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エジプトでハマムとは鳩だった。(トルコのハマムはこちら)昼食はワイロさんお薦めのグリル。「ここはおいしいと評判の店です」食欲なしなので、鳩だけちょっと食べてみた。結構イケる。皆、ぼーっとして、食べるでもなく、話すでもなく、非常にまったり。誰も写真撮ってないし。これがエジプト最後の食事だった。空港に向かう。カワイちゃんは挨拶の中で「誰も倒れることなく、ホテル待機、途中帰国もせず、無事に全日程終えることができたの奇跡に近い」と言っていた。ワイロさんは「今の気持を日本の歌で伝えます」と言って、off courseの「言葉にできない」を歌ってくれた。「なかなか憎いわね」「やるわね」と後から聞こえてくる。何でも勉強してるな。ワイロさん、お世話になりました。両手でがしっと私の手を握り、「またお会いしましょう」と言った。さよなら。さて、今度こそ、会社のお土産を買わねばならぬ。国際空港だと言うのに、kioskみたいなお店しかない。んー、困った。空港内をぐるぐると周り、やっとの思いでピラミッドの箱に入った、Ritter(独)のチョコレートを見つけた。エジプトだけど、ドイツのチョコレートってのも変だけど・・・←虫がわくよりいいよね。さて、何個入ってるんだろう・・店主は60piece!と言ってるけど、信用できん。保険のつもりで2箱買う。結局25個しか入ってなかった。どういうこと? ま、それもエジプト。「日本と比べてはいけない」by ワイロ成田に着いて、迎えに来てくれたhusに開口一番、(私、らくだに乗ったの~)「え゛ー! 大丈夫ったの?」「大丈夫じゃないですよ、もう恥ずかしくて。わかるでしょ?」「わかります」 ワイロさんは今日もどこかで「チョウチャク」と言ってるに違いない。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れますエジプト旅行記はこれで終わり。明日からネタがない・・★
March 1, 2009
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「皆さん、1時間フリータイム。ミイラを見てもいいし、休んでもいいです」「トイレはあそこと2階にあります」って、外までずらりと並んでる。体調崩してると大変だ・・・(ワイロさん、休むとこあります?)教えてもらったのがここ。1階の一番大きなホール。手前に奥に見えてる階段みたいなのがあって、人からも見えないし、涼しい。エジプトの小学生が石像のスケッチをしてる。珍しいのか、違うページにちゃっかり私の顔を書いていた。母がぐったりしてるので、横になったら?と言ったら1時間熟睡。大理石がひんやりして気持いいし、静か。私まで寝たら大変だ。慌ただしく、混雑の中歩きまわるより、じーっとこの空間の像を眺めてる方が贅沢な感じ。酸素も十分あって嬉しい。あ~、ここまで来たのだ、無事に。集合時間になり、皆が続々と集まってきた。みんな亡霊みたい。結局ミイラを見に行かれたのは2人だけだった。みんなこの為にエジプトポンド両替してた筈なのに。ラムセス2世かツタンカーメンか知らないが、私はミイラ20体も見るのは嫌だ。写真でみるだけでもぞっとするのに、そんな展示室に入りたくない。見られた方の話では、気持のいいものではなかったそうだ。考古学博物館、正面。とにかくすごい人、人、人。私たちも小さいけど、ワイロさんもカワイちゃんも小さいので全然見えない。「ワイロさん、来ないわね」ピキピキピキー!いや、いたのだ。目の前に。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 28, 2009
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ツタンカーメン室前はお正月に中継される初売の混雑みたいだった。中では説明ができないので、入口付近でそれぞれのガイドが話をする。エアコンが入ってる筈なのにすごい熱気と湿度でくらくらしてきた。全校集会と言えば、倒れていたあの頃の具合の悪さが蘇る。暑いし、酸素が足りない、苦しい。私はいつものようにワイロさんのすぐ傍に立ち、話を聞いている。アメリカ人と思われる4人連れの家族がいて、高校生くらいの男の子が丁度ワイロさんのすぐ後に立っていた。「この子、真っ青だな」と思った瞬間、180cmはある長身のその子がぐらっとしてそのまま床に倒れた!!え゛ぇぇぇー!あ、あ、あ、ワイロさんー!と言いたいのに声が出ない。見てた私がパニック。片手は男の子を指さし、もう片手はワイロさんの腕を掴み「あー、あー」。 床のその子は動かない。親御さんは顔面蒼白になりしゃがみこんでいる。ワイロさんが何かをアラビア語で叫ぶと周りのガイドが集まり、一人は足を持ちあげ、一人はペットボトルの水を顔にかけ、ワイロさんはパックから飴を出して彼の口に入れた。そんなことして、窒息しないのー?「こう言う時は甘い物がいい。ガイドは慣れてますから、びっくりしない」淡々と言った後、何もなかったようにツタンカーメンの話に戻った。そうか、慣れてるんだ。ツタンカーメン室内部はひんやりして気持がいい。助かった!前に東京で見たことあるけど、ここで見るのはまた違う。 マスクの正面は混んでいてなかなか傍には近づけない。棺は何重にもなっていたそうだ。これはなに?装飾品にもサルが。よっぽどお気に入りだったのね。まん中はスカラベ。(ふんころがし)あ゛ー、ここから出たくない!Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 27, 2009
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なんだか、とっても疲れた。これからカイロ考古学博物館なのに体力が持つか。エジプト→考古学と言えば、Dr.ザヒ.ハワス。TV出過ぎだなー、怪しいなーと思ってたら、エジプト考古学最高評議会長官なんだそうだ。人は見かけによらない。彼の滲み出るような怪しさって私の中では、「yes!高〇クリニック」くらいの高レベル。博物館内は修学旅行シーズンの清水寺さながら、団体、個人と見学者で溢れ返っていて、誰かがはぐれるのも時間の問題かと思われた。そこに見えるのは、「旅物語」メンバーではないか。相変わらず「おじさん」はふわふわと漂っておられる。添乗員さん、大変そう。いちじくの木でできた神官の像。発見された当時、その村の村長に似ていたことから、「村長の像」とも言われる。AXNのCMでよく見る「スターゲイト」にこんな人がいた。黄金の玉座。非常にエジプトチックなデザインで素晴らしい。想像するのも恐ろしいが、ツタンカーメンの内臓はこれに入れて保管された。一見、可愛らしくて綺麗な箱なんだけど・・見てるだけで呪われそう。更に、黄金の厨子にいれられていた。カッコイイイヌみたいのはアヌビス神(冥界の神)厨子の各面には人形みたいなのがついていて、1体1対が手を広げて、若くして亡くなったファラオの一部を守っている。もう1時間は立ちっぱなし。もう誰も相槌すらうたない。ワイロさんと目が合ってるけど、右から左へとどんどん説明がぬけていく・・ツタンカーメン、まだ? Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 26, 2009
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「皆さん、ここはユダヤ教の礼拝所シナゴーグです。 15分フリータイムにしますから、ここに集合してください」そ、それだけ!? ←説明ないの?やっぱりユダヤ人を憎んでるんだろうか。私がどうやっても理解できない数学を得意とする民族。アメリカ社会に於いてわずか2%のユダヤ人が、博士号取得者(全人口の1割)の7-80%を占めるとわかってから、気になってしかたない。元々頭の良い、DNAなんだろうが、医者、弁護士、学者のユダヤ人の占める割合を考えれば、それだけだろうか。教えになにか秘密があるの?図書館にある「ユダヤ」系の本を全て読んだが、わからない。どうしてそんなに頭がいいの?中は豪華でも、秘密めいてもなくて、大学の小さな講堂のようだった。 あまり宗教的な感じはしない。ここがシナゴーグか!↑ 勿論、撮影禁止。 皆は興味なさげにただぶらーっと一周された感じだ。 私は秘密を知ろうとして躍起にすみずみ見て回る。 母「何してるの?」(どうやったら頭が良くなるのかと思って。秘密探してる)「ヘブライ語読めないのに、どうやって秘密がわかるの?今から数学できるようになるわけがないでしょ、止めなさい、恥ずかしいから」撃沈。 Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 25, 2009
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(ワイロさんは毎日5回お祈りしてます?)「ガイド中はできないけど、朝5時にはして来ますよ」(毎日?)「そうです」(モスクに入る時は右の足から入るんですよね)「勉強してきた?」(うっかり間違えたりすることは?)「ありません」ほう。コプトはこの地域独自のキリスト教の宗派で正教系らしい。ってことはクリスマスは12/25ではなく、1/7ってことか。教会なんだけど、建物的にはやっぱりアラビア風。そーっと中を覗いてみる。アラブ人の顔を持つキリスト教徒、男女一緒のお祈り、でもアラビア風の教会。エジプト人とは、アラブ人とは何か、定義がわからなくなってくる。(国内でイスラムとキリスト教徒の軋轢ないんですか?)「ありませんよ、宗教が違うだけ。別に気にしません」Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 24, 2009
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カイロは30Cなのに、今までが過酷だったせいなのか、全然暑く感じない。バスはちょっとだけ移動して教会近くに止まった。「これから考古学博物館もありますから、教会に興味がなければ、休んでください。」母がワイロさんに「素晴らしい教会なんでしょうか?」と聞く。「そうでもありませんね、疲れてるならバスにいた方がいい」「ツタンカーメンのマスクは見たいから、ここパスする」(あ、そうだよね。私も行かない)何人も残った。皆がバスを降り始めるとワイロさんが来て「行かない?」(います)「お母さんは運転手も残るから大丈夫です。行きましょう」ぁぁぁ、別に行かなくても・・「行ってきなさい」↑ 娘には行けと言う母。こんなところをテクテクとふわふわと歩いて行く。疲れて誰もしゃべらない。「手紙読みました。Love letterじゃなかった」え? (hand writingも読めるんですね。すごい)「kiss しましたか?」←普通に言ってる。(しません)「でも怖かったと書いてあった」(だって、すごく大柄のすごい怖い感じのおじさんで・・)「わかりますよ、知ってますから」←笑ってる。(知りあいなの? じゃ、注意してー)「どうして? 男は美しい女性にkissされたい」←淡々と。*スミマセン、美しくはないです*悔しいので、もう一度改めて(え゛ー!!!)と言ったのが最大限の抵抗だった。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 23, 2009
