ヨカッタ探し

ヨカッタ探し

June 29, 2006
XML
カテゴリ: 読書ろぐ(mystery)
6月最後の週は、連ドラの最終回ウィークですね。
今クールは、結局、どれもちゃんと観なかったなぁ~
院の授業が終わるのが21時半なので…まぁ、平日の夜は無理。
今回はビデオにとりたいと思うドラマも特になかったので。

でも、その分?かどーかわからないけれど、相変らず、本は読んでます。
面白い本を読めていたら、ストレス感じないのよねー(笑)。
先日、古本屋で買ってきた1冊。ブックオフで105円はお得でした。

荻原浩『噂』


荻原さん…これで5作目になりますが、今回はちょいと作風が違う。

それでもやっぱり、広告代理店やその業界が絡むのは、荻原さんらしい。
でも、この作品の主眼は、口コミによる影響力にあるわけだから、
まったく無理のない登場でした。
ただ、荻原浩=元広告代理店勤務、みたいな図式があるせいか、
荻原作品に広告業界のうんちくが出てくると、ちょい、食傷気味になるとこがあります。
(正直、『明日の記憶』の主人公が広告業界の社員である必然性はない…気がするので)
でも、それも、目線を男やもめの刑事に置いて、かつ、
かなりユニークなキャラの女性刑事を捜査のメインに据えたことで、
気にならなくなった感があります。

んで、扱われる事件はものすっごい怖いんですが…。
女性刑事のキャラのおかげで、救われてる部分がありますね。

に主にふりかけられていたように思います。わたしは、この警部補好きですね
また、彼女がマイペースで事件を追っかけているところを見たいと思いました。

一応、事件は終結したかに思えるラスト…。
これって実はとても怖いです
えっと、以下はもろにネタバレなので字を隠しますが…

会話が続きます。本のいちばん最後のセリフは「きもさぶ」で終わっていて、
しかも、途中で小暮刑事の娘・菜摘が”きもさぶ”は彼女の造語で、
流行らそうと思ったけれど、誰にも受け入れなかった、と言っているので(文庫P415)、
菜摘もまた犯罪に加わってる、と読めませんか???
だとすると…本当に、さらにさらに怖い、と思うのです。背すじがゾゾッと。



この作品は、それほど話題にならなかった、というようなことが書かれていますが、
確かに、それまでの作風とは全く違った作品で、でも、確実に成功してる、
と思うのです。
最近は、荻原さんの新作は必ず話題になりますが、それだけの実力を
きちんと備えた作家さんなんだなぁ~としみじみ思います。
荻原浩さんの作品だから、と買った本作ですが、純粋に、ミステリとして
充分に楽しませてもらいました





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  June 30, 2006 12:55:32 AM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

プロフィール

しゃちべえ

しゃちべえ

コメント新着

しゃちべえ @ nanaco☆さんへ コメントくださっていたんですね!! 放…
nanaco☆ @ Re:7月の読書メーター(前半)(08/02) おはようございます♪ おぉっ、HN変更さ…
しゃちべえ @ イノさんへ わー、コメントありがとうございます☆ …
イノ@ 再開祝い 更新されなくなってからも、チョコチョコ…
anna2号 @ ごぅだいさんへ >annaさんお久しぶりです。ごぅだいです…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: