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Comments

pomodori_rossi @ はざくら2005さん なかなかウィットに富んだ表現で、唸って…
はざくら2005 @ Re:飛騨高山(08/09) Complete your business っていうのがい…
pomodori_rossi @ 86netさん お久しぶりです。 甘く見ていたら、下り…
86net @ Re:南アルプス・塩見岳(07/27) 何時かはの登りたいと思っていて、ついに…
pomodori_rossi @ はざくら2005さん 伊豆半島・河津町の早咲きで有名な河津桜…
2009/04/12
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カテゴリ: 小説の本棚



近代科学において人間が作りだした新しい死の形 ... 脳死。

医学的に脳死と診断された少女・葉月は、
月明かりの夜に限り、超常的な力を借りて、
自分の意志を発することができるようになる。

いつ終わるとも知れない苦しさから開放されるために、
彼女が選んだのは自らの臓器を必要とする人に届けること ...
現代版 『幸せの王子』  ...

深紅 のカワサキZZ-R600で駆ける
暴走族ルート・ゼロの幹部・高村昴。
彼女が昴を選んだのには理由があった ...

第22回(2002年)横溝正史ミステリ大賞受賞作。


 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○


透明感のあるファンタジックなストーリーで、
久しぶりに一気に読み終えた。

ひとつの臓器を届ける話がオムニバスのように展開するが、
臓器を受ける相手が選ばれた納得しうる背景描写や、
ツバメ役の昴の葛藤をもう少し描いてほしかった。
このあと昴がどう生きていくのか、
確信が持てぬまま物語が終わってしまった気がする。


臓器を受ける相手にとって、一種ヒロイックな存在なのだが、
そのあたりの描写も読者の期待感に応えてほしかった。

見事な着眼点でインパクトあるストーリーだった。
『幸せの王子』 をモチーフとしながらも、
人間関係や構成がやや複雑なのだが、



満足度 ★★+





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Last updated  2009/04/12 09:53:56 PM
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