僕の心の詩

怒りの声♪

神技雑誌より。

怒りの声♪


先日仕事でトラブッちまった。
別に俺のミスではないが、
気がついたら俺のせいになっていた。

なんでだ-、俺は必至にやったぞ、
なんでだ-、俺は真面目にやったぞ。

心の奥から、悲痛な叫び声が聞こえた。
久しぶりに見てしまった大人の嫌な世界。

こつこつと真面目に働く人間にやって来る
とても恐怖感がある悲痛な現実だ。

やられちまったよ-。俺は心の中で叫んだ。
要領の良い奴にはめられてしまった。
なんて馬鹿らしい現実なんだ。
何もかもが馬鹿らしくなり、嫌になった。

俺であるが為に俺はつっかかった。
自信を取り戻す為に戦った。
俺にだって家族はいるのだ、
こんな事で負けていられない。

俺は大声で叫んでやった。
俺は間違っていないと。
真実は皆の目の前にあるじゃないかと。

少しづつ分かってくれ出した。
諦めなくて良かった。
要領の良い奴だけが、生き抜けるのは
到底我慢できなかったし、許せなかった。

俺は間違っていなかった。
諦めなくて良かった。
不器用だが、俺は俺の道を信じて、
正直に生きる。それが茨の道でも。

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