僕の心の詩

蛍♪

鳥羽展望台1

蛍♪


夕暮に淡い光で
僕達を楽しませてくれる蛍
君と両手を差し伸べれば
ひらりひらりと舞い降りては
やがて来る夏の季節を前に
二人の想いは募るばかりで
いつまでも幻影の中で時が止まった。

雨風が僕等の頬を
静かに撫ぜて通って行く。
見渡せば吸い込まれるような
柔らかな光の中で詩が聞こえた。

君と手をつないだ時に
静かなる森の中で、
君が呟いてくれた言葉は
"来年も又二人で来たいね"
との言葉で、僕は胸が熱くなり
君と過ごす時間に感謝しながら
君の手を強く優しく握り返した。



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