ぽかぽか新聞

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退院&全前置胎盤と診断



2003.10.18 12週4日

2日前に退院できました。

久しぶりの実家。やっぱり家はいいね。食事はみんなで出来て美味しいし。

夜はぐっすり眠れる。

退院後すぐ、張り止めの薬がなくなってたまたま病院へ行った。

エコーの後また耳を疑った。

血腫がなくなり、1ヶ月半の入院を経てホッとしたのもつかの間。

「全前置胎盤です。今まで出血していたのはそのせいだったのかも」

早産、帝王切開、大出血、母子共に命の危険性・・・・

産むまで絶対安静。後期は管理入院。

早産はほぼ確実で赤ちゃんが無事に産まれない人も沢山いる。

1500グラム以下で産まれるとこちらの病院では助けられない。

と説明があった。

前置胎盤でも無事に産まれる人は沢山いると説明して欲しかった。

先生はいつも最悪の事を言うのね。

どうして?どうして?

待合室で待っている夫は、まさかの私の涙にまたびっくり。

また不安で押しつぶされそうになった。

眠れない日がまた始まった。


聴診器



2003.10.9 12週5日  

夫と母、妹と色々話をした。

今回の諦めた方が良いんじゃないか。

もし私に万が一の事があったら・・・

と心配してくれる家族の意見に少し傾いてしまった。

正直言ってとても怖い。

大出血の為に母体も大変危険と聞いてさらに不安が増した。

でも夫が元ちゃんを諦める事はできない。

きっと大丈夫だから頑張って産もうと言ってくれた。

「何があっても我が子だから」と。

夫の言葉で目が覚めた。

ほんの少しでも今回は諦めた方がいいのかなと弱気になった私が恥ずかしくなった。

今まで頑張ってきた元ちゃんをおろす事に気持ちが傾いてしまったのだ。

ごめんね、元ちゃん、ひどい母親だね。

遠くで私達を支えてくれている助産師さんによると、

今子宮口を胎盤が覆っているのだから今おろす事の方が危険だと。

子宮口を触るという事は大出血するという事だからと。

現実を受け止める事にした。

こうなってしまったのは仕方がない。

現実を見つめて出来る限りのことをするしかない。

きっと大丈夫よね。

そう決めたら気持ちがす~っと軽くなった気がした。





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