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「皆さん、ムハンマド.アリはトルコのブルーモスクに似せてこのモスクを作りました」「トルコに行かれた方いますね?」↑ 私の顔をしっかり見てる。覚えてたのか。「どっちが綺麗?」い、いや、それは・・・。ブルーモスクの方が綺麗だ。い、言えない。「両方を訪れたことある人は皆、こちらの方が綺麗と言います」↑ 鼻たかだか。んー、ブルーモスクの方がタイルやステンドグラス、豪華だしな。なにより、この電球がここはイカ釣り船の電灯みたい・・・↑ 言えないけど。ガラスや陶器を「磨く」って習慣がないのかもしれない。1つ1つのガラスがピカピカならもっと豪華に見えるのに。絨毯もふかふかじゃない。擦り切れる寸前って感じ。 エジプト人ってこういうことは気にしない人たちなのかも。マレーシアのリージェントで引出を開けた時、「Mecca」と書かれた⇒型のプレートが貼ってあったのを思い出した。あれから、海外のホテルに入る度に引出を開けて見ている。ライオンの噴水。水が出てないのは・・・?庭に出るとワイロさんがニコニコとやってきて、「こちらの方が綺麗でしょう」と念を押す。(そうですね)皆様ぐったりして、日陰のモスクの壁にもたれかかり、だらーんとし始める。 そこへ電灯に集まる虫のようにわんさかと土産物売り。絵ハガキ、ラクダのぬいぐるみ、顔にくっつくくらいの近さで見せられる。誰も反応できない。ぼーっ。「皆さん、大丈夫ですか? 〇〇してる?」↑ エジプトの洗礼のこと。ちょっと袖をひっぱり、日本人女性は〇〇かと聞かれても答えられないと告げた。「どうして? はっきり聞かないといけない。トイレを確保しないとなりません」それはそうなんだけど・・・Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 22, 2009
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ムハンマド.アリ.モスクは城壁内の中心にある。十字軍と戦い、敵味方から尊敬された英雄サラディンが残した城壁。すっかり元気のなくなった私達はトボトボと歩いて行く。合成写真の様に見えるのは、カイロの空気が埃っぽいせい? ムハンマド.アリとは、ルクソールの対のオベリスクをフランスにあげちゃった人。敷地内は土足厳禁なので、ワイロさんが靴のカバーを用意しておいてくれた。 まずは、ここでお清め。頭、手、腕、足、更には、耳も。あのー、モスクにタンクトップ+短パンで来るのはやめましょう。肌の露出の多い人はこんなのを着させられる。近くで見ると、しみだらけ。これ着たまま、何か食べてるの?札幌の時計台くらいの大きさかな。これが、オベリスクと交換した時計。茶色に見えるけど、緑だと思う。砂埃かかり放題。時計自体はもらった当初から動いていない。それを19世紀から今まで修理してないとは。砂だらけで文字盤すらよく見えないし。 時計の下、塔みたいな部分は曇りガラスや飾りガラスではなく、普通のガラスが曇ってるだけ。エジプト政府観光局、これでいいの? 神聖なモスクの一部がこんなとは信じられない。 これ、返して、オベリスク返してもらったら?Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 21, 2009
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モーベンピックに戻った時には23:00をまわっていた。明日の夕刻にはエジプトを発つ。↑ 荷造り必須。あ゛ー、ディナークルーズいらなかったよね。そうだ、スニーカー捨てちゃってサンダルにしよう。高熱の上を歩き続けたからか、乾燥しすぎたのか、底と皮部分がはがれた。旅行で3回履いたくらいなのに、エジプトであっと言う間にボロボロに。多量に余ってるお菓子、ワイロさんの子供たちにあげちゃおうか?封を切ってない物だけでも結構な量になった。あ、私、さっきのケーシーアナゴの告げ口するから。手紙、手紙。んー、まずはこれまでの旅程のお礼をっと。臨機応変にスケジュールを立て直し、強引ともいえる交渉ですべてクリアしたもん。「ハンハリーリ市場のショールのお店で・・」と何があったのかを書く。はて、ワイロさんは手書きの文字は読めるのかな。 最終日の朝。モーベンピックでは初めてコーヒーと紅茶を持ったウェイターが来てくれた。最終日だからヨーグルトにも挑戦。パン、美味しい~♪あ~、野菜、果物、食べたい~!部屋に戻ると鍵が開かない。←カードキー。 テラスを走ってフロントへ。エジプトのアイドルみたいなお肌つるつるのスタッフがいて、あっと言う間に磁気を直してくれた。手早く仕事してくれる人もいるんだ。 そう言えば・・。ツアーのメンバーの誰とも合わない。ロビーに集まった時には半数が真っ青。歩けないくらい消耗している人、2人。あらら・・・大丈夫? (ワイロさん、これお子さんたちに。日本のお菓子です)「ありがとうございます。あ、手紙だ。love letter?」え? ? ?Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 20, 2009
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船はどうやら豪華らしく、設備も綺麗だし、新しそう。 船内には欧米人グループと阪急(関空発)の団体が既に座っている。関空発の皆様は疲れなどみじんもみせず、スープ、パン、全員分を手際よくサーブしてテーブルに運んで行く。恐るべし、この団結力。お皿を持って料理の前に立つと給仕のお兄さんがとりわけてくれる。関空組は楽しそう。盛り上がっている・・・。 照明が少し暗くなり、どこからともなく、ちょっとキザなお兄さん2人が現れた。私たちはステージ横。どこかで聞いたことのある曲が流れ、2人はとても上手だけれど・・・音が大きすぎて頭がガンガンしてくる。それから2曲も歌ってくれ、両耳とも耳鳴り状態になった。関空組は一緒に口ずさんだり、手拍子+笑顔でとても楽しそう。我ら一行は顔も上げず、手拍子でもなく・・疲れ切っている。 今度は踊り手2人が現れた。眠りを誘う系音楽で2人もゆるゆると腕を上げたり下げたりするだけ。ま、でも音が静かになっただけいいや。一旦終わったかに見えたが、同じ2人が衣装を替えて登場。今度はアフリカの方の踊りらしい。↑ 殆ど音楽なしで棒のみだったので助かった。 さて、照明が怪しく変わり、ベリーダンスの始まり、始まり~。なんか違う気がする。「あら、くびれてないわね」「これくらいならねぇ」「衣装、もっと大胆にして欲しいわ」イヤラシサもなく、技もないので、男性陣の目はギラギラせず。 こんなおもしろいスカートをつけた踊り手が登場。狭いテーブルの間をこうして。これは凄かった。あー、なんだか、音に疲れちゃったな・・・・。デッキに出てみる?外はすごく寒くてブルブルだったけれど、とても静かでカイロの夜景を楽しむことができた。インド人の御一行様が身を寄せ合って景色を楽しんでおられる。中で騒音の中にいるよりも、ずっと贅沢な気がした。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 19, 2009
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あ゛ー、びっくりした、頭に来たとぶつぶつ言いながら集合場所へ。ワイロさんが手を振っている。 「トイレに行きたい方は2階です」行っておこうっと。ちょっとよぼよぼのウェイターがこっちこっちと教えてくれた。足の踏み場もないほどもっと水が広がってる。あー、やっぱり止めておこうと引き返そうとすると、よぼよぼさんがどうぞどうぞと肩に手を回してきたので断りきれなくなった。こんなびちゃびちゃのトイレ・・・靴にしみそうじゃん。 階下に下りると殆どの方が戻っていた。「皆さん、全員揃ったら、水煙草、やって見せます」アレキサンドリアで約束したこと覚えてたんだ。ホースがついてて、それを口にあてる。 「皆さん、煙草を吸われない方も吸ってるふりして写真撮ってみましょう」あ、それはおもしろそう。ホースをくわえなかったので、匂いも味も全然わからない。きっと思いっきり吸いこんだら煙が出て来るんだと思う。肺活量ないと吸えないな、これは。それにしても、ワイロさんの頭は小さい。手も小さい。エジプト人全体に言えるのは黒眼が大きいことだ。おつかいのハイビスカスティーが届いた。成城石井で売ってるのの半分くらいの大きさ。これでエジプトで$4は高い。7個買ってしまった。ワイロさんのお友達はとーっても儲けたな。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 18, 2009
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ノベルティのpenを渡すとお兄ちゃんは嬉々としてCool !と叫んだ。今まで帳簿つけしてたbossがギロっと睨んだかと思うと、人差し指で「こっち」とやるとpenは悲しくも回収される。penはどこでも力のある者に奪われていく。bossはエジプト版 + ÷2。こ、怖すぎる。 棚を指指すとお兄ちゃんが袋に入った鮮やかなオレンジのスカーフをくれた。ま、私にってことですか。bossがボソボソっと何かを言うと、お兄ちゃんがどうぞみたいなしぐさで私をbossの前に行けと言う。なに?bossは初めて私を凝視し、自分の頬に人差し指を立ててとんとんとやっている。なに?「kiss me」え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛えええええええええぇぇぇぇぇー!人はあまりに恐怖を感じると思考が停止する。どれだけ時間が経ったのかわからないが、(NOooo!)と言った。bossは眉をピクっと動かし「why not?」と言う。why notって、人にはできることと、できないことがある。再び沈黙。(I am a married person!!!)と指輪を見せた。bossは表情一つ変えず、「me,too」と指輪を見せる。ここに母がいるからとか、結婚してるからとか、理屈じゃない。やだー、やだー、やだー!!!絶対に、やだー!!!!!!「If you kiss me,I pay back $10 now」じゅ、じゅうドルであなたの頬には口をつけられません! いったい何考えてんだ、この男は。この間、母とお兄ちゃんがどうしていたのか全くわからぬ。そしてケーシーアナゴは呆れたように手を振り、私たちはその部屋を出た。お兄ちゃんが入口まで送ってくれると言う。「are you ok?」okなわけねぇーだろ! Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 17, 2009
