食いしん坊ぽっぽの日記

食いしん坊ぽっぽの日記

PR

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

みんとぽっぽ @ Re[1]:朝から((o(*@@*)o))ドキドキ  地震発生(12/03) 藻緯羅さん 初めまして♪ いつ来るかいつ…
藻緯羅 @ Re:朝から((o(*@@*)o))ドキドキ  地震発生(12/03) 叩き起こされましたね、 おっしゃるように…
みんとぽっぽ @ Re[1]:チビを病院へ(02/12) ひよこ🐣さん こんにちは 薬のお陰か、摂…
ひよこ🐣@ Re:チビを病院へ(02/12) 病院行って良かったね😊 動物(ぽっぽさん…
みんとぽっぽ @ Re[1]:今日もお散歩できてよかった・・・(02/05) ひよこさんへ 夜になると咳込むようになっ…
2005.09.04
XML
この職業についてから、何名の患者さんをお見送りしただろう


今日も深夜3時過ぎ、HRに乱れが見えてきた
SPO2も下がり、酸素を上げた。昇圧剤を始めた。

だけど、効果なくHR40代に下がり、当直医と同時にご家族に連絡を!

「夜分申し訳ありません。○○さんの状態がお悪いので至急来て頂けますか?」
ご家族の住まいは遠く、車で1時間半掛かると言う。
「間に合わなくても・・葬儀はこちらで行いますから」

「(○'ω'○)ん?ヾ(=・ェ・;=)オイオイ まだ逝ってない逝ってない」心の中で突っ込む

癌の末期のご老人
長く施設に入所してらした。
ご家族にとっては覚悟の最期であったろう

病室に戻り、声をかけるとまた、波形が見え隠れし、最終的にVTとなり、やがて・・・呼吸と共に止った
心肺停止はしたけれど、
ご家族が見えるまで死亡確認も出来ず、主治医である当直医はずっと側に付き添っていてくれた。

夜勤帯に入ってから、「今日は○○さんのところで添い寝しましょうか」と、冗談で言うほどだった。
日頃から一生懸命な優しい主治医だ
状態が悪くなってから、「なにかあったら連絡してください」と自分の携帯番号も明記してあった。
お休みの日でも東京から駆けつけるつもりだったそうだ。

患者さんも今日は主治医が当直だから、安心して逝けたんだね


暗い霊安室に続く廊下を患者さんとご家族と歩く。
寝台車に乗せられ病院を去っていく患者さん。

車が見えなくなるまで深く頭を下げて見送る私達

ひとつの命が消えた。
何度、こうして、この20数年間、頭を下げて見送ったんだろう






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.09.04 16:32:43
コメント(6) | コメントを書く
[おたんこナースのひとりごと] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: