僕の心の詩

花火♪

奥琵琶湖2

花火♪


川原の堤防を夏の風に吹かれて
僕等は肩を並べて静かに歩いた。
花火は色とりどりに打ち上げられて
花火の淡い光の中で君の横顔が、
暗闇の中で一厘の花を咲かした。

天高く舞い上がれ花火
星の光り負けないくらい
色あざやかに舞あがれ。

僕の肩と君の肩が触れ合う度に
お互いに人混みの中で心は一つになり
僕の心の中では、ハ-ト形の花火が
メラメラと静かに鼓動が早く成りつつ
ゆらゆらと感情のままに打ち上げられた。

君と花火を見に来れて嬉しい。
君の気持ちを僕は知りたい。
僕はこんなに君の事を好きだけど
明日さえ教えてあげられないけど
今の瞬間の気持ちを伝え共感したい。

天高く舞い上がれ花火
星の光り負けないくらい
色あざやかに舞あがれ。

僕と君の鼓動が花火の音に負けないくらい
大きな音の中でかき消されないように
知らないうちに僕等は手を握りしめた。

花火・花火・天高く舞い上がる花火
僕等はひと夏の恋の為に燃え上がるのでなく
やっと君に好きだと伝えられた僕の気持ちを
もっともっと君に感じ取って欲しい。

こんなに君の事が好きなのに、
素直になってくれない君が妙に可愛い。

花火・花火・ひと夏の花火。
花火・花火・恋から愛の花火。

僕は大きく花ひらく花火の下でせつなに願う、
いつまでも君と過ごせる時間が続いて欲しいと。


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