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December 26, 2008

禁止令が出たけれど……巨大雪だるま『スノージラ』、今年も出現

テーマ：ニュース(95656)

カテゴリ：ニュース

アンカレッジ郊外に住むビリー・パワーズさん宅の前庭に今年も、何者かが大きな雪だるまを作った。スノージラは23日未明、またも姿を現した。

パワーズさんは「作ったのは自分ではない」と主張している。スノージラはどこからともなくあらわれるのだという。

05年から毎年現れているスノージラを歓迎する人もいれば、忌々しく感じている人もいる。05年、初めて姿を現したスノージラは身長4・8メートル。コーンパイプをくわえ、鼻はにんじん、目にはビールビンが埋め込まれていた。

今年現れたスノージラはさらに巨大化し、身長は7・5メートル。黒のシルクハットをかぶり、スカーフを巻いている。

「スノージラを見たかい？ハンサムじゃないか」とパワーズさん。

スノージラが出現するのはいつも決まってパワーズさんの家の前だ。スノージラが現れる前に、パワーズさんの7人の子供たちは、近所の家の庭から雪を集めてくる。スノージラは毎年、少しずつ大きくなっている。

パワーズさんの家の前には、スノージラを一目見るために多くの人々が車などに乗ってやってくるが、誰もがそれを快く思っているわけではない。

市当局は、スノージラを公共の迷惑であり、安全を脅かすものと見なしている。雪だるまのため、交通渋滞が危険な状態にまで悪化し、雪だるまそのものも危険だというのだ。禁止令が出され、パワーズさん宅のドアにスノージラを作ることを禁止する公示書を貼り付けた。

また市は「静かな住宅環境に悪影響を及ぼさないため、巨大雪だるまを作りたいという願望を押さえるよう繰り返し警告しているが、この家の所有者はこれを無視している。ここは小さな、静かな住宅街であり、スノージラに興味を持つ人々による交通渋滞や騒ぎを許容することはできない」とパワーズさんを非難する声明を発表した。

2008年12月26日

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