☆出産の記録


☆出産の記録


8月16日 39w2d(入院前日)

朝方シクシクするおなかの痛みで目がさめる。
生理痛によく似た痛みで、前駆陣痛かな?と思った。
2:00くらいから始まり、15分間隔でやってきた痛みは、8:15で終了。

この日は結局夕方まで痛みがなく終了した。
おしるしはずっと水っぽい血液として続いていた。

夕方から再び痛みが始まり、20分間隔~30分間隔くらいでずっと続く。
20時を越える頃から痛みが強くなる。





8月17日 39w3d(入院当日)

2時をすぎると腰も痛くなってくる。
3時半くらいにトイレに行くと、かなりの量の出血。
じょじょに痛みの間隔が短くなり、8時になる頃には10分間隔になったので病院へTEL。
陣痛の合間にトイレや洗顔、入院準備をすませて病院へ向かった。

9時からの診察で見てもらう頃には少し歩くだけで痛いし、腰が辛いし、しゃがみこみながら歩いた。
内診の結果この時点ですでに子宮口5cm開大。
モニター(NST)でも7分間隔の陣痛となっていたので即入院。
大量の出血はおしるしだそう。
おしるしってこんなに出るもんなんだ・・・ってくらいの量だった。

なんとか歩いて陣痛室に入り、病衣に着替えた。
ここからひたすら陣痛に耐えることになる。

10:30すぎに旦那サマが来てくれる。
とても心強い!!
陣痛の合間に昼食をなんとか・・胃に押し込む。(ポークカレーだった♪)

時間が経つに連れ、痛いと言うより、腰が砕けそうになるといったほうが正しい。
夕方頃・・ものすごくいきみたくなってくる。
この時、子宮口は全開大!
全開大となったので分娩室に入る。
・・・が、ここで睡魔に襲われ、2~3分間隔だった7~8分間隔に陣痛が遠のく!!
何時間もいきみのがしをしているうちに疲れきってしまい、
一度陣痛室に戻って仮眠をとることに。

和室の陣痛室ならご主人も寝れる・・とのことで、和室へ行く。
本当に旦那サマは爆睡(笑)
私は仮眠などとれるわけもなく、もがき苦しむ・・・で、ここで破水。

陣痛の度に赤ちゃんの心拍が弱くなり、とてもとても心配だった。


そして何時間も経ち、朝が来る。





8月18日 39w4d(お産当日)

相変わらずの微弱陣痛だったので促進剤投与。

陣痛の間隔は狭まってこないが、いきみはものすごくでかいのがやってきていた。
も~~~だめ!!って何度も頭の中でさけんでいたが、
いきみOKは出なかったのでひたすらに我慢我慢我慢。
この時が一番辛かった。
痛みとかどっかに消えてしまうくらいいきみたかった。
たとえるなら、巨大な爆弾がアチョコから勢い良く飛び出していきそうなのをこらえる感じ。

声を出さずに耐えるタイプの私。
途中助産師さんに「ぽっくさんは痛みに強いほうなんですね~」
なんて言われるが・・いやいや、痛い痛い。
痛いって言うか辛い!!と思いつつ「めっぽう弱いです。」と軽く苦笑しておいた。


時間ばかりが過ぎ、不安でならなかったが、
旦那サマがウトウトしつつも隣に居てくれたので不安も半減。

大きな陣痛の度に赤ちゃんの心拍がどんどん落ちてしまうので、
母体側の血中のO2濃度を上げるため、酸素吸入しつつのお産となる。

分娩時間は30時間を超え、羊水もだいぶ濁ってきた。
赤ちゃんの安全を第一に考え、吸引分娩となる。

局所麻酔をして会陰切開を何箇所かした。
陣痛のせいで切開の痛みは気にならなかった。・・てか、もうどうにかしてほしかった!
吸引分娩といってもいきみは必要なので、ここで初めていきみOKが出た。
は~~~~~~~~!!やっとか~~~~~!!!!!!
そうとういきみたかった!!!!
張り切っていきむと、赤ちゃんの頭が降りてきたようで先生が吸引カップを装着した。
その後大きな陣痛と一緒に2回いきんだところでついについに!
赤ちゃんが誕生した!!



この時午後2時半過ぎ。
8月18日・・そう。
ちょうど一年前のこの日は、双子の赤ちゃんがお空に帰った日と同じであった。




外に出てきた瞬間元気な産声が聞こえた。
赤ちゃんの声を聞いた瞬間陣痛は嘘みたいに消えた。
嬉しくて嬉しくて赤ちゃんと一緒になって私も声をあげて泣いた。泣きまくった。

「良く頑張ったね!よく出てきてくれたね!!ありがとうね・・!!」
それが初めて赤ちゃんに向けて話し掛けた言葉だった気がする。

へその緒がついた状態であったかい赤ちゃんを直接胸の上に置き
抱きしめながら温める。(カンガルーケア)
おっぱいも吸わせた。ちゅっちゅと上手に吸う。
それを見つめる旦那サマ。
これまでにこんなに暖かな時間があっただろうか・・・・。

その後、へそのおを旦那サマがちょきんと切る。
これで私と繋がっていた部分がなくなると思うと・・・いろいろ思うところはあった。

その間、胎盤が出てきたり、会陰縫合(めちゃくちゃ痛い)をしていただりしていた。

生まれたばかりの赤ちゃん。
私の胸の上に来た瞬間からおめめを開けて、私たちの顔をじっと見つめていた。
まけないくらい私たちも見つめた。

落ち着いたところで助産師さんに初めての親子3人の写真を撮ってもらった。







入院してから30時間48分の分娩時間を耐えて生まれて来てくれた
かわいい かわいい 私たちのそうちゃん。

小さく生まれてきたけれど
私たちの大きな大きな宝物。

今までに味わったことのない この感動・感情が
私たちを"お父さんとお母さん"にしてくれたように思えた・・・・


そうちゃん、こんにちY


そうちゃん こんにちY!!










<<妊娠2・3ヶ月へ
<<妊娠4・5ヶ月へ
<<妊娠6・7ヶ月へ
<<妊娠8・9ヶ月へ
<<妊娠10ヶ月へ



ホームページに戻る





© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: