ぷっちん☆彡プリン

ぷっちん☆彡プリン

実家にて



☆退院の日☆
入院前の環境整備が甘かったらしく、哺乳瓶の準備も忘れ、ミルク缶も用意しておらず、ミルトンも買い忘れるといった、不手際があって、母にはいろいろ買いに走ってもらった(;^_^A

プリンの退院の日は、この冬一番の大寒波が来た日だった。
外は、北風が容赦なく吹きつけ、しかも、雪が舞っていた。
そんな中、おくるみの中で、モゾモゾするプリンを抱いて、車に乗り実家へ向かった。

☆実家での生活☆
実家は、フリーページ『里帰り』で書いたように、私の居場所は、通路と化した居間だったため、せっかく暖房をつけているのも関わらず、暖気が逃げ全然暖まらない。
しかも、建物が古いために、隙間風が入ってきて。
プリンにとっては、サイアクの環境だった。
そして、私にとっても・・・サイアクだった。

入院中にミルクを足して以来、何の疑いも無くミルクを足し続けた。
そうすれば、3時間くらいは寝てくれる。
私も寝る時間が確保できる。
でも、朝からみんな働きに出て、誰もいなくなる実家。
朝ごはんから自分で用意して、プリンの洗濯物を洗濯して、寒いベランダに干しに出て、昨日の晩の汚れた食器をプリンの哺乳瓶を洗うついでに洗って・・・なんてことを、プリンが寝てる間に片付けていたら、あっという間に夕方がきて。
ゆっくり1日中寝てたためしがなかった。
動くのがだるい。
ご飯を食べるのも、お風呂に入るのも面倒。
それよりも寝ていたい。
慣れないプリンの世話と寝不足で、私はイッパイイッパイだった。

☆天敵☆
私の父は、一般的に言うところの、空気を読む事や人の気持ちを察する事が、十分にできにくい人で。
そんな人なので、イッパイイッパイだった私を、理解できるはずも無く。
相変わらず、人の神経を逆撫でする事ばかりやってくれた。

やっとプリンが寝たかと思えば、大きな足音を立ててやってきて、大きな声で「ぷち!!そういえば、この前のなぁ・・・」と話しかけてくる。
「静かに!!」って言っても、「そんな事じゃ、神経質な子になるぞ」と言って、どこかに行ってしまう。
また、別の日には、同じくプリンが寝ているときに私たちの部屋に来て、「そういえばこのあたりに○○しまってなかったかのぅ?」と言って、戸棚やタンスをバタンバタン開け閉めして、プリンを起こす始末・・・。
そんな父に文句を言うと、「せっかく好意でうちにおいてやってるのに、文句があるなら帰れ。」と言われたり、逆ギレされたり・・・。
なので、こっちが全部我慢するしか無く・・・。

そんな事が度々あり、何度実家で泣いた事か・・・。
でも、夕ご飯は毎日出てくる事と、母や妹がプリンの世話を手伝ってくれる事が、私にとってはありがたく。
そのためだけに、泣きながらでも、我慢した。

それでもプリンは大きくなる

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