去年あまりにも寒かったので僕と連れ合いは、毛糸の帽子&携帯用カイロ(体用&靴用)、それに熱いお茶入りの水筒持参という、ほぼ完璧な防寒準備のうえで参加した。おかげで今年は寒さなど平気で、お酒を存分に味わえたぞー。蔵開きの宴

 蔵開きの帰り、一部のメンバーはさらに明石駅前の、日曜も営業している居酒屋へ「転戦」したようだが、僕らは相当出来上がってしまって、まっすぐ帰宅。お土産にはもちろん「たれくち」と「おり酒」、そして、自家製の奈良漬も購入。

 夜は、お土産(おまけ)でもらった酒粕をふきんに包んで、お風呂に入れて、即席の「酒粕風呂」。これが、お酒のいい香りが漂い、体も温まって、肌もつるつるになって、とても幸せな気分になれる。

 どうですか、皆さんも、一度太陽酒造の見学へぜひお越しください。蔵開きのようなイベントの時以外でも、製造直売はしています(ネットでの通信販売をしている酒屋さんもあります→YahooかGoogleで検索してみてネ!)。

【太陽酒造】兵庫県明石市大久保町江井ヶ島789  電話078-946-1153

人気ブログランキングへGO! 【人気ブログランキング】





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006/02/01 03:20:59 PM
コメント(10) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ

利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:今年も行ったぞ 「太陽酒造」蔵開き/2月1日(水)(02/01)  
久里風  さん
日本で一番小さい酒造メーカーというのがいいですね。
そして試飲ができる。みんなこれを目当てに酒造メーカーに行きますね。
私が行くハイキングコースにもよく酒造があり、寄ってきます。
向こうもハイキング参加者を歓待してくれ飲み放題にしてくれます。
今年も酒造に寄るハイキングコースは必ず参加するつもりです。(笑)
(2006/02/01 10:27:29 AM)

久里風さんへ  
 久里風さん、こんばんはー。

>日本で一番小さい酒造メーカーというのがいいですね。そして試飲ができる。みんなこれを目当てに酒造メーカーに行きますね。私が行くハイキングコースにもよく酒造があり、寄ってきます。向こうも歓待してくれ、飲み放題にしてくれます。今年も酒造に寄るハイキングコースは必ず参加するつもりです。(笑)

 この太陽酒造のある周辺は、田畑や古い民家が点在し、人口も少ない、実にのどかな場所です。町中の商店も、どこか昭和30~40年代のような雰囲気で、とてもレトロな感じがします。

 東京都内にも、まだまだ古い造り酒屋が結構残っていると聞いたことがあります。一度、僕もそのハイキングに参加してみたいです(笑)
(2006/02/01 08:56:03 PM)

Re:今年も行ったぞ 「太陽酒造」蔵開き/2月1日(水)(02/01)  
na_geanna_m  さん
こんにちはー
皆さんが座っている椅子がいい感じです(笑)

小さくてがんばってる酒蔵大好きです^^
(2006/02/02 11:23:30 AM)

na_geanna_mさんへ  
 na_geanna_mさん、こんにちはー。

>皆さんが座っている椅子がいい感じです(笑) 小さくてがんばってる酒蔵大好きです^^

 なかなかいい椅子でしょう(笑)上に座布団をおけば、座り心地もOKですよ。
まぁ、美味しい酒を昼間からがぶがぶ飲めて、酔っぱらえれば、
椅子なんてどうでもいいですが…(爆)。今度関西へ来たら、明石までお連れしましょう。
(2006/02/02 02:18:29 PM)

Re:今年も行ったぞ 「太陽酒造」蔵開き/2月1日(水)(02/01)  
がんばれ!日本酒。です。^^♪ (2006/02/02 11:47:04 PM)

Re:今年も行ったぞ 「太陽酒造」蔵開き  
アメトラ雅 さん
うらんかんろさん
蔵開きの光景楽しく拝見致しました。酒肴の中に「ホタルイカ」とありましたが、もういただけるんですね?小生の中では春の食べ物です。普通にイカ(特に耳)の煮付け、里芋や大根と一緒でもたまりません。漬物は言うに及ばず王道といったところですね。湯豆腐も・・・小腹が空いてきました。(笑)いやいずれ劣らず酒の邪魔にならない良い酒肴ということですね。
手間隙惜しまず小さな酒蔵が世に出した酒は「ウマイ!」というより「マイッタ」と思うことがあります。作り手の思いが練り込められているようで思わず敬意を表します。ただ最近は「名の通った」酒が好きな御仁が多いようです。勿体無くていけません。ご馳走して苦情言われちゃ割に合いませんよね。あっ愚痴になっちゃってすみません。
テーマで「日本酒の良さを広めよう!」とありますね。うらんかんろさんのように酒と向き合う姿勢を拝見し、久々に清々しい思いに浸りました。 (2006/02/03 12:47:12 AM)