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「私はずっとここにいますから、困ったことがあったらすぐにここに来てください」ってことはこのへんにいればいいわけね。「買いたい物が見つからなさそうな人、おつかい頼みます。ありませんか?」 (ハイビスカスティー頼んじゃう?30分でみつかるかどうか)「空港にもある時とない時あるって言ってたしね」(スミマセン、ハイビスカスティー頼みます! おいくらですか?) おつかいの男とごにょごにょ話した後、「1個$4です」んー、空港では$1と言ってたけど、ないかもしれないし。ま、お駄賃も含まれるし、仕方ないか。さて、どっちに行ってみる?で、何か買うつもりなの?ごちゃごちゃしてて、なんだか欲しいと思える物がみつからない。 叔母たちにショールを買いたいと言うので、ショールを見ながら歩いた。↑ と言ってもカフェから4-5軒先。「こんにぃちぃは」結構種類あるね。どんなのにする?「中にはもっと新しいのがある。中へどうぞ」中に入ったら買うまで出られまい。 (本当に買う?買うなら入ってるけど)「買う」come,come! ←ってもう腕掴んでる。はいってすぐにボロボロの階段があって、そこを上がると言う。えー、こんなとこ上がっちゃって帰してもらえるのか。ずんずんずん。 階段を登り切ると違法建築間違いなしのつぎはぎの2-3階が続く。どうやら隣の店舗とも繋がってるようだが、床はまっすぐじゃないし、とにかく継ぎ足した同士をくっつけたみたいな感じだ。Please通された部屋は8畳くらいの部屋でbossらしき男が帳簿をつけている。お兄ちゃんはあれはこれはと次々といろんなショールを見せてくれる。 問題はどれだけフッカケテきてどれだけ妥協するかだ。案の定ショール1枚8000yenから始まる。「いくらなら買う?」(1000yen)←あくまで強気。「クビになる」(bossに聞いて)「4000yenでは?」もうこんなことの繰り返しにうんざり。カイロのどこよりもぼったくるハンハリーリ市場だ。アスワンより安く買えることはないだろう。(2枚で4000yenならいいけど)「おお、あなたはなんて人だ。僕がクビになってもいいのか?」(じゃ、バイバイ)「わかった。2枚で4000yen」(3枚なら5000yen?)「あなたは冷たい人だ」(じゃ、2枚でいいから)「わかった。3枚5000yen」すると母が3枚5000yenなら6枚買うと言う。←え?(6枚買うから安くして)「penをくれたらgiftをあげる」また・・・・。 Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 16, 2009
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「皆さん、この塔を集合場所にしますので、よーく見ておいて下さい」もう真っ暗になったカイロで、放されるのは怖い。(私覚えられないから、ちゃんと見ておいてよ)「あんなに高い塔だもの、わかるでしょ」 疲れもあり、皆、大変不安がっているのを察し、「それでは、皆さん、買い物しやすい所まで一緒に行きます。不安な人はついて来てください」ありがとー!12人全員がワイロさんについてフラフラと歩いて行く。そこここで、「バザールでござーる」と肩をとんとんされる。バザールでござーるって何年前だったんだろう。「山本山」「山本山」疲れてるのになんだか可笑しい。(どうして山本山なの?) 「彼らは意味がわからないけど、言ってる。日本人が立ち止まるから」バザールの両側から「バザールでござーる」「山本山」と声が飛ぶ。「ニーハオ!」ニーハオ??(私、やっぱり中国系に見えるのかな、エジプト人から見ても)ワイロさんがくるっと振り向き「日本人に見えますよ。エジプト人にとってこんにちはは発音しにくい。ニーハオは簡単ですから」母は、人の話なんて聞いてなくてキョロキョロしている。買う気満々。近くに寄ると「獣の臭い」。売り物なのに地べたに置いちゃってるし。全体的に暗い。こんなとこで置き去りにされたら半狂乱になりそう。「あれハイビスカスティーじゃない?」(あ、ほんとだ。後で買う?)ワイロさんがくるっと振り向き、「あれは、水煙草です」水煙草ってこんな箱に入ってるんだ。チェリーとかバニラとかミントとか書いてある。へぇ。アレキサンドリアのカフェのおじさんたちも、チェリーとか吸ってたのかな?Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 15, 2009
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発車直後、イスラム女性には見えない軽いタッチの若い女性が現れた。彼女はメモ帳を持ち、鉛筆で何か書きながらエジプト人男性の間をすすんでいく。こ、これはもしかして、何かイケナイ商談?今まで見て来た女性と違い、男性にフレンドリー過ぎる。何か怪しい。男たちもギラギラした目つきで何か答えている。私たち一行の目は彼女に釘付けとなった。「何してるの?」(わかんないんですよ)「デートクラブかなにか? 電話番号書いてるんじゃない?」(いやー、どうなんでしょう)そして彼女はちょっと怪しい笑顔で消えた。30分は経ったろうか。ずっと同じ景色が続いて飽き飽きしだした頃、彼女はたくさんのアルミホイルで包まれたものを持って再登場。メモ帳を見ながら、どんどん配って行く。車内販売だったのか!斜め前の男性がアルミホイルを開けるのをじっと観察する。何が出てくるのかなー。それは機内食チックなトマト色をしたお肉の煮込みみたいな食べ物だった。そしてカップにお茶が注がれていく。彼は少し飲んだ後、おもむろにデイバッグから魔法瓶の水筒を出し移し替えた。「飲む?」(あ、結構です)「日本人?」(そうです)「エジプトを楽しんでる?」(はい)「じゃ、いい旅を」彼は颯爽と一番乗りで降りて行った。私の前の前に座っていた恰幅のいいおじさんは立ちあがったら、いきなりカーテンを引きちぎって鞄へ。なにしてるの?!どうりでところどころカーテンがないのだ。綺麗な布でもなく、薄汚れたこのカーテン、それも片っぽ。何に使うの・・・。おじいさんの帽子はメッカ巡礼を終えられた証。 「皆さん、ディナークルーズの前にハンハリーリ市場にご案内します」Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 14, 2009
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さて、要塞の中に入ることもなく、クレオパトラの都から特急列車でカイロに戻る。クレオパトラっぽいものは見なかったような・・・・。カイロ駅ここはアレキサンドリアなんだけど、カイロに行く列車が発着するから「カイロ駅」ワイロさんはその方がわかりやすいって言ってた・・・。そう? あのゴミの中から出てきたような辛抱(寝台)特急を見ちゃったから、列車に乗らなくてもいいんだけどな。「皆さん、列車のトイレは汚いですから、トイレはすませて乗ってください」え゛ー! ワイロさんがチケットを買ったら、銃を持った兵士が2人、私たちを先導してくれた。駅でも護衛がいるのか! ダハシュールのアンディ.ガルシアみたいに眼光鋭く、ほんとにSPみたいにあちこち見ている。なんだか緊張しちゃう。列車。外国のプラットホームはシンプルでいい。日本は広告でごてごてだもんね。色の統一感ないし。結構普通な車内。大柄な人揃いだからシートが大きい。1等車両だけど、一般の方々と一緒。のほほんと座っている私たちの最前列と最後列に兵士が1人ずつ座り、乗車してくる人をチェック、チェック、チェック。いやー、不安になってくる。 結局、発車寸前まで私たちを守ってくれた。白く見えるカバーが実はかなり汚ない。椅子についてるテーブルはふいてないらしくベタベタ。窓は外からも内からも拭いてないらしく、外が見づらい。 まー、思ってたほどは凄くないけど・・・ま、これも経験、経験。洗礼を受けちゃった方々がトイレに行かれて戻ってきた。「行かない方がいい。この世の物とは思えない」この世の物じゃない・・・?Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 13, 2009
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地中海のシーフードを堪能した後、カイトベイの要塞に向かう。私達の運転手さん。cafeは男性ばかり。交番?一般的に挙げられる七不思議は以下の7つである。 ギザの大ピラミッド バビロンの空中庭園 エフェソスのアルテミス神殿 オリンピアのゼウス像 ハリカルナッソスのマウソロス霊廟 ロードス島の巨像 アレクサンドリアの大灯台 (画像一番下)プトレマイオス1世によって巨大な灯台がファロス島に造られ 、人工の道がつけられた。↑ 紀元前300年前後に灯台には火が焚かれて、戦いの時には火の球攻撃があったらしい。イスラムのミナレットはこの灯台の三重構造をまねていると言われる。8世紀の地震でちょっと倒壊しちゃった後、財宝目当ての盗賊に荒らされ放題に。14世紀の地震で完全に崩壊した。15世紀、その瓦礫を使ってカイトベイの要塞ができた。スルタン.カイト.ベイが建てたのでカイトベイの要塞。ここでワイロさんが何やらバッグの中をゴソゴソと。メモ帳が出てきて、平仮名で「はんきをかかげる」と書いてあった。「お客さんから教えてもらった難しい言葉。はんきをかかげる」↑ チョウチャクの方が難しいと思う。「あなたは私と撮りたくない?」あ・・・。わざわざターバンを巻いてくれた。パチっ。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 12, 2009
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私は密に気になっていた。皆はワイロさんにはあちこちに「女」がいると言う。いてもいなくてもいいけど、4人の妻を持てるお国柄の男性はどんな感覚なのか。また母に怒られてはたまったもんじゃないので、母がトイレに行った隙に。(みんながワイロさんにはあちこちに愛人がいるって言うんですけど、いますか?)思いっきり不躾であるが、母は間もなく戻るであろう。私には時間がない。彼は普通に、「あちこちはどこですか?」(えーと、例えば。ルクソール、アスワン、アレキサンドリア?)「あなたは私に女がいると思いますか?」 (んー、わかんないです。みんながひっきりなしに電話してるのは愛人だって) 「電話?ああ、これは全部仕事の電話です。お客さんの前では女には電話しない」あ、母帰ってきちゃった。聞きたいのはワイロさんの愛人じゃなくて、アラブ世界の結婚観だったんだけど。おじさん、何持ってるの?黄色と黒のがタクシー。ナンバープレートの文字、アラビア語。さて、アレキサンドリアでの昼食は地中海のシーフード。お肉続き、野菜、果物禁止の私にとって、「ヨダレを垂らして喜ぶ」くらいの響きだ。しかし、シーフードはだめなのだ。←特にエビ。レストランは有名人も訪れると言う、小じゃれた店だった。欧米人で賑わっている。ピタ.パンじゃなくてよかった。あれの後でピタ.パンは苦しすぎる。←他に食べられないし。ふぅ~、暑いけど、今までよりは気持ちいい♪流石に皆様は殆どの方が紅茶をorderし始めた。出てきたのは魚とイカフライ。←写真撮るの忘れた。ルクソールのギトギトフライとは流石に違う。母がイカリングをパクっと食べた。(ちょっとぉ、食べない方がいいってば)「だめなのエビでしょ。ナイルの魚がだめなんでしょ? 地中海のイカはいいんでしょ?すごくおいしいんだけど」1つくらいならいいかなー。確かに柔らかくて甘みがあっておいしい。母は強気に5-6個イカリングのみ全て食べた。餓えてたんだ。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 11, 2009
