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ぴけっと

ぴけっと

2004/09/15
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テーマ: Jazz(2003)
カテゴリ: エヴァンス
連日の神戸行きもおわり。
来週の出張まで少し余裕ができた。
今週末は休めるか。

9月15日、毎年この日の前後には現存する最後のエヴァンスの演奏をリピートして聴く。
バートヘンニンゲンでの彼の誕生日のものや、ロニースコッツでのものも。

Consecration(VICJ-61001~8)
The Last Waltz(VICJ-60656~63)

Bill Evans(p)
Marc Johnson(b)


Recorded at Keystone Korner ,San Francisco ,August31-September7 1980

ここにいたる流れとしては5月下旬から6月上旬にかけてのヴィレッジヴァンガード、
7月下旬から8月にかけてのロンドン、ロニースコッツの2週間公演の、
ベルギー、ノルウェー、イタリア、スペイン、ドイツのヨーロッパツアーがある。


今日は2枚からランダムに聴いてみた。
muse cafeさんのおっしゃってた、最終日の34Skidooとか。
この曲は難しい。
ポリフォニックに変化していて、それがコントロール力の低下から来るものだと感じる部分もある。
ラバーバラがエヴァンスの持つスピード感を引き出している。
ラバーバラの音の当て方がいい。
両極端を強調し、その間の鍵盤を激しく行き来する。


この最後の音源は今までもう何度も聴いているが、いまだに新しい発見がある。

そしてここから始まる、来るべき彼の姿を見たかったとも思う…


今日という日の最後に『Danny Boy』を。
ひとりぼっちのエヴァンス。
盟友ラファロを失い、涙をこらえてひとりたたずむかのような演奏


その孤独の中にも彼の優しさが見える気がする。

指先に集中して、想いの全てをそこから放つかのような…
それは愛であり、悲しみであり、人間としての複雑な感情が入り混じっている。

彼にはマイルスのような帝王としてのカリスマ性やパーカーのような人間的なエピソードはほとんどない。
だが、それは彼が人間的につまらないということの証ではない。

彼の個性は音楽の中にある。
明確な形で。


   『 どんな感情の呟きでも鍵盤に移せる 』 - Bill Evans


彼を知りたいと思う。
だから彼の音を求め、これからも聴いてゆく。
なりたい自分になれるように。

彼が信ずる音楽に忠実であろうとしたように、自分もそうありたい。

1980年9月15日、ルイジアナ州バトン・ルージュにて永眠
享年51歳


精神論をぶつのは好きじゃないんだが、やはり彼の音に対しては冷静になれないなあ。









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Last updated  2004/09/16 01:32:40 AM
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