まつもとちあきさんへ  
 ちあきさん、こんにちはー。

>がんばれ!日本酒。です。^^♪

 ワインやビールはまだ頑張っていますが、日本酒とウイスキーは、
近頃、僕の周りでは、昔と比べて飲む人が実に少なくなりました。さびしいです。
いろんなお酒は、それぞれ「存在理由」があって存在しています。
それぞれに特徴があり、旨さがあります。これを味わわない手はありません。
僕も「がんばれ日本酒! がんばれ日本酒メーカー!」といつも思ってます。
(2006/02/03 08:25:19 AM)

アメトラ雅さんへ  
 アメトラ雅さん、こんにちはー。

>蔵開きの光景楽しく拝見致しました。酒肴の中に「ホタルイカ」とありましたが、もういただけるんですね?小生の中では春の食べ物です。普通にイカ(特に耳)の煮付け、里芋や大根と一緒でもたまりません。漬物は言うに及ばず王道といったところですね。湯豆腐も・・・小腹が空いてきました(笑)。いやいずれ劣らず酒の邪魔にならない良い酒肴ということですね。

 すみませーん。とんでもない勘違いをしていました。
あの日食べた煮付けはホタルイカでなく、イイダコでした。いやはやお恥ずかしい。
(日記本文の方も、修正しておきました)。

>手間隙惜しまず小さな酒蔵が世に出した酒は「ウマイ!」というより「マイッタ」と思うことがあります。作り手の思いが練り込められているようで思わず敬意を表します。ただ最近は「名の通った」酒が好きな御仁が多いようです。

 そうですね。同感です。「名の通った有名な酒」ではなく、
中小のメーカーから造り出される名もない酒の中から、ほんとに美味しい酒を探すことの方が、
面白いし、旨い酒と出合ったときの喜びも大きいですね。

>テーマで「日本酒の良さを広めよう!」とありますね。うらんかんろさんのように酒と向き合う姿勢を拝見し、久々に清々しい思いに浸りました。

 お互い、真面目に頑張っている零細経営の酒蔵を応援していきましょう!
(2006/02/03 08:34:21 AM)

Re:アメトラ雅さんへ(02/01)  
アメトラ雅 さん
うらんかんろさん、こん○○は。早速のレスありがとうございます。
>あの日食べた煮付けはホタルイカでなく、イイダコでした。いやはやお恥ずかしい。

実は小生イイダコをあまり食した経験がありません。それこそお恥ずかしいのですが、朧けな記憶を取り戻すために食べたくなっちゃいました。(笑)


>「名の通った有名な酒」ではなく、中小のメーカーから造り出される名もない酒の中から、ほんとに美味しい酒を探すことの方が、面白いし、旨い酒と出合ったときの喜びも大きいですね。

身近でなかなか共感を得られなかったので、喜びひとしおです。いつしか「気に入りの1本座談会」なぞできると面白いですね。勿論現物を持ち寄ってのお話としましょうか。それまで1本に絞り込んで吟味しておきましょう。(笑) (2006/02/04 01:49:31 AM)

アメトラ雅さんへ  
 アメトラ雅さん、ご返信有難うございました!

>いつしか「気に入りの1本座談会」なぞできると面白いですね。勿論現物を持ち寄ってのお話としましょうか。それまで1本に絞り込んで吟味しておきましょう。(笑)

 そうですね。僕もお会いできる機会まで、しっかり研鑽を積んで、
「とっておきの1本」を考えて、持参いたしましょう。楽しみですね(笑)。 (2006/02/04 09:00:51 PM)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

うらんかんろ

うらんかんろ

Comments

kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

Free Space

▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

神戸の残り香 [ 成田一徹 ]
価格:1980円(税込、送料無料) (2021/5/29時点)


▼コロナ禍の家飲みには、Bar UKのハウス・ウイスキーでもあるDewar's White Labelはいかが?ハイボールに最も相性が良いウイスキーですよ。 ▼ワンランク上の家飲みはいかが? Bar UKのおすすめは、”アイラの女王”ボウモア(Bowmore)です。バランスの良さに定評がある、スモーキーなモルト。ぜひストレートかロックでゆっくりと味わってみてください。クールダウンのチェイサー(水)もお忘れなく…。

Favorite Blog

おことわり。 New! はなだんなさん

LADY BIRD の こんな… Lady Birdさん
きのこ徒然日誌  … aracashiさん
きんちゃんの部屋へ… きんちゃん1690さん
猫じゃらしの猫まんま 武則天さん
久里風のホームページ 久里風さん
閑話休題 ~今日を… 汪(ワン)さん
BARで描く絵日記 パブデ・ピカソさん
ブログ版 南堀江法… やまうち27さん
イタリアワインと音… yoda3さん

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: