ちょっと真剣にちょっとアバウトに

新タイトルいす2



ぼんやりと生温いお湯につかり
「けっこう幸せ」なんて思っていると
たまに冷水をピシャっと
浴びせられる時がある
そんな時は冷たくなったからだで考える
周りの人について 自分について


吉井春樹さんの しあわせが、しあわせを、みつけてきた。
という素敵な本の中に
『前向きになれないときは後ろ向きで前進』
というようなコトバがありました。
そんなふうに考えるのもありかなと思い、
わたしも今の気持ちを
5・7・5で綴ってみました。



窓


冴えてる日そうじゃない日も歯をみがく

片足を入れた半端な落とし穴

あと3歩下がったら小さな悩み

アクセルを踏んでここから変われたら

カラーリングで私をかくす前頭葉

号泣にティッシュの花も乱れ咲き



なんだ2


レジならぶ真夜中コンビニ深海魚

ミラー越し反対のこというあなた

ハイヒール踵の傷も勇ましく

蛍光灯正直すぎて見えるうそ

タクシーが停まらず月まで歩こうか





注射


嘘をつく人は
蚊にさされるくらい
つかれた方は
太い注射器で
血を抜かれるくらい
罪の意識の比重が
違いすぎて
わたしはたまに
バランスをくずしてしまう



雨


例えばあの人に
孫悟空の輪が
ついているとして
私の心とリンクしていたなら
今頃
我慢できないくらい
痛がっているでしょう
でも自分では
はずせないのよ
気持ちが風化するまでは





オセロ


オセロ人生。



つらいことがあっても

最後に自分色に

ひっくりかえし

悪いことよりよいことが

ひとつでも多ければ

人生勝ちになる





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