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アレキサンドリア国立博物館に向かう。 地中海の見えるこの街は今までの「砂色」の街並と違い、なんとなくほっとさせてくれる。結構渋滞。黄色のはロシアから輸入されたTaxi。エジプトではノスタルジックな車両が目につく。アレキサンドリア国立博物館。こじんまりしてて、エアコンがきいてるので一息つける感じ。(ワイロさん、昨日早く帰宅できたから、よかったですね)「よくありませんよ、帰ってからも忙しかった。夜中まで仕事した。皆さんのTシャツやカルトゥーシュの手配です」ヒエログリフのTシャツをorderしたのだった。買う物がないので、皆、ご家族向けにそれぞれの名前のTシャツを注文した。昨日、受け取ってみたら数人の名前が間違ってたので作り直し。イメージと違うとか、やっぱりこっちにしたいとかの要求もあり、ワイロさんは全部受けた。ルクソールで買ったカルトゥーシュの名前が間違ってて(Tシャツの変換表で判明した)交換の人も。「だから寝てません」海底から引き揚げられたナポレオン金貨。(どうしてナポレオン金貨がアレキサンドリアの海に?)「それはわかりません」何故かトルコのキュタフヤ焼。「地中海の花嫁」と言われたアレキサンドリアだもの、世界各国から色んな物が入ってきたのは察しがつく。妻、ネフェルティティとの間に生まれた実娘3人も妻にしたと言うアクエンアテン。外に出るとまたすごい熱さだった。通りは男性ばかりが目立つ。たまに女性をみかけると男性よりも幅があったりする。きっと「美」の基準がそっちよりに違いない。↑ これは痩せてるけど。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 10, 2009
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カタコンベを出て、ポンペイの柱にたどり着く頃には陽がじりじりと照ってきた。焼かれるような暑さとはこのことだ。イタリアにもあるポンペイはシーザーの盟友、ポンペイウスの名が由来の街である。ポンペイウスはシーザーと密約を結び、三頭政治の一角を担ったけれど、その後、決裂してしまう。エリザベステーラーの「クレオパトラ」の中でシーザーが到着した時、エジプト側からポンペイウスの首が差し出されたのを思い出した。シーザーはイケナイ男でポンペイウスの妻と不倫し、ポンペイウスは離縁している。当のポンペイウスは逆に紳士的な色狂いではない人物だったようだ。いい人が勝ち残れるとは限らない。スカラベ?(ワイロさんのおうちってあんな感じ?)「え゛っ!??」←明らかにぎょっとしている。母が慌てて「そんな訳ないでしょー、ワイロさんはお金持なんだから」え? 今まで見てきた住宅より立派だったから聞いたのに、まだだめか。「スミマセン、うちの子、世間に疎くて」「あー、ちょっと違います。私は外国人居住地に住んでいますから」ますますわからない。かつてポンペイの柱は400本くらいあったそうだが、今残るのはわずか。真っ白な壁と地面は最近になって公開の為に造られた物で真新しい。それにしても、白の照り返しってすごいなー。あ゛づい゛ー。「ワイロさん、びっくりしてたでしょ。高級に見えないアパート指さして」(え?でもガラスも入ってるし、結構立派な方じゃん)「なんでも思ったことすぐ聞くの止めなさい」すっごく真っ青な空。で、ワイロさんちはどんなとこなわけ?Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 9, 2009
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Alexandria紀元前332年にマケドニアのアレクサンダー大王によって建設された。大王の行くところ、あちこちにアレキサンドリアという都市が造られたがここは第一号。大王の死後、側近のプトレマイオス1世がファラオとなる。いきなりギリシャ人のファラオってどうだったんだろう。それから200年間、近親結婚を繰り返し、エジプト人の血は入らなかった。王家以外の人々はエジプト人とギリシャ人、うまくやってた?住み分け?その後、ローマに征服されてもアラブに征服されてもアレキサンドリアの名が変わらなかったのが不思議だ。古くはテーベ→ルクソールコンスタンチノープル→イスタンブールサンクトペテルブルグ←→レニングラード何故「アレキサンドリア」は残ったんだろう。カイロと比べるとアレキサンドリアはヨーロッパの街並みに近い気がする。「皆さん、まずはカタコンベに寄ります。そこではおもしろい写真が撮れますよ」顔が私、体がスフィンクス。へろへろだったので、しゃがむだけでしんどい。2-3人の女性は朝食時からどうも様子が変で、トイレに駆け込んでいる。気付かないふりしてた方がいいな。真っ青でふらふらと歩いてるのが痛々しい。カタコンベは内部撮影禁止。禁止じゃなくても、撮ろうと言う勇気はないけど。イタリアのどこかにある骸骨だらけのカタコンベとは違った。←ふー。馬の骨は公開されていたけど・・馬とは言え、骨を見るのは気持のいいものじゃない。地下深く掘られていてらせん状に下って行く。←勿論また登るということ。お金持の遺族がお参りに来て、座れるスペースがあったりする。なんとなく、テンションが下がったまま、ぼーっと幽霊のようにワイロさんに続く。トイレに行くと、すごい迫力の女性がチップ係。あ゛ー、いくらとられるんだ。やっぱり日本人は1ポンドで欧米人の2倍だ。ツアーの子が20ポンド紙幣しかないと言ったら、むぎゅっと紙幣をもぎとり、おつりなんて知らないって顔をしている。ちょっとぉー、19ポンド、返しなさいよー。みんなで抗議するも、こういう時は英語がわからないふり。←憎々しい。5分くらいあーだこーだともめ、やっと救世主現る。←女性ガイド。私達が見えなくなるまで、ずーっと、ずーっとチップおばさんは悪態をついてた。こ、怖すぎ。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 8, 2009
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7:00ホテルを出発し、車窓からなにげなく通りを見ていると、いきなりナンがいっぱい乗ってる妙な物体が眼下に迫った。え?これピタ.パンでしょ?直径1.5mはあると思われるアルミ色をした円盤にびっしりとナンが並んでいる。それを曲芸みたいに自転車のお兄ちゃんが片手で持ちあげて走行しているのだった。ひゃー、あんな大きな円盤を自転車で、片手で、しかも車びっしりの道を通っている。お兄ちゃん、それはすごい芸。よくひっくりかえらないなー。ふと、このナンたちはどこに行くのだろうかと思った。エジプトに入ってからずっとパンを主食としてパンだけは信じて生きている母娘である。ま、まさか、ホテルに納めるんじゃないよね??こんな排気ガスと砂埃だらけの道をカバーもラップもなしで運んでるのに!あー、そんなこと考えない、考えない。そしてお兄ちゃんはすいすいと車の間を円盤をひっ繰り返しもせず通り抜けて行った。あー、びっくりした。相変わらず信号はないけど、渋滞はしている。 あー!ナンを道端に広げてる!古臭い、新しいとは思えない絨毯を敷いて焼きたてのナンを歩道で冷ましてる!そこをエジプト人がすいすいとまたいで通り過ぎて行く・・・ああ、まさか・・・私たちの行った(これから行く)レストランに納めるんじゃないよね。誰か、違うと言って・・・Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 7, 2009
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さて、本日の宿泊はギザのモーベンピック リゾート カイロ ピラミッズ。ギザ観光はカイロから、カイロ観光はギザからとへんてこな具合になっている。「皆さん、ミッシェルさんは焼きそばが大好きでおかわりしたんですよー」 カワイちゃん、もうへとへとでリアクションできません。彼はパピルスのお店で田中さんが「とられた」愛用のボールペンを取り戻してくれた。↑ たった1つのお手柄。40分程でホテルに着いた。←真っ暗で何も見えない。「皆さん、このホテルからはピラミッドが見えますから、明日朝食時に見てみて下さいね」ピラミッドをもう一度拝めるなら良しとするか。check in 時間かかるな、まだ?あのー、焼きそば食べてないで、先に来てcheck inするとかないの?焼きそば食べたいからってワイロさんと早めに交代したな!ここは、コテージ風のホテルらしい。庭らしきところをずっと、ずーっと歩いて行く。まだ?翌朝。 部屋は綺麗でリゾート風。ベランダにテーブルと椅子がある。←欧米人の様に長期滞在なら時間もあろうが。外から見るとこんな感じ。エジプトにいるのを忘れさせてくれる静けさ。年配のお金持っぽい日本人ご夫婦が2組。生ジュースに果物、野菜をてんこ盛りに召し上がってる。今日が初日なのだろう。そんなに召し上がって大丈夫?パンはデニッシュを中心に豊富な品揃え。←助かったぁ。座ったままでは無理だけど、レストランの入口に立つとピラミッドが見えた。やっぱりエジプトにいるのだな。さて、疲れてボロボロだけど、今日はクレオパトラの都、アレキサンドリア。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 6, 2009
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パピルスのお店にホテルアシスタントのミッシェルさん(トルシェのゆるい感じ)登場。 「皆さん、中華料理の店はミッシェルが行きます。私はこれで帰ります」ワイロさんはとっとと家へ帰った。一同、ミッシェルさんに着いて行く。あのー、このお店、閉まってるんじゃないの?看板も内部も電気消えてるけど。 確かに赤の提灯なんかが下がってて中華っぽくなくもない・・ミッシェルさんが入って行くと、店内の電気が点いた。 大丈夫なのか、こんなんで。お店の人、帰ろうとしてたんじゃ?店内は一応、中華風であり、丸テーブルに回る小テーブルもついていた。 誰一人、カメラを出す気力もない。★スープ★コンソメ風だけど、豚骨ラーメンですかってくらい油が浮いてる。き、危険だ。★お肉と野菜の炒め物★確かにエジプト料理とは違う。でも中華かな・・・それにしてもすごい油。★春巻★冷凍食品に間違いないんだけど、これが一番普通だった。★ホウレンソウの様な物の炒め物★緑黄色野菜に餓えてる私たちは一瞬目がギラっとなったんだけど・・油で炒めた後にもう一度油かけたのかってくらいすごいことに。どうしても野菜を食べたいのでティッシュでいちいち油を吸わせてから食べた。★おかゆ★唯一油を使ってなかった物。米を砕いたような(砕けちゃったのか)妙なおかゆ。日本米じゃないのでちょっと臭みあり。それも味ついてない~~! 塩! 塩! ←でもそんなこと文句言ってられない。★焼きそば★これがまた・・炒めた後にも油かけてるな、絶対。具は・・さっき食べたホウレンソウみたいなのだけ。カワイちゃんがニコニコと嬉しそうに、「皆さん、なんでも好きな料理をオカワリしていいそうです!」おかわりって・・カワイちゃん、おかわりできるもの、ある?? ←言えないけど。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 5, 2009
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アブシンベル16:25発→カイロ18:10着。 空港に着くと初日にお出迎えのアンワルさんが再登場。「皆さん、パピルスの店に行って、それから中華料理」一同パピルスには興味なし。早くホテルに入りたいけど、そうは行かぬようだ。「パピルスの店で説明するのはカイロ大学日本語学科卒の後輩です」どうやらカイロ大学日本語学科卒の結束は固く見える。こんな可愛らしい子が登場してちょっとびっくり。彼女のお腹の近く、緑色の植物がパピルス。 日本語もワイロさん並に自然に話す。お顔も手もツルツル、ぴちぴち。可愛いー。ツアーガイドになった方がずっと儲かるのに、まだうら若き女性が泊まりで外国人について周るのはまだまだ厳しいに違いない。←国際線CAだって男性しかいない。日本大使館や企業で働けるといいね。英語のpaper,フランス語のpapierは「papyrus」が由来。でも実際パピルスは紙とはちょっと違って、茎の皮を剥いで針で細く縦に削り、それを乾燥させると、細菌が発生してそれぞれの短冊がくっつく。納豆もそうだけど、初めてやってみた人はすごい。エジプトからギリシャに向けて輸出してた港がByblosでBibleはここが由来。紙も本もパピルス繋がりだったんだ。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 4, 2009
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大神殿、小神殿、もう一度外からじーっと見てみる。あ、さっきより混んで来てる。3000年も昔に、太陽(★?)の周期を知り、方向を計算し、内部の神々を照らしだすその科学の粋、計算したってそこまでできるのかって言う感動。カイロ+ギリシャも検討してたけど、エジプト周遊にして良かった。さて、そろそろチケットブースの当たりに戻らなくては。5分は歩くよね。パチっ。この風景を撮っただけなのに、このツーリストポリスは目を輝かせてmoneyと言った。どうして?"俺を撮ったから。money!"本当にポリスなの、あんたたちは。お金はあげませんから。じゃ、pen!penなんてありません。すると母が飴を2つ出して渡した。←甘い。すぐに口に入れたその男は子供がいるからもっと欲しいと言う。子供にあげたければ、食べなきゃよかったじゃん、知りませんよ。(ワイロさん、みんなpenって言うけど、毎日観光客からpenもらってどうするの?)「子供にあげます。喜びますから」(日本人が通るたびにもらってたら余るでしょ。売ってるの?)「売りませんよ。10年くらい前に年配の日本人がpenをどっさり持って来て行く先々で配りました。みんながそれを知って、日本人を見たらpenというようになった。日本人が作ったことです」軽く言ってのけられた。「全員集まりましたね。それでは空港に向かいます」通りがかり、さっき借りた白のターバン←勿論、使用済でしわあり。と説明に使った本をそこで拾ったかのように売り子に渡したワイロさんであった。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 3, 2009
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大神殿から50m、最愛の妻、ネフェリタリの為に造られた小神殿がある。こっちもいいな~♪小神殿から大神殿を見るとこれくらいの距離。風がびゅんびゅん吹いていて、飛んじゃった帽子を追いかける人も。入口をかためる6体の石像のうち、4体はまたラムセス2世。慎ましやかに2体がネフェルタリ。 その上、一番目立つ入口を囲むのは、入り口でトラピックスの若い綺麗な女の子2人がお金を要求されていた。↑ 若くてキレイでもただでは通れない。ツーリストポリスがとても親切そうな顔で「写真を撮りなさい、一生の思い出になるから」アンクの型をした小神殿の扉の鍵。こんな大切な物を渡してくれちゃっていいのかな?パチっ、写真を撮ってくれたあと、当たり前の顔で"money".あのー、私はお金は払いません。門番やってて、バクシーシあり?すかさず、pen pensと言う。持ってるけど、あげない。すると「キャラメルならあげてもいいけど」と母が言う。"Oh! Japanese sweets? "森永ハイソフトのセロファンの開け方がわからなくてすごく苦労してる。母が開けてやり、←どうしてこんなに甘いのだ。彼はとても、とても嬉しそうにそれを1つ頬張った。Ohhhhhhhhhhhh ! ←今にも踊り出しそう。そして完全に私を無視し始め、母に何度も礼を言った。「僕には大切な友達がいる。彼にもJapanese sweetsを。もう1つくれ」あのー、箱ごと持ってるんだから、半分あげたらいいじゃない?↑ ハイソフトを食べ続ける男と罠だったアンクの鍵。←本当に、これが鍵。ったく。。。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 2, 2009
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感動のアブシンベル神殿の内部へ。 オシリスのいでたちのラムセス2世が8体。またもやラムセス2世でちょっと食傷気味。しかし、荘厳な雰囲気で、中に入っても尚、(お゛ー)。「止めなさい、そのおじさんみたいな、お゜ー」(だってすごくない?)画像のずーっと奥、かすかにオレンジがかってるあたりが4人の神の像。いやー、まずは年に2度だけ光が当たると言う彼らを拝まなければ。↑ 4回になっちゃったけど。入口から彼らまで60mくらい。左端が闇の神プタハ。闇の神には光は当たらない。↑ どうやったらそんな計算できるの・・・。次は太陽神ラー。その隣、エジプト統一の冠を被っているのがラムセス2世。 あら、意外とこんなもん? 近寄ると、ラムセス2世の像と大違い。けっこうテキトーな造りで神々には見えない。輪郭がぼやーっとしてて、そのへんの公園にもこんなのないなって荒削りな感じ。もっと凄いのかと思ったー。これに光が当たっても・・・・。まず、太陽神ラーとラムセス2世が照らし出される。ラムセス2世だけになり→右のホルス神とラー神の合体した神が浮かび上がる。最後はラムセス2世の膝を照らしながら、朝日は消える。他の神よりとにかく自分。もうちょっと神々しい造りにして欲しかったなー、自分ばっかりじゃなくて。この4体を彫った彫刻家よりも、この演出を計算した建築家?が凄い。1人で計算したのか・・←ダヴィンチみたいな感じ?明かりは下から間接照明みたいのが当たってるだけ。壁画もヒエログリフもわりと保存状態よし。ずーっとここに座ってゆっくり眺めるのもいいだろうな。2:30から日の出を待つのは嫌だけど。やっぱりここにも「チョウチャク」あり。よっぽど好きなんだなぁ、「打擲」。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
February 1, 2009
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チケットブースから長い道を歩き、ちょっとした崖を下って行く。すごい風で日傘は使えない。砂埃すっごー。 おー、思ってた以上に大きい。飛行機が小さかったので、あまり人はいないと思ってたけど、考え見ればバスがある。世界各国からの人、人、人。4人ともラムセス2世。左から若い時→年とってからとなる。4体とも・・・・。確かに、左端のは右端のより若い。でも90歳には見えない。太陽神ラーもちっちゃく背後につけちゃって。左から2つめは地震で崩れたと言われている。で、足元には妻や神官たち。更に、ホルス神が小鳥のように小さく。オリジナルは岩山をくりぬいたものだったが、移転する時にコンクリートの土台をカムフラージュしたそうだ。こんな人類の遺産をダムの下に沈めようとしていたなんて・・・。1000以上のパーツに分けて丘まで運んだチームは凄い。計算が狂っちゃったとしても、いい仕事してくれたと思う。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 31, 2009
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空港から専用バスが出ている。「皆さん、今日は阪急トラピックスと一緒。だからバスの中は全員日本人。貴重品以外の荷物置いておけます」何分乗っただろう、結構すぐに着いた。鳴子の後をもくもくとついていく。 ワイロさんはタッタカとチケットブースに行き、戻ってくると「あ、ターバン忘れた。そこで借ります」 ターバンって貸し借りするものなんだ。なにか一言三言言うと売り物の白いターバンをさっと自分で巻いた。「あ、本、本も借ります」↑ 売り物。「中ではガイドできませんから、ここで説明します」「皆さん、アブシンベル神殿はアスワンハイダムの建設時に沈む予定だった。それをユネスコが守りました」結構ヒトゴトっぽく話す。「どうやって移すか。何年も協議されて、スウェーデンチームの案が採用されました」「4000万US$の費用、4年間かかってここに移した」4000万US$っていくら?「神殿の中に光が差し込むのは10/22と2/22年に2回。ラムセス2世の誕生日と即位した日と言われてます」 「移す時にスウェーデンチームと多くの学者が何年も計算して、やっと移したのに、やっぱり狂った」楽しそうに言うな~。「それに、内緒ですが、光が入るのは2回なのに4回になっちゃった」くっくく。何度もガイドしてても、まだ堪え切れないほど可笑しいんだ。「10/22と2/22に神殿で光が入るのを見るツアーがあります。私はもう絶対にやらない」「日の出は6:00くらい。すぐそこのホテルに泊まって4:00過ぎに来た。中はもういっぱいで入れなかったから、お客さんはカンカンに怒った」神殿の中は200人だったか、入場制限がある。「次のツアーの時、2:30に行った。すると今度はお客さんのトイレが大変」一度出たら権利はなくなるのだそうだ。少し前までここには宿泊施設がなくて、テントで寝泊まりしたらしい。そんなの無理。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 30, 2009
