ロランのみっちゅげっちゅな育児日記

ロランのみっちゅげっちゅな育児日記

【分娩室よ、こんにちは。そして出産!】



分娩室での立会いにはダンナさましか認められません。

実母は分娩室の外で待ち、イックンは慌ててビデオカメラを取りに行き、再び分娩室の私の頭のところでスタンバイです。


「ロランさん、これからは2~3回のふーっ、ふーっ、で産まれますよ。間もなく先生も来ますからね」

そうか、あとそれだけで済むんだ・・・

赤ちゃんが産まれるということよりも痛みから解放される、という安心感のほうが私の心を占めていました。
赤ちゃんが産まれてくる、という実感はまだその時はありません。

そして間もなく先生が緑の手術服を着て、手袋をはめて登場。

「赤ちゃん、すぐそこまで来ているのが見えるので、出て来やすい様にちょっと切りますね」

助産師さんにそういわれ、会陰切開をするんだな、と分かりました。

そしてすぐに麻酔。

外陰部に4箇所くらい、麻酔の針が刺さるのが分かります。

でも最初こそチクッとしたものの、陣痛の痛みと麻酔の効きに紛らわされ「刺してるな」という感覚だけで、麻酔をかける痛みそのものはあまり感じませんでした。

そしてチョキチョキチョキ。
・・・先生がきりました(切っている感触はあったものの、痛みは無し)。

「ロランさん、赤ちゃんが出やすいように先に破水させちゃいますね」

助産師さんが人工的に破水をさせ、準備万端に。
羊水の温かさが私にもわかりました。


「ロランさん、ここを(分娩台両横のハンドル)握って、痛みが来たらふーっ、ふーっ、って2回息を吐いてください」

2回、やりました。
・・・でも、まだ上手くいかないのか、ベビちゃんが出てきている気配がしません。

「あ、もう頭半分、出てきていますよ。あともう1回、痛みが来たら息を吐いてください」

そういわれて、次の痛みの時にまたふーっと息を出しました。今度は声も出ちゃいました。

「そうそう、いいですよ、ロランさん!」



・・・すると、ずるっという感触と共に、ベビちゃん=ミズノが出てきました。

2004年6月20日(日)、午後8時47分。

体重 2,746グラム。

予定日より10日早く、ミズノ誕生です。



ミズノは一瞬、黙っていましたが、次の瞬間すぐに「ふぇぇ~」と泣き始めました。

「おめでとうございます、ロランさん。赤ちゃん、抱いてみましょうか」

そういわれて、1分前に産まれたばかりのミズノを助産師さんから受け取りました。

産まれたばかりのミズノはちっちゃくて、まだ赤いものがあちこちについています。

でも抱いた時に私の両手の人差し指を、ミズノはちいさな手でがっちり握り返しました。
その温かくてすごい力は未だに忘れられません。

ミズノ、よく頑張ったね。こんにちは、これからよろしくね。

私も人差し指でミズノを握り返しました。

「先生、助産師の皆さん、ありがとうございました」

何度かそう繰り返していました。












© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: