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2012/06/09
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カテゴリ: BAR
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2010年10月9日 の日記で、東京・丸の内にある「東京會舘」のBarにお邪魔して、名物の會舘フィズを味わったことを記しました。
s-IMG_1535.jpg
 東京會舘をあまりよく知らない方のために、前回とのダブりを承知で少し説明しておけば、1922年(大正11年)創業で、宴会場とフランス料理店、Bar等を備えた格式と風格のある建物です( 写真左 =初代の東京會舘 (C)東京會舘のパンフから)。

 現在の東京會舘は1971年(昭和46年)、同じ丸の内エリアで移転したので、建物としては2代目ですが、その歴史と伝統を十分に受け継いでいます。

 そして、この東京會舘のもう一つの名物は、「メインバー・ロッシーニ(Main Bar Rossini)」。日本のBarの歴史を語る際、欠かせない酒場です。数多くのバーテンダーがここから育ち、沢山のカクテルがここから日本全国へ普及していきました。

 東京會舘は敗戦直後の1945年、米進駐軍に接収されました。そして、GHQ本部に近いこともあって、メイン・バーは米軍将校専用のBarとなりました。ここを利用した米軍将校を通じて、そこで働く日本人バーテンダーは、それまであまり知らなかった新しいカクテルを次々と覚えていくのです。s-IMG_1536-a.jpg

 この東京會舘のBarからは、日本にマティーニを広めた恩人とも言える今井清氏(故人)も育ちました( 写真右 =初代・東京會舘のメイン・バー (C)同會舘のパンフから)。

 そして、この東京會舘から日本じゅうのホテルや街場のBarへ広がったスタンダード・カクテルは数知れません。例えば、マティーニ(Martini)、ジン・リッキー(Gin Rickey)、モヒート(Mojito)、マルガリータ(Margarita)、ミント・ジュレップ(Mint Julep)、サイドカー(Sidecar)、ブル・ショット(Bull Shot)…。とくにマティーニをオン・ザ・ロックで飲むスタイルは、日本ではここから始まったと言われています。

 前回うらんかんろがお邪魔した際は、GHQ最高司令官・マッカーサー元帥がこよなく愛したというミルク入りのジン・フィズ、「會舘フィズ(Fizz)」を味わいました。そして先日、二度目の訪問が実現しました。僕は、とりあえず名物のカクテルはすべておさえておきたいと思い、まずマティーニ・オン・ザ・ロックを注文しました。s-IMG_1533.jpg

 今井さんは確かジンはゴードンを使ったと聞いていました。だが、ジンはビフィーターでした(まぁジンの銘柄には、僕はそうこだわらない)。つくってくれたバーテンダーに、ジンとベルモットの割合を尋ねると、「ステアするミキシンググラスをベルモットで濡らす程度で、ほとんどがジンですね」との答えでした。

 さて2杯目はもちろん、東京會舘のもう一つの名物「ブル・ショット」( 写真左 )。ウオッカのコンソメ・スープ割りというちょっと変わったカクテルですが、夏はアイスで、冬はホットで飲むことができます(ビーフ・コンソメを使うBarもありますが、東京會舘はチキン・コンソメを使います)。

 ただし通常、冷蔵庫ではゼラチン状に固まってしまうコンソメを温めなおしてからまた冷やすというめんどくさい手順が必要です。だから日本では普通のBarでは、このカクテルをメニューに入れているところかなり少ないと思います。

 このカクテルのポイントはなんと言っても、コンソメのクオリティです。その点、宴会場やレストランを持つ東京會舘は上質のコンソメ・スープを常備しています。だからこのブル・ショットの美味しさは格別です。ウオッカとコンソメが別々に出てきて、自分で好きな濃さで味わえるのも嬉しい心遣いです。

 皆さんも東京會舘を訪れる機会があれば、ぜひ、會舘フィズとともに、このブル・ショットを味わってみてください。感動すること間違いなしです(でも、手が込んでいるだけ、お値段はちょっとお高~いです)。

【東京會舘メイン・バー】 東京都千代田区丸の内3-2-1 電話03-3215-2113 午前11時半~午後10時 日祝休

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うらんかんろ

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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
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