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長く、長ーく感じたファルーカを降りて、バスを待つ。き、気持悪い・・・バスはムバラク大統領の影響で予定通り来ていない。20分ほど待ったろうか。バスに乗り込むとランチボックスが配られた。大きさはラムセスヒルトンのお弁当くらい。機内食みたいなこてこての料理だったので食べられそうもない。今日のお昼はおせんべいに決定。「皆さん、ワイロさんがいなくて寂しいですが、アブシンベルまで頑張りましょう!」「空港でのお手洗いは多分無料かと思います」「えー、カワイちゃん、カイロでもルクソールでも空港でお金とられたのよー。それも欧米人の2倍なのよー」「ええっ、そうなんですか? 今までとられなかったのに・・」 どんどん世知辛い世の中になっているようだ。 ちょっと無視してそのままトイレに入るなんて許されない雰囲気だもの。そもそも空港のトイレでどうしてチップがいるのかと思う。誰もが出てきて言う。「チップを取るなら、掃除してよね」「腹が立つから、飛行機で利用するわ」アスワン→アブシンベルのflightは45分ほど。2列X2の小さな飛行機。よくキャンセルでたなー。ここにはもう旅物語はいない。どうやら、阪急トラピックス関空発。おー、何故にそんなに元気なのだ、あなたたちは。乗り込んですぐ、まだ扉も閉まってない段階で大きな、大きな白人男性が「my stomach is broken」と切羽詰まった様子で猛ダッシュして来て、トイレは占拠された。あんな屈強な男性のstomachが壊れるのだ、普通に食べてたらどんなことになっていたことか。アブシンベルに着くとワイロさんがニコニコと立ったいる。「皆さん、お疲れさまでした!」「ワイロさん、スーツケース忘れたでしょー、カワイちゃん大変だったんだからー」「え?忘れてませんよ。置いて行ったんですよ。ポーターが運んでくれますから。私が荷物を飛行機に預けてたら、遅くなって出迎えできないかもしれないから」ほんと?Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 29, 2009
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ファルーカで、船べりはあまりに陽射しが強いため、女性10名は中央の台にずらーっと腰かけた。朝がゆっくりだったので、皆、少し寛いだ様子。帆を担当するのは、ヌビア人の青年。こうして何度も何度も屈伸運動を繰り返し、帆がパーっと張られた。 お゛ーっ、これだけで感動。頭がすごく小さくて手足が長い。トムソンガゼルみたい。船はゆっくり動きだし、イシスアイランドからどんどん離れていく。(昨夜エステ行かれたんですか?)「いやー、部屋に入ったらもう出たくなくなって」「あらー、あれはアガサクリスティの?」「昨日、ワイロさん、まだ言っちゃダメって、今日は先に行っちゃったわね」ほんと。良い具合に風がでてきたので、お兄ちゃんは暫し休憩。「皆さん、このお2人はヌビアの方です。ここでちょっと、奥様たちが作られたアクセサリーを見て頂きたいと思います。ちょっと宜しいですか?」 「全員立ち上がって頂いてよろしいでしょうか?」↑ 非常に申し訳なさげ。 皆、いっせいに立ち上がり、カワイちゃんが白い布をずるずると引っ張ると・・↑ この上に平然と座っていた。アクセサリーがいっぱい。え゛ー! す、スミマセン!(言ってくれればよかったのにぃ)「何も感じないで座っちゃってたわ」これが結構可愛いのあり。綺麗に作ってあるし、今風のstyleの方にはとってもいい。皆、ファルーカに乗ってることすら忘れ、手に手にネックレスを物色。最初は1つ1000円だったのが500円にまで下がり、どんどん売れていく。ワタクシは・・・さっきから気持が悪くて全然ノリきれない。「ネックレスを見なさい。気持悪いと思うから酔うんだから」(これからアブシンベルなのにどうしよう)「何か買いなさい、忘れるから」「大丈夫ですか?」(はい)「イタリアの青の洞窟に行った時、2時間船の上でチャンスを待ったんですよ。殆どの方が酔っちゃって、大変でした」青の洞窟、無理だ・・・。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 28, 2009
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さて、そろそろ部屋に戻る?静かだ・・クラクションの音がないだけでこんなに違う。ホテル内のジュエリーショップ。やっぱりスカラベとアンクが多い。ブログを書いてて初めて気付いたけど、アンクって♂ ♀の記号の女性なの?だって、アンクは命の鍵とか、命を表す言葉だし。ロビーは吹き抜けなのでひろびろとした開放感あり。部屋に入ろうとした時、ワイロさんの部屋のドアが開いた。「あっ」←何故かバツ悪そう。(もう出発されるんですか?)「まだ。朝食を食べます。だから質問は今はだめです」質問じゃありませんから。部屋のバルコニーはナイルビュー。ロビーに降りてお迎えを待つ。 今日はいよいよアブシンベル神殿だ。エジプトの洗礼は3-4日目から始まる場合が多いと分析した私はこの日の為に、アブシンベルの為にザ.炭水化物の粗食にも耐え、紅茶を飲んで生きてきた。あれ、なかなか来ないね。カワイちゃんがバタバタと走り回っている。「申し訳ございません! ムバラク大統領がアスワン入りしたので全面車両止めになってます!」「え゛ー、ひ、飛行機に間に合うんですか?」「飛行機もそれに合わせてのスケジュールになります」む、ムバラクめ・・・私たちの後を追って来てるのか。15分後、日本語が話せないワイロさんの手下が迎えにきた。船に乗り込もうとすると、カワイちゃんがスーツケース2つをひっぱって、ひいひい言っている。(大丈夫ですか?)「は、はい! ワイロさんが自分のスーツケース置いて行っちゃって!」え!? 忘れたの?Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 27, 2009
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7:30 久々にゆっくり寝たー。やっと、朝らしい朝食。レストランはこんな感じ。 相変わらず、ずらーっと並んだウェイターはしゃべってる。それは何?縦長の壺みたいのに入っていたのは赤系のマメスープだった。エジプト人は朝これがないとだめらしい。バナナが運ばれてきたが瞬く間に無くなった。 (スミマセン、私もバナナが欲しい)トレイいっぱいにバナナを載せて戻ってきたおじさんは房ごと渡してくれようとする。そんなに食べれませんて。まだ時間あるし、散歩してみる?玄関で会ったベルボーイたち。アスワンはアフリカ系の人が多い。ホテル、ピンクだったんだ。ホテルの周りは緑がいっぱい。あー、いいなこの感じぃ。島には宿泊客しかいないので、安心して2人で歩きまわれる。遠くに見えるヌビアの領主のお墓。おー、そこで船を漕いでいる人、御出勤? (なんか、このホテル、落ち着くねー)(綺麗だし、水辺も緑もあるし)「でも朝食のパン、種類が少なかったからイマイチ」え? Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 26, 2009
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香水瓶の店を出てレストランに向かう。「皆さん、いいお知らせがあります」と言っても皆様疲れ果てているので無反応。「明日のフライトがとれたので、夕方にはカイロに行けます。明日はゆっくり。10時出発。私の分だけとれなかったので1便早い飛行機で先に行ってます」なんだかわかんないけど、真夜中のflightは回避できたか。助かった。夕食はまた思いっきりアフリカ料理。皆様はビール、私たちは紅茶。全員朦朧としてて、食事が出されても写真を撮るのを忘れてて、一人が「あ、写真」と言ってから慌ててみんなカメラを出す始末。「疲れたわー、もう早くホテルに入りたいわねー」うん、うん。「今日のホテルは島にありますから、船で行きます」もうバスでも船でもなんでもいいですー。船がホテルに着いた時には薄暗かったけれど、なんとなく立派かなとわかった。Pyramisa Isis Island Resort&Spa Aswan「Resort&Spaってことはマッサージかエステあるんじゃない?」「聞いてみましょうよ」マッサージでもエステでも横になったら爆睡して、起こされても起きないに違いない。マッサージしてもらったら体が楽になるかも。陽射しと乾燥でガビガビの肌に一旦栄養を補充する必要ありではないか?「お部屋の鍵を渡します~」「〇〇様~」(はい)ワイロさんが「あ、隣だ」これで具合悪くなっても医師呼んでもらえる。ほっ。「私はあと1時間仕事してから部屋に戻ります。エジプトの質問、24時間okです」そりゃ、質問たくさんありますよー、ナセル大統領の話も聞き逃したし。でも私は寝ます。寝ます!Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 25, 2009
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初な感じのアンパンマンは会計はできないようだ。買い物のお手伝いをする人→会計の人→レジを打つ人なんでこんなにまどろっこしいの。もしかして・・と思ったら、この男を連れてきた。←悪夢再び。「10%offか香水瓶をひとつオマケ、どっちがいい?」男はそのへんにあった普通の小さな香水瓶を持って言った。(10%off)「香油はいらない? 砂漠の秘密、discountする」(いらない)男は呆れたように伝票を書いてアンパンマンに渡した。彼はそーっと、そーっと、ラクダたちをレジまで運んでくれる。会計の店員に、(discount して欲しいの)「ペン持ってる?」(赤ならあるけど)「日本製?」(そう)「それくれたら、40ポンド安くする」(800円)(じゃ、あげる)彼はとても嬉しそうに楽ノックの赤を高々と電灯に近づけ、beautiful ! beautiful!と呟いた。↑ 私じゃないのか。母が囲まれてる!(どうしたの?)「ペンが欲しいって」(もうあげたからいいよっ)「そっちの人がハンサムだからっていいかげんにしなさい!」(え? 誰が?)「この人、ずっと一緒に探してくれたでしょう。ペンくらいあげなさい」なんだかわかんないけど、怒られたのでペンを渡す。アンパンマンまだいたんだね。彼に渡したペンをさっきの店員が奪おうとする。あ・・・・。母は間にサッと入り、思いっきり日本語で「これはこの子にあげたの!」と制止した。やっぱり鉄の女。アンパンマンはすっごく嬉しそうに「Thank you」と母にお辞儀をした。田中さんがバスケットに山盛りの香水瓶を持って走ってきる。「あー、これで家族のお土産1つgetしましたー」って・・・30個。バスに戻ると「太ってるからってペンくらいあげればいいでしょ」(え?あれは800円引きにしてくれるからあげたんだけど)「そうなのー? てっきり顔のいい人にはホイホイあげて、アンパンマンみたいな子にはだめって差つけてるのかと思った」あのさー、「Thank you」って言った後、彼いなくなったでしょ。さっきからハンサムとか顔がいいとか言ってるけど、疲れてて顔なんて見る暇なかったんだけど。「きっとあの子はまだ見習いで、ずるくない売上全然ないでしょう」でも・・・・アンパンマンみたいな子って言ったの、あなた。 Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 24, 2009
