ヨカッタ探し

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November 6, 2006
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カテゴリ: 読書ろぐ
しばし、更新とまってましたー
今週はなんだか忙しかったなぁ~~。
月曜に読んだ本の感想デス。

湯本香樹実『ポプラの秋』  湯本香樹実 『ポプラの秋』 (新潮文庫、1997)



夫を失ったばかりで虚ろな母と、もうじき7歳の私。二人は夏の昼下がり、ポプラの木に招き寄せられるように、あるアパートに引っ越した。不気味で近寄り難い大家のおばあさんは、ふと私に奇妙な話を持ちかけた――。18年後の秋、お葬式に向かう私の胸に、約束を守ってくれたおばあさんや隣人たちとの歳月が鮮やかに甦る。世界で高い評価を得た『夏の庭』の著者が贈る文庫書き下ろし。(楽天ブックスより)


先日読んで いたく気に入った 『夏の庭』 に続く、湯本さんの作品。
夏から秋、季節的にはぴったりですね
『夏の庭』は、おじいさんと少年達のお話でしたが、対するこちらは、

ただ、『ポプラの…』は、少女の母の存在感というのもかなり大きくて、
それだけに、おばあさんの印象が薄れてしまった感があります。
最後に明かされる、少女の母がおばあさんに託した手紙…。
それを読んで、大人になった「私」は、どう変わっていくのだろう?
どうやら、彼女の現在は、あまり居心地の良いものではないようで、
それだけに、この物語に描かれていないその後がとても気になりました。
『夏の庭』は、爽やかで未来への希望を感じさせる、見事なラストで、
それに比べると、こちらはやや控え目な幕切れかな、と思いました。

圧倒的な感動という意味では、わたしの中で、『夏の庭』に及びませんが、
地に足のついた、現実感覚をもった作品、という点で、こちらの方が好き、
という方もいるのではないかなー。

幼い「私」が精一杯生きて行こうと、不安に押しつぶされていく姿には
ホロリ、ときました。
ついつい、『夏の庭』の感動を再び!的な期待感で読んでしまったので、
少し拍子抜けした部分もありますが、『ポプラの秋』もなかなかでした。





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最終更新日  November 10, 2006 03:06:43 PM
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