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| 1.醤(ひしお) |
| 弥生時代から古墳時代にかけて、醤油の原形の「 醤
(ひしお)」が作られていました。「醤」とは、塩漬けの発酵食品。 「醤」には、 1)肉醤(ししびしお) 2)草醤(くさびしお) 3)穀醤(こくびしお) などがあります。 肉醤(ししびしお)は塩辛、草醤(くさびしお)は漬物、穀醤(こくびしお)は醤油、味噌の原形。 穀醤(こくびしお)は、穀類に塩を加えて発酵させたもの。醤油、味噌の原形。 「大宝律令」には、醤を作る書院のことが記されている |
| 2.溜(たまり)の発見 |
| 鎌倉時代、建長6年(1254年)に禅僧覚心が中国から「径山寺味噌( きんざんじみそ)」
の製造法を持ち帰りました。 その後紀州(和歌山県)の湯浅で、味噌桶底にたまった液汁(味噌溜)がおいしいことを発見、これが「 溜 」の始まり |
| 3.醤油の誕生 |
| 室町時代になり、文献に「 醤油 」が初めて登場する |
| 4.醤油の普及 |
| 江戸時代に入り醤油が一般に普及するようになりました。 関東地方では、銚子や野田などで「 濃口醤油 」が発達。 関西地方では、兵庫県の龍野(たつの)を中心に「 淡口醤油 」が発達。 東海地方では、「溜醤油」とともに「 白醤油 」が生まれる。 山口県柳井などでは、「 甘露醤油 」が発達。 |