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さて、やっと、お買い物timeだ! と、同時にいつのまにかどんどん増殖した制服の男たち。 ラクダが欲しい。サラサラで有名なアスワンの土を入れるのだ。←ラクダ色。皆様が素敵なデザインの香水瓶を吟味している間、母と私はラクダのみを物色。エジプト版アンパンマンが私たちを遠慮がちに何を探してるのか観察している。他の子と違ってまだ初々しい。彼は私たちが「動物」を探しているのだと悟り、熊、象なんかも持って来てくれた。(ラクダがいいの。アスワンの砂はラクダ色でしょ)"oh!" ←通じたか。そこで彼はお店中にある「ラクダ」を次々と持って来てくれた。30頭以上いるぞ。そんなに買いませんってば。初めはラクダの鞍の色で選んでいたのが、ふと見ると、(お母さん、この顔、ウケぐちになってる!)「あら、こっちはつぶれたパンみたい」顔、顔、顔で選ぼう。アンパンマンはただならぬ雰囲気に圧倒され、しかし、何が始まったのかわからぬ。必死にじーっと見つめているので、仲間外れも可哀想だと思い、(face! face! I want good-looking camels)←いささか強引。"oh! you want handsome!" いや、そうなんだけど・・・。そして3人でじーっと、じーっとすごい集中力でhandsome camelsを選んだ。ワタクシのhandsomeたちはこちら。↓立ってるラクダの方が立派なんだけど、($16)座ってるラクダ($14)が妙に可愛くて気に入っている。←ラクダに乗った時のことを思い出す。家族で眼鏡さんの買われた素敵な香水瓶はこちら。ついでにモスクワ大学の前で買ったオルゴール。↓さぁて、決まったぞ~。←結構疲れた。(8頭買うんだから、discountしてくれるでしょ?)そして、再び、長い気の遠くなるような交渉が始まった。 Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 23, 2009
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「香水瓶のお店と、パピルスのお店、どっちに行きたい?」一同「香水瓶!」皆、買い物に餓えている。エジプトの香水瓶はガラス製とパイレックス製があるこのお店のはパイレックス製。ゆるい感じでサングラスのお兄ちゃんが香水瓶ができるまでを実演。上手なんだけど、あまりに緊張感なく、ゆるゆると作っていく。背後の人・・・・。この人、パピルス屋にもいたんじゃ・・・。ワイロさんの連絡を受けて出動するんだろう。実演が終わるとサロンみたいなところに移動。お決まりだけど、嫌な感じ。そこで日本語の香油のリストを渡され、香油の説明がこの男によって始まる。クレオパトラ、ラムセス2世、ネフェルティティ、ツタンカーメンetc.ラベンダー、ハス、バラ、ムスクなんかがベースらしい。 「これは古代からあるエジプトのバイ〇〇ラ、砂漠の秘密」うわ゛っ。「私は新婚ですが、」←だめだ、気持悪過ぎる。「妻はこれをここと、ここと、あともう一か所、わかりますか?」皆様無言。←2人の男性ですら嫌な顔してる。「わからない?」←空気読んでよ。「ここです」き、気持ち悪すぎ。「妻はいつもこれをここと、ここと、ここに塗って私を待ってます」「私は馬のようになります」うわっ、吐きそう・・・。 「どれが気になりますか?」←不快な程高圧的。どんビキ状態で全員無言。「では、砂漠の秘密を嗅いでみましょう」あんな説明の後にまわされても困る・・・・。 実際、嗅いで見たいろんな香油の中でこれが一番ましと言うか、なかなかよかった。シャネルの原液もあると言うので、「チャンス」のを嗅がせてもらったけど、あまりにどぎつくて自分で薄める自信がないので止めておく。あのー、香水瓶買いに来たんですけど、香水瓶見てもいいんでしょーか。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 22, 2009
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船から降りた時、へろへろな自分に気づく。ずっと神殿が続いてるし、何かなんだかわかんなくなってきた。元々この神殿はイシス神がホルス神(はやぶさの可愛い像)を生んだとされる聖地にあったのをアスワンハイダム建設により他の島に移転。左がイシス神。右はホルス神。ホルス神は父の仇をうつため、伯父と戦った際、左目を失った。 ウジャトと呼ばれるホルスの目ウジャトはフリーメイソンのシンボル、ピラミッド形のコンパスの中心部でもある。子供を守る神、ハトホル柱 ↓(美の神はどれなんでしょう? イシスでいいんですか?)壁のイシス神を触る。↑ だって通る人、通る人、触ってる。「ガイド以外は触ってはいけません」す、すみません・・・・。「イシスは美の神でもあります。キリスト教のマリア信仰は元々イシスをモデルとしたものです。」「皆さんはもう十分美人ですから、触る必要ありません」い、いやもうちょっと・・・。ローマ皇帝トラヤヌス帝のキオスク。キオスクって当時なんだったんだろう・・イシス神のご利益がありますように。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 21, 2009
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「皆さん、アスワンダムは・・幅、深さ・・」数字に弱いのにヘロヘロでイメージできませんて。「明日行くアブシンベル神殿はダムの底になるところだった。それを助けたのはUNESCO」「このあたりは仏前シラク大統領のお気に入り。バカンスに毎年1か月滞在してます」シラクさんね、確かお国ではkingと呼ばれて顰蹙かってたとか。ミッテラン元大統領はパリの軍事パレードで見たことがある。すごく気難しそうな孤高の老人って感じがした。サルコジさんはどう見てもいい人には見えない。 鼻、長いし。 確かにエジプトにはフランス人が結構来てるような気がする。お腹、強いんだ、フランス人。「さっ、皆さん、降りましょう」あー、降りないとだめかなー。「写真をパパっと撮ったら終わりですから」←お見通し。すごい陽射しで一瞬出ただけでpowerがなくなった気がする。「それでは、皆さん、イシス神殿に行きます。島ですから、船で行く」船着き場にはプカプカと待ってる船がいる。ワイロさんは何かアラビア語で叫び誰かを探しているようだ。歩いている間に船頭さんたちがどんどんワイロさんに寄って来て何か言っては抱擁し、ニコニコ何かを話して握手する。(久し振りに会ったのかな?)←母に言った。ワイロさんがくるっと振り向き「初めてですよ」←耳がいい。呼ばれて遠くから走ってくる犬のように一艘がこちらに来た。それもすごいタイミングで。(すごい! ちょっとも待たないんだ)←母に言う。ワイロさんが振り向き「お客さんは待たせません」←なんでも聞こえる。あー、すごく疲れてるけど、水のある風景はいい。お、神殿が見えてきた。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 20, 2009
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お金を払って、品物を受け取るまでもしつこく「Lip Lip」とせがまれた。 「あなたのLipがあれば、妻は綺麗になれる」(あなたの妻は私のLipがなくても綺麗。もう終わり。口紅はあげない)ほうほうのていで外に出るとワイロさんが優雅に紅茶を飲んでいる。(ワイロさーん、口紅とられそうになったー) ←涙声「え? 口紅はLip? とられた?」と慌て立ち上がり、figting モードに。 (とられてない)「あ、とられてない?」←座った。「Lip欲しいって?」(そうなの、妻にって)「今までガイドしててLipをねだられたの聞いたことない」えー、私だけなのー。しかし、エジプトでは口紅はLipって言うんだ。「何か買いましたか?」(ショールを買いました)「見せて」ショールを出すと、「いいスカーフですね」(エジプト人はこれをいくらくらいで買いますか?)「買ったものの値段は聞かないのが一番」流石、百戦錬磨のガイドだ。 (でも次のお買い物の為に相場を知りたいの)「んー、1000yen-2000yenかな」んー、1000yenってこともあったのか、ちょっと悔しい。「ほら、聞かない方がよかった」でも1000yenにするなら1時間は要するだろう。それに体力的にも思考能力的にも限界を超えていた。えーって値段じゃなかっただけ幸運だと思おう。これくらいの物、日本で2000yenでは買えないし。 皆様がちらりほらりと戻ってきた。 すごい汗だなー。「行かなかったのねー、お買い物したの?」(はい)「見せて、見せて」「肌ざわりいいわねー」「素敵ねー」「私たちも行かないで買い物してればよかったわ」汗はかいてないけど、私も十分疲れました。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 19, 2009
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「おーっ、待った、待った」店外へ出ようとする私の肩を後方からガバッとつかみ、また中へ引き入れようとする。(Don't touch)「sorry,sorry.Last price=$80」 ←2つで。 いりませんて。あー、もう疲れた。このショール、買ってもいいと思うけど、この男に腹が立って購買意欲が萎えている。「$60」(No.$40)「$50」(No.$40) ←2つで。「OK,$40 エジプトポンド? ドル?」(エジプトポンドならいくら?)「ポンドなら4000円 ドルなら5000円」↑ 数字に弱い私が暗算と電卓を駆使している。 じゃ、200エジプトポンドで払ってやる!と強気に出たら、196ポンドしかなかった。男は自分が数えるから貸してと言ったが、返してもらえなくなりそうだ。(ない、止める)するとコインは? penは?とこの世の終わりかってくらい騒ぎ出した。(ペンをあげたら196ポンドでいいの?)「of course」じゃ、ちょっと待ってよ・・どれどれ、予備のペンがあった筈。1本出すと金の延べ棒でも手にしたかって位の喜びよう。いい人?するとガラベーヤの中から名刺入れみたいのを取りだし、家族の写真を見せ始めた。時間もないしー、あなたの家族に興味ないのー。っと、子供が3人いるので1本だとこの子とこの子が可哀想だと言う。ないものはないの。悲しそうな眼差しで今度は指を唇にあてる。「Lip lip」 なに?! 私のバッグの中のポケットを指さして「Lip Lip」え?「penがないなら妻にこの口紅をくれ」↑ よく見てたな。何言ってるのー?!(penは1本。口紅なし。196ポンド。嫌なの?どうなの?) Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 18, 2009
