ギャンブルで大破滅

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2007/11/17

そうか・・・

そうだったんだ・・・・

温泉宿のベッドの上で・・・・

友人と電話でのやりとりをしながら・・・

気づいたことがある。

それは・・・・

つまるところ、私はとことん・・・・

常にサバイバルゲームを何かに挑んでいないと気がすまないのだということに・・・・

ギャンブルもそうだが・・・

絶体絶命のピンチから・・・・

生き残ること・・・

生物の本能として、これに勝る喜びは存在し得ないと思っている。

だから・・

車の運転でも・・・

私の彼女は他者をそれによって傷つけてしまうかもしれないことに恐れを抱くのだが・・・

私は基準が自分の生存が危ぶまれるか否かが基準になっている・・・

そうか・・・

よくよく考えれば・・・

私は常に生き残りを賭けているんだ。

仕事でも何でも・・・

仕事でも自分の正義を生き残らせることに・・・

他者の正義との生存競争をしているのだ。

それに気づいてしまった。

なるほど・・・

となると・・・

自分の生存をかけた・・・

そして・・・

生存を確認するたびに、安堵と安心感、満足感を得るのだ。

なかなか不便な生き方をしているように感じてならないが・・・

私の本能が生き残りを求めているのだから・・・

そこには忠実でありたい。

さて・・・

私が今いるこの養老牛温泉・・・

本当に何も無い。

川のせせらぎを眺めながら入れる露天風呂があるのだが・・・

これはなかなか風情がある。

だが、更新をしまくろうと思っていたら・・・・

疲労が蓄積されていたためか・・・

ずっと寝てしまった・・・

で、食事を取って再度睡眠・・・・

目が覚めればこんな時間というわけだ。

で・・・

先ほどの生き残りの話であるが・・・

実は少し前まで、私は会社報のコラムを頻繁に依頼されていたのだが・・・

最近は依頼がなくなったので、本来はそれ用に暖めていた話をしようかと思う。

私の仕事はホールコンピュータのメンテナンスがメインなのだが・・・

バージョンアップなどのソフトを触る機械も多い。

ベースはウィンドウズベースで、そこにオリジナルのソフトをインストールして販売しているのがホールコンだ。

そのソフトに付加価値をつけて数百万という金額で販売するわけだ。

で・・・・

あるとき、ふと気づいた事がある。

私の会社の開発者が何名もいるのだが・・・

その中でも特定の「Ｎ井」という人物のフォルダがどこにでも存在することに気づいた。

この人物はなかなか優秀な人物で、私より年齢は若いのだが、かなり自社製品について深い見識を持っている。

で、このＮ井フォルダをどのホールに行ってもＨＤＤの中に発見できるのだ。

その時・・・

私は気づいてしまったのだ。

これは生存競争なのだと。

昔のアメリカか何かの映画の台詞に・・・・

「死ぬことが怖いのではない、忘れられることが怖いのだ」

という台詞がある。

小学生のときにその台詞を聞いたときは、何を言っているのかさっぱり分からなかったが・・・

今なら理解できる。

薄い確率を潜り抜け・・・

奇跡的確率で存在しているはずの特別な自分が・・・

死ねば消えてしまう。

歴史に名を残すという言葉があるとおり・・・

昔から人は忘れられないために何かを為してきた。

それくらい・・・

自分が存在したという事実を残したいと願うものだと思うのだ、人間は・・・・

そう、確かに自分はこの世に存在した。

それを証明したい・・・・

それを証明するために・・・

自分が確かにそこに存在した証・・・

痕跡を残すのだ。

このＮ井フォルダも無意識下におけるＮ井氏の自己が存在した痕跡を残す願いが隠されているのではないだろうか？

それに気づいた私は・・・

対抗して、自分が訪れたホールにはＮフォルダやＮドライブを作ることにしている。

確かに、私はそこに存在した。

そこに行ったんだと、死してなお私がこの世に存在した痕跡を世に残すため・・・

空のＮフォルダでも作ることにしているのだ。

誰かに消されてしまうかもしれない・・・

だが、その分を数で対応する・・・

古くなったコンピューターは撤去されてしまうかもしれない。

だから、バックアップを取るフォルダの中にそっと忍ばせておく。

いやむしろ・・・

このＮ井フォルダをＮフォルダの中に入れてしまえば・・・

より私の生存の痕跡は残る確率が高いだろう・・・・

だから、私の仕事の楽しみの一つは行ったホールに私の存在した痕跡Ｎフォルダを残すことなのだ。

仕事にしても何かしらの楽しみや、面白味がなければ続かない。

小さなことでも面白がることは私は才能だと思っている。

面白がる能力を超える重要な能力はないと思うのだ。

で、私は熊や犬のマーキングのように・・・・

北海道のホールでも狂ったようにＮフォルダを作ってきた。

さあ・・・

次はどこにＮフォルダを残すかな・・・

そんなことを考えている・・・

そういえば・・・

話はぜんぜん変わるが・・・・

ひとつ不可解なことがあるが・・・

実は、私は滅多に夢など見ないのだが・・・・

ここ数年間、浅い眠りのときに・・・・

３回同じ夢を見た。

何かの予兆なのか、私の生存を脅かす何かなのか・・・

その夢は、夢の中の設定上、私の親しくも無いらしい知人が見知らぬ女性を拉致するという内容なのだが・・・

その拉致した知人の車のＮＯを警察に伝えると・・・

何故か背後にその知人がすごい目をして私を睨んでいるという・・・

ちょっとしたホラーテイスト・・・

３度も同じ夢を見たのだから・・・

ちょっと同じシチュエーションが起きたときには注意をしたいなどと思っている・・・

今日はギャンブルと離れてしまっているが・・・

温泉に入った後・・・

何かギャンブルネタを探そうかと思う・・・

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