Dobrze Widzi Sie Tylko Sercem

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クロアチア・ポーランド(後半)6

「ここの人って親切だよね」
「道を聞いて、間違ったトラムに乗ろうとしたらわざわざ追いかけてきてくれて教えてくれたんだよ」
と彼女が言う。ひとしきりあったことを話した後、これからの旅の話になった。

「セルビアのベオグラードはいいとしても、マケドニアはやめておいたほうがいいと思うよ。治安が…」
というと、彼女は外務省の渡航情報をきちんと持っていた。マケドニアは全域、「渡航の延期を勧めます」と書いてある。

「地球の歩き方にはバスとか電車での国境越えは危険って書いてあるけど、飛行機だとお金がね…バスじゃだめなのかな」

「だめだよ!現地語が話せるならともかく、外国人、特にアジア人は怪しまれるよ。英語が通じる、通じないの問題じゃなくて…行かない方が…」


彼女はすごく楽天的。私も確かにあの辺は行ってみたいけれど(自然がきれいとのこと)、やはり治安が気になる。マケドニアはアルバニアと問題がある。誰かと一緒、もしくは現地の人と同行するなら平気かもしれないが、さすがに旅行者として一人で行くのは憚られる場所だ。

彼女は東京に住んでいるので、自然をできれば見たいのだそう。ブダペストで疲れたかららしい。確かに町ばかり観光するのは疲れる、ということで意見一致。町並みや建物を見学するのも楽しいけれど、そればかりだと疲れるのだ。私も旅行するときは必ず一日は自然のあるところへ行って休憩することにしている。そこでプリトヴィッツェを勧めた。日程の関係で悩んでいるように見えたけど、行くことに決めたみたいだった。

私は次の日朝の4時半過ぎに起き、5時半ごろにユースを出た。出ようとすると、彼女が起きてきて、バスの乗り方をたずねた後、見送ってくれた。

これでクロアチアもとうとう最後。ユーロシティに乗り、再びウィーンへ戻る。クラクフ行のバスまで後6時間もあったので、中心を少し観光がてら、お土産を探すことにした。ウィーンには2年前にも来たことがある。クロアチアでは数人しか見かけなかった日本人の観光客がここにはたくさんいる。ウィーンはとてもきれいだけれど、私にはそぐわない気がする。教会も宮殿もとてもきれいで見所はたくさんあるけれど、何もかもが、高級すぎる気がするからだ。おみやげ物はすごく高くて、私にはあまり買えない。コンサートを聴きに行くのはいいけど、観光としては一度くれば十分かな、とも思う。

ここから再びポーランドに戻ることになる。クロアチアはとても自然のきれいな場所だった。またいつかプリトヴィッツェに戻ってこようと思う。ここは何度でも訪れたい、私にとって忘れられない場所になった。それから今回行けなかったドブロブニクとアドリア海の島々。またいつか。


(つづく)

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