夢のゴミ箱

夢のゴミ箱

第3話 逢いたい気持ち





逢いたい気持ちがため息に溶けていく



愛しい人は思い出のままで



消せない慕情に若さの過ちだけ



燻り焼ける苦味を残し 夢いずこ
















数日後・・・



絵里子への気持ちを隠せなくなっていたところに一通のメールが届いた。





『名古屋に帰ってきたよ♪』





そのメールを見た途端、沸々と湧き上がる感情があった。







・・・会いたい。 絵里子に会いたい!!







ダメだ・・・。と思いながらも自分の気持ちにウソはつけず、メールを送っていた。







『今から遊びに行っていい?』







時計を見るとちょうど夜の10時だった・・・。



こんな時間だもんなぁ・・・。断られるだろうなぁ・・・。



そして、返事が届いた・・・。







『え・・・今から? 本気??』



彼女は当然の反応をした・・・







『うん。結構本気。 でもちょっと嘘。』



『ははは。 どっちなの~? まさが来たいなら来ていいよ。 何もないけどね。』







まさかの返事に驚いた。



こんな時間に一人暮らしの女の子の部屋に行くなんて自分でも考えられなかった。



やっぱりやめようと思ったが、素直な気持ちはただただ会いたかった。







気がつくと俺は車に乗り込み、彼女のマンションへ向かっていた。



逢いたい気持ちを胸に、夜の街を飛ばした。







そして俺は彼女のマンションに到着した・・・。



ここから俺達の長い夜がはじまる・・・。





第4話  嫉妬  へ


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