ヨカッタ探し

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October 29, 2006
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カテゴリ: 読書ろぐ
バッテリー(2) 『バッテリー(2)』 (角川文庫、2004)



先日、1巻の感想を書きました( 2006/10/26の日記 )。
続きが気になって、早速買ってきたら、その日のうちに読んじゃった
ちょっと寝しなに読んで、続きは月曜日の通学中に…と思ってたのに、
ハラハラしっぱなしの展開で、とても途中で寝られなかった。
改めて。
巧と豪が新田という町で出会った小6の春休みを描く1巻は、

2巻では、中学に入学する巧たち。
まっすぐで、妥協を是としない巧は、中学でも部活でも騒動を巻き起こすことに。
巧たちが入学した新田東中は、田舎にあって、かつて荒れていた、
という設定なので、校則がやたらとうるさい。
わたしが入学した中学も、ちょうどそうで、しかも、都会の小学校を卒業して、
春休みに引越し、田舎の中学に入学する、というのも巧と重なる。
わたしは、巧のように「貫くべき自分」像がなかったので、
周囲の様子を窺って、それに合わせて自分をつくっていたけれど。
巧が感じる苛立ちと似たような感情はわたしにもありました。
だから、巧がつらい目に遭うのは、とても切ない。
だけど、やっぱり巧には巧のままでいて欲しい。

それを貫ける強さはなかっただろうけれど。
もしも、わたしが自分の思ったままに行動していたら、
やっぱりさまざまな圧力を感じることになっただろう。
そして、それに呆気なく押しつぶされていただろう。
そう思うから、だから巧には負けて欲しくない。つぶされて欲しくない。

異性だったら、あっさりと憧れることができるのかもしれない。
(その証拠に、巧は入学直後からもてまくり人にも羊にも(笑)
同性だったら…それも年下だったら…。
羨望と嫉妬で、胸がこげつくのかもしれない。

それにしても。
暗闇の中でジッと待ち伏せする暗い情熱には、がく然とする。
それに気づいて、そこまで憎まれるものが自分にあるのか、
と問い掛ける巧が、痛々しくて…。
誰かに向けられる悪意や憎悪は、それだけで人を傷つける。
そこに思い至るならば、そうそう簡単に人にマイナスな感情を
ぶつけられない、と思うのだけど。
案外、そうでもないもの。
だから、人のことをよく見て、察することのできる豪は、
中1にして「50年にいっぺんしか怒らん」と言われちゃうわけだ。
人のことがわかればわかるほど、安易にマイナス感情をぶつけられない。
ぶつけるどころか、それを表すことすらできなくなるから。
…そんなことを思っていたら、巧だけじゃなく豪のことも心配になりました。
2巻になって、サワとか他の野球部メンツも目立つようになってきたし、
女性キャラも活躍場面がでてきました。
これからの展開が、ますます楽しみ。





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最終更新日  November 1, 2006 04:09:56 AM コメントを書く


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