ギャンブルで大破滅

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2006/08/17

最初に表記をしておく。

漢数字＝萬子

半角数字＝ピンズ

数字＝ソウズ

本日は実に久しぶりに麻雀を打ってきた。

最後に打ってから・・・

半年くらい経過している気がする・・・・

あのずしりとした牌の重みが懐かしい・・・

想像ばかりが膨らんで・・・・

何故・・・・

あれほどまでに麻雀牌は手に収まりがいいのだろうか？

こう・・・

牌を握っていると・・・

生まれたときから付属していたものであるかのような錯覚にとらわれる。

そう・・・

入社して以来、初の麻雀だ。

しかも・・・

会社の人たちが４人も集まれることは年に１度あるかないかの珍事・・・

話を聞く限り・・・

皆それなりの腕を持っているようだ。

会社の目の前に雀荘があるが・・・

東京の八重洲口側にはホールが少ない割りに、雀荘は数多くある。

おそらく・・・・

仕事帰りのサラリーマンをターゲットにしているのだろう。

我々が入ったところは２１時まで飲み放題で場代がセットでお一人様５００円という破格のサービスをしている店だ。

その店はお酒も飲み放題なのだ・・・

そんな店初めて見た。

地価のことを考慮しても、サービス内容がいいためか、非常に客付きがいい店だった。

で打つこと、１局目。

起親だった私は・・・・

ドラである白単機を１発でつもり・・・

いきなり４０００オールをあがった。

幸先は非常に良い。

そして・・・

迎えた東４局。

本日の趨勢を・・・・

未来を知ることができる勝負手牌が来た。

ちょうど・・・

スロットで言う連荘の振り分けのように・・・・

ここで引けるか否かがすべて・・・・

そう思える勝負手だった。

配牌は・・・・

白白發發三五５６７12西東

漢数字＝萬子

○数字＝ピンズ

数字＝ソウズ

ドラが参萬

大三元すら見える好手配・・・・

これが６順後に・・・・

白白白發發發中三四五５６７

こうなった。

小三元ドラ３で跳満確定

リーチを書ければ倍満確定。

中の地獄待ちだ。

暗刻になっているし、６順目・・・・

まさか私が小三元張っているとは思うまい。

そんなことを思っていると・・・・

私が張る１順前に・・・・

下家がリーチをかけてきた。

そのときの私の手牌は・・・・

白白白發發中三四五５６７西

だった・・・

ここへ絶好の發を持ってきての聴牌・・・・

負ける気がしなかったし・・・・

ここが本日のすべてを決めるところだと分かっていた。

もちろん・・・・

降りるつもりは毛頭ない・・・・

下家のリーチがある以上・・・・

ダマよりも２枚見えの中はかなり安全そうな牌だ。

降りる気がない以上・・・・

当然、全ツッパだ・・・・

私は西を切ると・・・・

高らかにリーチを宣言した。

さあ・・・

私の状態を知ろう。

ここで引けるなら完全に仕上がっている。

今宵の私をとめることは何人たりとて不可能だろう・・・・

が・・・

流れるようであれば・・・・

良い状態とも思えない・・・

打ち込むようであれば・・・・

精彩を欠くことになるだろう。

ここは・・・・

ここだけは・・・・

引けっ！！

私の一発目のツモは・・・・・

4だった・・・・

いきなり脂っこい・・・・

勘弁っ！！

私は・・・・

当たるものなら当たってみろといわんばかりに・・・・

気合を込めて・・・・

捨てた。

大丈夫・・・・

気合だ・・・・

気合で通らない牌ですら・・・・・

無理やり通す！！

念ずれば通ず。

どうにか・・・・

下家の手牌は倒れることはなかった。

さあ・・・・

掴め・・・

掴むんだ「中」を・・・・

私の本日の勝利を確定してしまうんだ！！

が・・・・

出てくる牌は一見脂っこいものの・・・・

私には無関係の牌ばかり・・・・

・・・・

何度・・・・・

破滅側か大勝側に天秤の針が揺れ動いただろうか・・・・・？

残り１枚の「中」・・・・

私の感性が・・・・

王牌の中に眠っていることはないと告げていた。

つまり・・・・

流局はない・・・・

私が上がるか・・・・

下家があがるか・・・・

決着の着き方はそれしかない。

予感は・・・・あった。

次に決着がつくという・・・・

ただ・・・・

終末の予感はあるものの・・・・

その結末がどうなっているかまでは私の感性は感じ取れなかった。

ただ・・・・

次の私のツモで・・・・・

すべてが決す・・・・

そんな予感がしていた・・・・

再度・・・・

手牌に視線を落とす・・・・

先ほどと一切変わらず・・・・・

白白白發發發中三四五５６７

私の手牌はそのままの格好をしていた。

さあ・・・・・

引け！！

「中」を・・・・・

私は・・・・・・

２段に積まれている牌の下の段をツモる番だった・・・・

そして・・・・

それをツモった瞬間・・・・・

隣の牌の上段の牌がゴロンと転がった・・・

そして・・・・・・

それは私の待ち望む牌・・・・

まさしく「中」だった・・・・・

下家はリーチ・・・・

国士無双でないかぎり・・・・

中であがることはない。

だが・・・・

白や發は私の手の内に暗刻で・・・・

場に１枚見えている・・・・・

つまり・・・・

今、私がツモったこの牌さえ通れば・・・・・・

私の上りが確定する・・・・

熱い瞬間だ・・・

そしてヒリツク・・・・・

ツモッた牌は・・・・・

３だった・・・・

非常に脂っこい・・・・

だから・・・・

ひりつく・・・・

これが通るか通らないか・・・・・

それだけで、本日の流れが固定されるかのような重たい１打なのだ・・・・

頼む・・・・

通れっ！！

通る根拠は何もないが・・・・

必ず当たりだという確信もない・・・・

私は・・・・

気迫で・・・・・

通らぬ牌をも通すといわんばかりに・・・・・

３を切った・・・・・

そして・・・・

私の目の前の牌が倒されていった・・・・

私が点棒を支払った後で・・・

他人の手によって・・・・

結局突き詰めれば・・・・

どちらの牌が先に積まれているかどうか・・・・

そんな些細な他愛のないことが麻雀なのだ。

だが・・・・

そんな小さなことが１番大事・・・・

結局・・・

私の牌が１ツモ分後につまれていたから・・・・

私は上がれずに打ち込んだ。

たった１牌なのにも関わらず・・・・

大きな結果の違いをもたらす・・・・

これが博打の醍醐味なのだが・・・・

振り分け負けした私は意気消沈・・・・

結局、私は勝ちもせず・・・・

負けもしない展開で終わった。

２着２回の３着２回

－１４で１．４Ｋ分点数で負けて、チップで＋３Ｋだった。

よってトータルは１．６Ｋ勝ちだったが・・・

場代分支払って安く遊べたという結末だった・・・

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