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はざくら2005 @ Re:飛騨高山(08/09) Complete your business っていうのがい…
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2006/10/11
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カテゴリ: 小説の本棚

人恋しい雨の夜に

浅田次郎氏選のアンソロジー。

現代小説は読みやすかったが、
古典はなかなか浅田氏のようにはいかない。
正直、高校以来の古文 『平家物語』 は読めなかった。

 ミリアム   T・カポーティ〔訳:川本三郎〕
 いつも二人で   宮部みゆき
 蜃気楼   芥川龍之介
★★
 あくる朝の蝉   井上ひさし
 孔乙己(コンイーチー)   魯迅〔訳:竹内好〕
★★
 盆土産   三浦哲郎
 Kの昇天   梶井基次郎
 日本人の微笑   小泉八雲〔訳:田代三千稔〕
 平家物語   〔校注:高橋貞一〕
 ひなまつり   浅田次郎

『いつも二人で』
 彼女が何か復讐を企てていることは予想できたが、
 こんな風に収まってしまうとは ...
 こういう女性の気持ちは理解できない ...

『あくる朝の蝉』


『盆土産』
 それなりに恵まれた時代に育った自分にも、こんな経験はないが、
 自分らに美味しいものを食べさせようとする親心は、
 子供心に感じた覚えがある。
 そんな親の姿を思い出し、切なくなった ...

 何不自由のない現代に暮らす今の子ども達が、
 この物語に心動かされることはないかもしれない ...
 人に感謝する気持ちの原点が、こんなところにあった気がする。

『日本人の微笑』
 日本人の微笑は、外国人に侮蔑と勘違いされることが多いと聞く。
 小泉八雲は、「日本人の礼儀正しさ」 ゆえと解釈した。
 日本人であることを誇らしく感じたが、
 今の日本人、彼の目にどんな風に写るんだろうか?


 桜の花がはらはらと散るのを切なく思えるようになって、
 やっと自分も本当の日本人になったんだと思えたそうだ。
 これも、日本人の感性というか国民性を誇らしく感じた話だった。

『ひなまつり』
 浅田次郎らしい優しい人間関係を描いた作品。
 ちょっと、人物設定と展開が安直な感じがしたが ...


全般的な満足度は





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Last updated  2006/10/11 09:57:46 PM
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