新・やっぱりクマが好き!!

新・やっぱりクマが好き!!

そしてようやく、出産

私が運ばれた先の国立病院ではMr、ビーンに似た先生が主治医だった。
彼は私にこう言った。

「君のおなかの中は今7ヶ月だから赤ちゃんはまだ小さい。
だからできるだけおなかの中に入れておかなければならない。
だけど君は今すごく重たい中毒症だから、何時産まれて来ても
おかしくないから守ってもらいたいことがある。

今は大部屋しか空いてなくて4人部屋だけど、
君は今日から本を読んではいけないし、テレビも話しもしちゃいけない。
君が興奮したら赤ちゃんが出てきてしまうんだ」

そんな重篤な状態なのあたし・・・?

でもそうとは知らないのんきな旦那は手術の同意書のサインすることを
忘れて帰ってしまう。

そして次の日に出血した。
どうやら私の体が耐えれなかったらしい。

そして陣痛が。
運の悪いことに当直はゴールデンウィークということもあり
研修医の先生。

私は次の朝まで耐えた。そして先生が来た。
「さえぶーさん。もう赤ちゃんを出さないとだめだ。
これから帝王切開しよう」

「はい(疲れて死にかけ)」

「で、旦那さんに電話して早く来るようにいっとくから、きたら手術しよう」」

そして旦那が来て同意書のサイン後
私は手術室に入りピロ吉を出産したのである。

平成11年5月2日AM11:53分 980グラムであった

(自分の病気に気付く)


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