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2009年01月07日

ニコライ・モロゾフの戦略的コーチング

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テーマ：フィギュアスケート(3570)

カテゴリ：フィギュアスケートの部屋

全日本選手権で中野ゆかり選手は、フリーでミスをして５位に沈み、世界選手権出場を逃した

本当に残念なことだったけど、もしかしてニコライ・モロゾフ氏には想定内だったのだろうか、

と思わせるようなインタビュー記事を、読売新聞オンラインで読むことができました。

大きな試合では必ず誰かがミスをするから、たとえ難易度を落としても確実に演技を決めて、

じっとその結果を待つ…というモロゾフコーチの戦略は、この全日本で見事に成功したのですね。

何度の高いジャンプは決められない村主さんだけれど、堅実に演技して減点されなければ、

優勝はできなくても入賞することはでき、もう一度世界選手権に行くこともできる。

まるでモロゾフさんのマジックにかかったように、彼の方程式の通りだったのですね。

荒川さんは3－3回転のジャンプをを3－2に抑えて、ミスなく着実に、でもとても感動的な、

あの素晴らしいトゥーランドットを演じ、その後スルツカヤもコーエンも失敗した

そして浅田真央・安藤美姫両選手への回転不足の判定が厳しいことも、はっきり批判してますね。

特に今期の美姫ちゃんは、いい演技と見えてもジャンプのあちこちで減点されて点数が伸びない。

でも、きっと彼は何かの作戦を持って、世界選手権までに対応するつもりに違いない…

と思わせる、おそらく日本で一番有名なベラルーシ人・ニコライ・モロゾフおそるべし。