食いしん坊ぽっぽの日記

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昨夜、NHKスペシャル 「風の電話～残された人々の声～」 を観た。
あの3月11日
突然襲った津波で目の前からいなくなってしまった家族・愛する人・・・
繋がっていない電話の受話器を耳に当てながら、
心の中に生き続けている相手に話をしていく人々

心の準備のない別れほど、取り残された心の行き場がない
只の視聴者として観るには辛すぎる
言い表せないほどの思いが、決して自分にリンクすることは出来ないけど

私に出来ることは何も無い。それも含めて全ての思いが号泣となって私を襲った

あの5年前の3月11日
私はみっちゃんといた。

その前から定期的に喧嘩らしきものをしていて
3月11日は彼の誕生日ではあったけど、暫く連絡もしていなかったし
気分的に誕生日も何も無かったのでプレゼントも用意していなかった。

そんな状況下で
当直明けで一段落して帰ろうとしたとき、目の前にみっちゃんがいた。
「なんでいるのよ！！」
「仕事ぶりを見に来た」
そんな会話をしながらみなとみらいで仲直りをして食事をしている最中に

そして、真っ暗になった街の一角で帰路のルートが復旧するまで、クルマの中でふたりで過ごした。
そして、16号のルート確保が出来た19時半過ぎ
｢停電で信号が点滅していないから気を付けて帰るんだよ｣と言われ別れた。

今、思う
こんな私達ですら、心細く不安だった。

この5年間、心の行き違いで定期的に喧嘩（私が一方的に始めてしまうのだけど・・・）をする。
だけど、あの3月11日のあの時の意味を考えて
大切にしていかなくてはいけないと思う。

人間だから、文句を言うこともあるだろうし、我が儘を言うこともあるだろう
だけど、それは相手があることだから・・・・
言えることの幸せを噛みしめて？
それも含めて大切にしていきましょう・・・・

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