ヨカッタ探し

ヨカッタ探し

September 7, 2007
XML
カテゴリ: 読書ろぐ
朝から台風の影響で、首都圏の電車網は乱れまくり。
お昼前にはもうだいぶ復旧していたんですが、やっぱり
いつもよりは時間がかかったし、混雑してました
本も読んじゃって、手持ち無沙汰な車内で見上げた中吊り広告に、
IWGPシリーズ5作目の文庫化と発見。

さっそく買って、読んじゃいました


石田衣良  『反自殺クラブ』 (文春文庫、2007)

今日も池袋には事件が香る。風俗スカウト事務所の罠にはまったサンシャイン60階通りのウエイトレス。伝説のスターが設立を夢見るロックミュージアムの真実。集団自殺をプロデュースするインターネットの“クモ男”―。ストリートの「今」を鮮やかに描くIWGPシリーズ、切れ味がさらに増した第5弾。
<収録作品>
スカウトマンズ・ブルース/伝説の星/死に至る玩具/反自殺クラブ (「BOOK」データベースより)



あいかわらずマコトは果物屋の店番をしつつ、コラムのネタを探し、
池袋のストリートをふらふらしてます。
最近の作品は、トラブルシューターとして有名になっているせいか、
いろんな人がマコトを頼って事件を持ち込み、
事情を聞いて、びっくりしたり憤慨したりしつつ、
最終的には、サルかタカシに電話して力を借りて事件解決。
…というようなゴールデンパターン(偉大なるマンネリ)が
定着しているような気がします。
サルもずいぶん出世したしなぁ~。
マコトも以前はもっとずたぼろになって(心も身体も)いたけど、
今回はサラッとしていて…大人になった、というか、

まぁ、読むこちらも歳を重ねていっているので、違和感はないけれど。
ただ、わたしは初期レギュラーのラジオとかが好きだったので、
最近はまったく出番がなくて、ちょいと残念。

解説で、この物語の主人公は「時代」であって、
マコトは「ナビゲーター」なんだ、と書かれていたけれど、

もちろん、全てが真実ではないけれど、ここには確かに
今の時代が生み出した現実が描かれていると思う。

今回の収録作品の中で、わたしがずんときたのは「死に至る玩具」。
作り出されたブームの中で、踊るのは自分の自由だけれど、
もはや世界は良くも悪くもつながっていて、自分がしたことが
どんなところに影響を及ぼすかなんて、実は誰も把握できない。
最近は、中国製品の安全性について取り沙汰されているけれど、
もしもここに書かれているような現実があるのだとしたら、
その方が怖いことだと思う。
仮に安全性になんの問題もない製品ばかりが作られるようになっても、
こんな劣悪な環境で作られているのだとしたら…。
わたしは物欲はあまりない方だと思うんだけど、それでも
単価の小さい物はひょいひょい買ってしまっているし、
それらの全てが必要かっていうと、全然そんなことない。
…うーん、なんかいろいろ考えさせられました。

IWGPシリーズは、ライトでスピード感ある文章でさらっと
読ませられちゃうんだけど、それでも何かが残るってのが
やっぱすごいなーと思う。
マンネリ、ワンパターン…と言いつつ、次も買うだろうな。
ちょっと時代劇のノリに通じるものがある気がする。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  September 9, 2007 12:20:14 AM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

プロフィール

しゃちべえ

しゃちべえ

コメント新着

しゃちべえ @ nanaco☆さんへ コメントくださっていたんですね!! 放…
nanaco☆ @ Re:7月の読書メーター(前半)(08/02) おはようございます♪ おぉっ、HN変更さ…
しゃちべえ @ イノさんへ わー、コメントありがとうございます☆ …
イノ@ 再開祝い 更新されなくなってからも、チョコチョコ…
anna2号 @ ごぅだいさんへ >annaさんお久しぶりです。ごぅだいです…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: