魯迅故居強烈兄さん3



2からの続き



そしていよいよ魯迅の使っていた寝室へ。



「ここ、寝室。」
「あ~、ここ、寝室。」




脇にベッドがある。





お兄さん指差すとおもむろに、


「これ、死んだベッド。」



「あ~、、、、、、、、これ、、、、、、、、死んだ、、、、、、、、ベッド、、、、、、、。あ~。」



そんなにさらっと死んだベッドと言われても、、、。


いやなんて言われようとも相変わらず返事に変形はできないけど。






そこの部屋の窓から景色が見たかった私。


ちょっと窓から外を覗くと、お兄さんも隣の窓を覗いてる。


あ、なんだかかわいい一面もあるんじゃないですか。早く言ってよ。


そして部屋を出るとまだ上へ続く階段がある。


上はバルコニーになっていてドアは開かないようになっている。



「ちょっと上に行って窓から外見てもいいですか?」


「ちっ!」


あ、また「ちっ」って言われちゃった。これやられるとちょっとドキッとする。

私小心者だから。


でもさっきは一緒に外覗いてくれたのになー。





その後一緒に階段を降りる。



お兄さん、「留学中ですか?」

私、「いいえ、旅行できたんです。」

お兄さん、「中国語だめ?」

私、「中国語だめです。」

お兄さん、「そう。」




そんな適当な会話をして外に出る。「ちっ」がなくてよかった。


雨が降っていたのでキティーちゃんの傘をお兄さんにも相合傘してあげる。


背の高いお兄さん。


背の低い私が頑張って傘をさしてあげていたら、苦笑いしながら傘を私の方にさしてくれた。


そして受付はすぐ隣なのでお兄さんは、「じゃ!」と言って走っていった。







それにしても私客なのに始終このお兄さんに対して腰が低かった。

もし魯迅故居に行く機会のある人は是非このお兄さん指名してみてください。いや、指名できるかはわからんけど。




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