死別母子家庭…頑張ります!

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再発治療。


初回治療で限界ぎりぎりまで放射線を受けたと説明を受けていたから治療できるのか?と思ったが、原発はほぼ完治していて、問題は転移した肺。
肺には放射線をあてていないから、大丈夫らしい。
前回の担当医師は転勤していて、違う医師が夫の担当になったが、この医師が、夫とかなり相性の悪い医師だった。
悪い人ではないのだが、患者の気持ちを考えずつんつんしているので、とにかく夫と反発し合っていた。
向こうも夫を嫌っていたのが私にも分かるくらいだった。2人で治療についてなどの説明を受けている時は、一切夫の方は見ず、私の方ばかり見て話していたから。
こいつが担当でなけりゃ再発時の治療で治ってたかもな…なんて思ったりもする。
まぁ、この医師だけでなく副担当やその下のひよっこや、たくさんの人と話し合って決めた治療法だったのだろうから。
この時期、私は上の子が小学校になったのを期にパートを始めて、八年ぶりに社会に出たという新鮮さというか、仕事するということが楽しくて仕事に逃避していたのかもしれない。
再発という重大さを深く考えず仕事にのめり込み、仕事にかこつけ夫の病気の事を考えないようにしていた。
それでも医療費の負担は変わらなかったし、仕事自体は私の気分転換でしかなかった。それでも働くことが楽しくて、少し夫とすれ違っていたのかもしれない。これも今となっては後悔している。

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