僕の心の詩

愛車を欲する僕♪

峠で一休み2

愛車を欲する僕♪


朝焼けがうっすらと東の空に、
登る頃に僕は愛車にまたがった。
心地良い夏の風が吹いて
今のときめきが心臓の鼓動へと
繋がった瞬間に僕は幸せになれる。

マフラ-越しに聞こえるサウンドと
エンジンから伝わる熱き想いが
僕を風に一体化させるこの時に
単車乗りである誇りを取り戻す。

アクセルを開ければ景色は
通り過ぎる街並みを僕の世界に変える。
ヘルメットのシ-ルドを開けるとそこに
少しだけ止まった空間を僕にくれる。

単車乗りってなんだい
僕にだって分からない
だけど違う空間に
僕の魂を運ぶ。

日々の行き詰まりの生活に疲れたら
僕はここに帰ってこれば良いだけ。
日々の憤りを体中に感じ始めたら
愛車を求める事により自由人になれる。

真実か偽りか分からない暮らしの中で
あるがままで全ての物を受け入れる前に
僕が僕である為の場所を求め続けるから
静寂の中で、激しく脈打つ血がたぎれば
理由なんて要らない、そうそこに自然に
単車は愛車となって、僕と共に存在する
言葉では表現出来ない、感情のままに。

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