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食事の後、「切りかけのオベリスク」に向かう。 オベリスクは花崗岩の一枚岩。この石切り場では切りかけたけど、途中でひびが入ってしまって、使えなくなったオベリスクがそのまま残っている。 ちょうど、途中までは切ってあるんだし、すぐ使えば良かったのに。 石切り場はこんな感じ。事前準備でこれは見る必要ないって意見が多かったし、丘を登る体力は残ってなかったので、上へは行かず、土産物屋の並んでるアーケードに入る。(皆様は花崗岩の丘を上っている最中) オベリスク、スフィンクス、ピラミッドをかたどった石の細工や絵ハガキ、ガラベーヤ、ショールたち。屋根のついたアーケードに入るとパパラッチかってくらい各店の店員が群がってきた。いやー、もう体力も落ちてるし、勘弁してもらえませんか。 無視して、無視して通り過ぎ、ショールのお店の前でひらひら、ずらーっと並んでいるショールに触れた。コットンでも肌ざわりがいいのがあれば1つ欲しい。冷房の利きすぎる電車の中でさっと羽織るのに。(こんなのもあるんだねー、これよくない?)「これならいいね、普通っぽいし、私も買おうかな」と言ってたらガラベーヤ+ターバンの店員に2人とも腕をつかまれて店の中へ。え? お店は6畳くらいでドアもないので危険な感じはしないけど、気持のいいものではない。「これは?」「これは?」と次々と色んな物を出してくる。(いくら?)「2つで$160」は??出よう、バカバカしい。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 17, 2009
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「アスワンと言えば、ダム。ナセル大統領は資金の為にスエズ運河を国有化しました。それでも足りなくて、ソ連が助けてくれました」これであの古めかしい銃がソ連製であることは疑う余地がない。 「ナセル大統領は非常に苦労した大統領です・・・」ぁぁぁぁあ、聞きたいけど、だめだ・・眠い・・ZZZzzz「皆さん、お昼を食べに島に行きます」 起きた時にはナセル大統領の話は終わってた・・あああ・・船に乗って ←ワイロさんはやっぱりとっとと進んで行く。ずっと砂色の遺跡ばかり見てたから「水」が心地よいー。一つ一つが丸くて大きい岩たち。 (ワイロさん、あれってアガサクリスティの・・)「まだ言ってはだめ。明日、説明しようと思ってたのに」(す、すみません)これがアガサクリスティが「ナイル殺人事件」を書いてたold Cataract hotel. 宿泊客以外は何万円かのクーポン(ホテルで買い物or食事の)を買わなければ入れないらしい。アガサクリスティはもっと広い部屋を使用。宿泊できなくてもお茶くらいできたらいいのに。まん中らへん、子供たちが水辺で泳いでる。水のある風景、癒されるなー。↑ レストラン。「今日のお昼はケバブ料理です」新しくて、綺麗なレストラン。ヌビアレストランと言うだけあって、お店の人はみんな背が高くて頭の小さいアフリカ系の人たちだった。ユニフォームなんかもパリっとしてて清潔だ。スープに、いつものパン+例のごまペースト。このお肉とご飯は全然油っぽくなくておいしかった。お肉はやわらかくてスパイスが入っているけど、食べやすい。 ご飯に混ざっている茶色のはパスタかな。どうもご飯+パスタは定番のようだ。言うまでもなく、私たちは紅茶をすすっている。(あの、砂のお城みたいのなんですか?)「金持ちの墓」どうも昨日から皆様食後に薬を飲み始めているようだ。←絶対そうだ。なんでもないけど、とりあえず、私も正露丸、正露丸。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 16, 2009
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「皆さん、これは世界最古のカレンダーです」10の位の文字が決まっていて、1の位は〇X個数となっていく。「皆さん、これは何をしているところでしょう?」 (出産! )「古代エジプトでは出産は座って行われていました」「この周りに書かれているのは、医療器具です。いろんなのがある」医療器具をレリーフにって誰が考えたんだろう。神殿なのに。「皆さん、プトレマイオス朝になって、壁画のレリーフはより写実的になりました。女性の胸、腹、脚が生々しく書かれています」生々しいって言葉も知ってるんだ。ファラオが持ってる器の中って、豆? ぶどう?「皆さんも知ってる絶世の美女、クレオパトラ。本当に美しかったかはわからない。でもシーザーはクレオパトラを見た時、ヨダレを垂らして喜びました」ヨダレを垂らしてって。ワイロさんおもしろすぎ・・・しかも真顔。「さて、皆さん、この穴はなんでしょう?」「これはナイルメーター。ナイル河の水位を計ります」(ナイルが氾濫するとどうして土地が肥沃になるんですか?)「ナイルの源流は肥沃な土地でした。←ルワンダ、エチオピアその土をナイルが運んで、氾濫するたびにエジプトの土地は肥えて行きました。今肥沃な土はダムの底。もうエジプトの土地は肥沃ではない。化学肥料です」(水位を計ってどうするの?)「ナイルの水位でその年の収穫量が予測できましたから、年貢を決めました」「では、次、ワニのミイラに行きましょう」それは・・ミイラと言うより・・こげちゃったワニだった。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 10, 2009
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コム・オンボに着くとまた太陽がピカーッとし始めた。頭が熱い。日傘、日傘。ワイロさんは真っ白なサラシみたいな布をさっと取り出し、「巻き方見たい?」(見たい!)「ここをこうやって・・・」流石に慣れてる手つきだ。私的に見れば無地の日本手ぬぐいの大判みたいな布をササっ、(アラファトみたいなターバンしないんですか?宗派とか?)「私は白のターバンが好きなだけです。好みの問題」アラファトがしてた輪っかみたいのしなくても安定するんだ。「これで、今日は大丈夫。さ、行きましょう」(ワイロさん、あれは? 幼稚園?)子供がキャッキャとはしゃいでいる。小さいうちは女の子も男の子も一緒に遊ぶんだ。ホルス神とワニの神セベクに捧げられた二重構造のコムオンボ神殿。「みなさん、ここはシセイジョ」シセイジョ?「至聖所わからない? お祈りするところです」「ホルス神、セベク神、2人の神がいますから、至聖所も2つ。全て2つあるから二重構造」 (なんでワニなんですか?)「ワニが人を食って人々を怖がらせていました。神にするからもう食べないでと取引をしました」「ワニのミイラもあります。後で見ます」ワニのミイラ・・・Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 9, 2009
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皆様、ご自分のお名前をヒエログリフにすると? ヒエログリフにしてみましょう。「世界の文字で遊ぼう」 ←クリックして名前を入力してください。出てきたヒエログリフ上にマウスを合わせて→「名前をつけて画像を保存」するとブログに貼れます。私の名前はこんな風になりました。なんか鳥だらけ。ご自分のお名前、気にいりました?気に入った方は見せてね。Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 8, 2009
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初めてクレオパトラの胸像を見る時、イメージとのギャップに驚く。思いっきり、西洋人ー!エジプトがペルシャ帝国の脅威に晒された時、救世主となって表れたのが、ギリシャのアレクサンダー大王。 強引にか、歓迎されてか、配下のプトレマイオスがエジプトのファラオとなった。↑ 血の系統を気にしないお国柄。ホルス神は隼の顔を持つ天空の神。プトレマイオス時代に作られた像はそれまで見た感じより現代的な感じ。この上下エジプトの統一の冠をかぶったホルス神はすっごい人気。右側の人々は記念撮影を待つ列。門をくぐり抜けると柱が思いっきりギリシャ風の神殿が。「皆さん、このレリーフを見て、ナイル河を下っているか上ってるかわかりますか?」「わからない? 帆とオール。下る時は帆とオールがない」ほう。「皆さん、このレリーフは当時の生活、食文化を現わしています」お酒、果物、ご馳走だらけ。(実際はこんな御馳走たまにしか食べてなかったのでは?)「え? ははは、それはわかりません」教会として使われてた頃にキリスト教徒が火を使用し、煤けちゃった。さて、せっかくだから、もう一つの冠なしのホルス神と記念にパチッ。エジプト航空のマークははもっと壁画チックなホルス神。天空の神をいただくって結構かっこいい♪こっちの方が可愛いけど。予定通り飛行機の手配ができてれば、ここには来なかった。得したのかな・・損したのかな・・Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 7, 2009
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「皆さん、ホルス神殿に着きました」 コンボイの各車両から観光客がいっせいに降りる。ピキピキピキィー、ワイロさんの鳴子の音に着いて行く。 ガイド仲間が現れ、ワイロさんとhugしつつなんだか楽しそうに話しだした。「スペイン語ガイドです」彼はくるっと私たちの方を向き、ニコニコしながらワイロさんの手から鳴子をとり、自分の持っていたプラスチック製の手の形をしたカチャカチャ言う物を渡した。*バンコクの空港占拠の時にタイ人がもってた緑やピンクの手の形のカスタネットみたいなやつ二人ともニコニコして「日本製」「中国製」と言ってカチャキチャ、ピキピキ言わせた。スペイン語ガイドが鳴子を持って立ち去ろうとした時ワイロさんは非常に怖い顔をして耳元で何かすごみ、鳴子を取り返した。「皆さん、行きましょう」 笑顔を作ってるが、目はまだ怒ってる。「ホルス神殿はプトレマイオス朝時代に作られた神殿です。」「保存状態がいいので綺麗なレリーフを見ることができます。」「皆さん、壁画、右側はプトレマイオスのファラオ。捕虜を数名ひざまづかせ、全員の髪をまとめてひっぱって、チョウチャクしています」チョウチャク??「打擲は難しい言葉ですが、覚えてください」この時ふむふむと聞き流してしまって、またこのレリーフが出てきた時に「皆さん、さっきの言葉覚えてますか?」誰も答えられない・・・むむむ。。。(チョウ・・チョウ・・)「わからない?」(忘れました)「チョウチャクです」「行きましょう」ピキピキピキィー。さっきの怒った顔が脳裏に浮かぶ。そんなにお気に入りだったのか、鳴子・・・Pepsiをclick!Pepsiをclick!★ブログランキングに参戦中↑子犬をclickして頂けると頑張れます
January 6, 2009
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