また、ギーヨムが4歳くらいだったか、自分の欲しいものは十分言える頃で、 しきりに「ジュ・ヴ… Je veux…, Je veux …!(…が欲しい)」を繰り返すようになっていました。 そんな彼に、マミーは虫も殺さぬ顔でさらっと言ってのけました。 「“ Je veux … ”と言うのは昔王様だけが使っていた表現なのよ。 でもその王様はどうなったと思う?首をちょん切られちゃったの。 だから“ジュ・ヴドレ… Je voudrais… (…が欲しいのですが)”と言うようにしないと あなたもそのうち首をちょん切られちゃうわよ!」