Dobrze Widzi Sie Tylko Sercem

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ブルガリアでのホームステイ2

5.プロヴディフ到着

ブルガリア第二の都市であるプロヴディフに到着。ヴェセリナはプロヴディフ中心街のすぐ近くに住んでいる。そこで友達と共に泊まらせてもらうことになった。家は本当に小さくて、部屋は二つ、小さな小さなキッチンと、狭いスペースにトイレとシャワー。そこに家族4人と猫のモニカで住んでいることからも、本当につましい暮らしをしていることがうかがえた。


6.ヴェセリナの家族

ヴェセリナのお母さんはウクライナ系の人で、ほんの少しだけポーランド語が話せた。私たちのことを心から歓迎してくれ、本当の家族みたいに扱ってくれた。弟のエドヴァルドは14歳。背が高くて外見は大人なのに、中身はいい意味で全く子供。私たちは見慣れないアジア人だし、怖がられるかなぁと思ったけど、全く人見知りをせず無邪気ですごく人懐っこかった。フツウ14歳、というと生意気だったりどこかすれてたりするもんだけど、エドヴァルドには全くそういうところがなかった。彼はクラシックとオペラが大好きで、音楽好き。ピアノの腕はかなりのものだし、私と同様、オーボエを練習していた。オーボエの腕はまだまだかな、と思うけど、音は力強いし、14歳でこれだけ吹けていれば、将来は有望だと思った。お父さんはどこか哀愁が漂う鉄道員。もちろん、彼らはポーランド語も英語も話せないけれど、伝えたいことはすべてヴェセリナが通訳してくれる。


7.「YES」と「NO」が逆の国

世界には「YES」と「NO」のしぐさが逆の国が二つだけあるという。もうひとつの国はどこだか忘れてしまったが、そのひとつがブルガリアである。ブルガリアでは、「はい」というとき、首を横に振り、「いいえ」というとき首を縦に振る。ガイドブックで事前に知ってはいたけど、これを実践するのはなかなか難しい。間違えても、大人の人はわかってくれたが、エドヴァルドとコミュニケーションするときは少し混乱してしまった。余談だが、私はブルガリア人がにこにこしながら首を横に振るしぐさが大好きだ。同じ首を振るといっても、日本人が「いいえ」というとき首を振るのとは少ししぐさがちがう。これは人によってもちがうけれど、こきざみに首を振ったりするのがなんともいえずかわいく思えるからだ。エドヴァルドは首を回すように首を振る。会話のときだけではなく、それがエドヴァルドの癖だった。それが私と友達にはすごくかわいく思えて、とてもお気に入りだった。日本に持ち帰ってみんなに見せたいくらいに思えた。
ヴェセリナがいないときは、彼は覚えたての英語と、ブルガリア語でしゃべった。それに対して私たちはポーランド語と少しだけ覚えたブルガリア語の単語でしゃべる、めちゃくちゃなコミュニケーションをしていた。意思は伝わらないけど、問題なかった。伝わらなくてもお互い面白かったからだ。


8.クリスマスイブのミサ

24日にはヴェセリナに教会へ連れて行ってもらった。カトリックと違って、ここの正教会のミサはどちらかというと、お遊戯会的な色彩が強い。このミサで、私と友達は日本語で「きよしこの夜」を歌わなければならなくなった。エドヴァルドのオーボエの伴奏付、そして200人の、前で。何の信仰心もない私たちが果たして歌っていいのだろうか、と思ったけれど、これはヴェセリナのお母さんが仕組んでくれたことのようだった。歌はあまりうまく歌えたとは思わないけれど、終わった後、みんながほめてくれた。その後、クリスマスキャロルの独唱、キリスト誕生の劇、エドヴァルドのオーボエ独奏などが続いた。クリスマスキャロルの中にはグリーンスリーブスも含まれていた。ブルガリア語では「一人の子供」というタイトルだそうだ。クリスマスキャロルを子供たちが前に出て合唱していた。その中にはアルメニア人もいて、アルメニア語で歌うこともあった。ブルガリアにはたくさんのアルメニア人がおり、彼らも正教徒である。アルメニア人の顔つきは、アジア人に近いように思う。中には顔つきで判断して、ロマの子供もいるようだった。個人的には、カトリックのミサよりも気に入った。ポーランドのカトリックのミサはもっと厳かで、規律的だ。全員いっせいに起立したり、着席したり、祈りを延々と続けたり。こういうミサでは宗教的一体感を持てるけれど、私はすごく居心地悪く感じてしまう。自分がよそ者である、疎外感を感じるからだ。けれど、正教のこのミサはコミュニティのつながりを重んじたようなもので、和気あいあいといった雰囲気だった。


まち


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