ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jul 19, 2025
XML
カテゴリ: 映画、テレビ
「どうする家主」(評価 ★★★★★ 満点五つ星)

 ネットフリックスで鑑賞。全四話(各60分)。素晴らしかったので文句なしに五つ星。

 第一話:少年が殺人容疑で逮捕される。警察に連行されることになりパニクる父子。
 第二話:警察が容疑者、被害者の通っていた中学校へ出向き、生徒や教師に聞き取り調査。
 第三話:少年院/更生施設にて、容疑者と心理学者が面談。
 第四話(最終回):誹謗中傷に苦しみながら日常生活を送る家族(=両親と姉)。

 観始めてすぐにピンときて、もしやと思って調べてみたら、やっぱり 2021年のイギリス映画「ボイリング・ポイント、沸点/沸騰」 ​と同じ製作陣。主演の役者さんに見覚えがあったし、一台のカメラで途切れなく撮影するという手法も特徴的。

 10代の子どもを持つ親になった気分で鑑賞すべきか。決して他人ごととは思えないわけで。
 イマドキの中学生ってば、ヤバいことをしているらしい。やはり彼らからスマホを取り上げたほうがいいのか。

 演技も脚本も良く出来てて、そして細かい設定も上手い。担当する警察官の息子が実は容疑者や被害者と同じ学校に通っていたり(第二話)、面談相手の心理学者に対し、容疑者の少年はオトナのオンナを意識していることがさりげなく明らかになったり(第三話)。

 特に最終回はお見事。家族の絆とかいう綺麗ごとではなく、思わずカッとなってキレてしまうという衝動への対処とか、そもそも子育ての仕方に正解はあるのかとか、重要な問題提示がされる。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Aug 3, 2025 07:53:16 PM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: