ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Dec 19, 2006
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 今日のメインの練習曲は、ほんとは 前回(10月) に引き続きベートーベンの12番(作品127)になるはずだった。だけど、このジングルベルな季節にあんな暗い音楽はどーしても弾きたくない、という某メンバーの強い希望により曲目変更になった。っていうか、拒否権を発動してしまったのは僕。やっぱりあの曲は僕らには難しすぎると思う。

 替わりに選ばれた曲はやはりベートーベン。4番。 二、三週間前にソニアたちとも弾いたばかり だし、一応なんとかカタチにはなった。
(第1バイオリン:マックス、第2:マリリー、ビオラ:僕、チェロ:マーディ)

 個人的には、最近、ベートーベン恐怖症気味。 春が来るまでは ベートーベンからはちょっと距離をおきたいと思ってた。あるいは、このコンプレックス(ベトコン)を克服するには ナマ第九 しかないのかな、と思ってた。
 でも、今日この曲をみんなで合わせたことで、少しだけど症状が落ち着いてきた。

 ベートーベンのハ短調らしく躍動感が根底に保たれている。そしてなにより内声部(セカンドやビオラ)も弾きがいに満ちている。ハ調だから、ビオラのC線もビリビリ振動。

 ところで、僕はベートーベンのカルテットの内声を弾くときに、いつも思い出す格言?がある。誰の言葉だったかは忘れたけど、言い得て妙。

弦楽四重奏とはワインのようなもの

チェロはボトル
ファーストはラベル

セカンドとビオラは、

ワインの中身。






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最終更新日  Dec 22, 2006 10:01:33 PM
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